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2018/06/25 18:31
ツインプラネット×STARBASE共催・全国新人アーティスト発掘オーディション グランプリは兵庫県の19歳シンガーソングライター・芦田菜々子さん
芸能プロダクション・TWIN PLANETと音楽レーベルでSTARBASE全国新人発掘プロジェクトの共催でによる全国新人アーティスト発掘オーディション『STARBASE AUDITION“STAR ARTIST2018”by TWINPLANET』の最終審査が23日に行われた。グランプリは、兵庫県出身・19歳のシンガーソングライター・芦田菜々子さんに決定。今後芦田さんは、TWIN PLANETと専属契約を結び、STARBASEによるアーティスト総合プロデュースのバックアップを受け、音楽活動を行っていく。
『STARBASE AUDITION“STAR ARTIST2018”by TWINPLANET』は、書類審査は行わず、応募者全員が1次審査(実技審査)に参加。4月から東京・大阪・福岡でオーディション実施。3次に及ぶ審査を経て応募総数2098通の中から最終オーディションに進む14名が決定。 最終オーディションには特別審査員として、YouTubeの総再生回数2000万回を誇るアメリカ出身日本在住のシンガーソングライター・Matt CabとシンガーソングライターのCeleina Annも参加。候補者の自己PR・ライブパフォーマンス・歌唱力などを審査した。
グランプリの芦田さんは、「男の子と間違えられる」というボーイッシュな風貌と、関西出身らしい軽妙な語り口で、自己PRの段階から審査員・観客を自分のペースに巻き込み、歌唱審査では完成度の高いオリジナルの楽曲でがっちりとハートをつかんだ。
14人から5人に絞られた後の最終歌唱審査で歌った「Baby Good-bye」は、今年3月に迎えた高校の卒業式当日、クラスメイトに聴かせようと、前日の夜に完成させたオリジナル曲。しかし当日はギターを抱えて学校にいったものの、クラスメイトは式の後みんなあっさりと帰ってしまったため、披露できずじまいだったのだそう。そんなエピソードで和ませた後に、心にしみるようなバラードを聴かせ、見事に栄冠を勝ち取った。
授賞式の後、「今まで、一人で何のサポートもなくやってきて不安ばっかりだったんですけど、ちょっと安心感があるかな…」と少しホッとしたような表情を見せた芦田さん。高校1年生から弾き語りを始め、オリジナルは現在100曲ほどあるそうだが、オーディションになかなか合格することが出来ず「家族は応援はしてくれているけど、結果を出していなかったから、東京に行くこともめっちゃ反対されてました」という。
高校を卒業し、チャンスを求めて今年4月に上京。状況から2ヵ月で早速結果を出すことに成功。しかし「東京に染まりたくないんです。地元に帰ったときに“東京に染まって来たな”って言われるのが嫌なので、染まらないように必死でこらえてます(笑)。でも地味に標準語になってきてるし、電車に乗っても駅の雰囲気でどこか分かるようになってきてて、危ない…」と言い、自身のアイデンティティは守っていきたいという。
目標としているアーティストは、椎名林檎や宇多田ヒカルのように「歌手をやりながら楽曲を提供している人」と言い、「自分が歌うだけでなく、楽曲提供させていただけたらと思います」と意欲を見せる。そして「一発屋で終わりたくない。歌でご飯を食べていきたいです。デビューしても、そこから売れない人もいっぱいいるから」と、息の長いアーティストとして活動したいと語った。
なお、審査員特別賞には、本オーディション最年少17歳の寒川佳帆(そうがわ・かほ)さんが選ばれた。毎日実家の畳の部屋で「120%」の声量で歌っているというが、近所迷惑どころか「キレイな歌だね」って褒められたというエピソードを持つ。歌唱審査の1回目と2回目で「違う自分を見せたい」と、まったく異なるジャンルの楽曲でパフォーマンスを見せ、将来の可能性を感じさせた。
今後受賞者には、様々な著名アーティストの楽曲をプロデュースしてきたSTARBASEが、楽曲提供・配信・LIVEへの出演までの全面的なプロデュースを行う。さらに年間約300本のテレビ出演を誇る鈴木奈々や、AKB48選抜総選挙で2位に輝いたSKE48・須田亜香里らが所属するTWIN PLANETと専属契約を結び、タレント/モデル活動などのバックアップも受けられる。