米倉涼子、上戸彩、武井咲、剛力彩芽らの女優・タレント・アーティスト・モデルが所属するオスカープロモーションが、20代女性を対象としたコンテスト『ミス美しい20代コンテスト』の第2回大会の募集をスタートした。オスカープロモーションに所属する20代の女優として、ミス・ワールド2013日本代表で、大河ドラマ『西郷どん』に出演する田中道子、そして第1回大会のグランプリで、『TOKYO2020オリンピック空手スペシャルアンバサダー』に就任した是永瞳に、応募を考えている20代に向けてのメッセージをもらった。

　31年前からオスカープロモーションが原石発掘の目的で10代を対象として開催する「全日本国民的美少女コンテスト」とは異なり、培った美しさを自発的に輝かせ発信する、磨かれ輝きを放出しダイヤモンドのように輝いている20代を探すのが『ミス美しい20代コンテスト』の目的。第1回から2年を経て開催される第2回大会は、応募対象はプロアマ不問の20〜29歳の女性。グランプリ受賞者には、昨年を超える賞金300万円・映画出演・テレビドラマ出演・雑誌デビュー・（無所属の場合）オスカープロモーションに所属という5大特典が用意されている。

■『ミス美しい20代コンテスト』田中道子＆是永瞳インタビュー

――是永さんは、前回の『ミス美しい20代コンテスト』に応募から2年が経ちました

是永「人生が180°変わったなあって感じています。今までは空手一筋で、父もすごく空手を応援してくれていて、空手しかなかったんです。今では、それを強みに芸能界に入れたということもありつつ、芸能の世界で自分がやりたいものを見つけて、全く違う生活になりました。私も第１回への応募を考えていた時に、何回も発表会見の動画を見返したんですが、まさか2年後に私が発表会見のステージに立っているとは思いませんでした」

――以前お話をうかがったときは、空手を活かしてオリンピックに携わりたいと語っていましたが、その夢も叶いましたね。

是永「お披露目から約1年半の間に、空手の三段の昇段試験に合格したんです。それをきっかけに、2020年の東京オリンピックで空手のアンバサダーになることが出来て。空手もレベルアップして良かったなと思いました」

――田中さんもこの世界に飛び込んだのは20代になってからだそうですね。

田中「22歳で大学を卒業して、その後1年間資格の学校に通い、二級建築士の資格を取りました。その後、就職活動で東京に来て、面接が終わってリクルートスーツでたまたま表参道を歩いているときに、オスカープロモーションの方にスカウトしていただいたんです。そのとき『来週からレッスンに出てこれる？』って言われたとき、二つ返事で『やりたいです』って言って、両親を説得できないまま、家出同然で浜松から出てきたんです（笑）」

――そこまで思い切ったのはどうして？

田中「私は小さい時からアクション女優になるのが夢だったのですが、住んでいるところが田舎過ぎて、無理だと諦めていました。でも、いざその夢を追えるチャンスが現実になったときに『やります』即答して。やっぱりそこでくすぶって人生終わるのはいやだし、世界に自分の知らないものがあることが許せなかったんですよね」

――20代からのスタートはハンデではなかったですか？

田中「最初は焦りしかなかったです。23歳で出てきたものの、モデルの経験もないですし、オーディションも全部落ちるし、仕事もないし焦りしかなかったのですが、所属から半年後ぐらいのときに、元々世界の文化に強い興味があったので、ミス・ワールド・ジャパンを受けて。そこで『建築の勉強をしていたから、人とは違った魅力がある』と言っていただけて、日本代表になることが出来たんです。そこからがこの業界でのスタートだと思っています」

――10代の頃だったら、掴めなかったチャンスかもしれないですね。

田中「世界的なミスコンを経験してから本格的にモデル活動をして、建築士の資格を活かしてバラエティのお仕事もやらせていただけているのを考えると、20代からのスタートでよかったなと思います。本当に全身全霊で建築の勉強をしてきたという確固たるものがあるので、その面では負けない自信がありますし、様々な経験してきたからこそ今の私があるんだなって思います」

――ミス・ワールドでの経験も視野を広げるきっかけになったようで。

田中「ミス・ワールドは10代でも応募できるんですけど、結果を残すのはやはり24、25歳の子なんです。考えもしっかりして、自分の国にも誇りを持っていて、自分の意見が言える。それが世界的に見たら自立した女性なんですけど、日本で守られて育った私にとってはかなり刺激的でした。世界大会に出た経験は、建築士の道に進んでも活かすつもりでしたが、この業界に入っても活かせているので、スケール感が変化しました」

――是永さんも20歳を超えての挑戦でしたが、周りの反応はいかがでしたか。

是永「正直言って、大学に通っていて普通のOLとかじゃない将来を選ぶことに“自分に自信があるんだ”とか、冷ややかな目で見る女性もいました。それは悲しかったですけど、自分の将来なんだから気にせず、家族は本当に応援してくれたので、メンタルを強くして、東京まで一人で重い荷物を持って飛行機に乗って、オーディションを受けた記憶があります」

――地方から一人で飛び出すハードルを越えるのも、中高生の時分にはできなかったかもしれないですね。

是永「大分のすごく田舎に住んでいたので、東京への出方もわからないぐらいでした。大学生活を福岡で過ごして、ファッションショーに出させてもらったことがきっかけで芸能界に興味を持ったんですが、芸能界に進むんだったら東京に行きたい、という決心がついて。オーディション用紙を自分で書いて送って、東京行きも決めました。それが自分ですべてを決めた初めての出来事だったかもしれません」

――第2回の募集がスタートしましたが、どんな人に応募してほしいですか？

田中「私は、今働いている方にこそ応募してほしいなって思います。働いていた経験というのが、ドラマでも活かされるんですよね。10代からずっと芸能界にいると、時間に縛られて上司がうるさくて、でもアフター5が楽しみ、みたいな、OLの鬱々とした気持ちが本当には分からない。『普通』を知っているのってすごくいいことだなって思うし、女優として花開いたときにそれが活かされるので、ぜひチャレンジしてほしいなと思います」

是永「自分が当たり前だと思っていることでも、周りから見たら、それがすごく魅力的なことかもしれないですし、何がきっかけで人生が180°変わるかわからないので、自分の殻にとじこもらずに、勇気を出して一歩を踏み出してほしいです。私みたいに右も左もわからない女子大生が、いきなり芸能界に入って、周りの方のサポートもいただいて、なんとかやれています（笑）。第2回ということで、初めての後輩ができるので、私自身もすごく楽しみでドキドキしています！」

田中「上京して社長に面接で会った時に“キミには光るものがある”って最初に言われたんですけど、私には意味が分からなかったんです。経験もないし、綺麗な人もゴマンといる世界で、何が自分のチャームポイントになるのか分かりませんでした。でもそんなふうに自信が無い方でも、オーディションに挑戦することで、自分と向き合う時間を持つことができると思うんです。それは、この業界に入る入らないに関係なく、人生で貴重な経験になると思うので、自分の魅力が分からないという人にこそ、一歩を踏み出してほしいと思います」

■田中道子／たなか・みちこ●1989年8月24日生まれ、静岡県出身。ミス・ワールド2013日本代表。2016年10月『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』（テレビ朝日）レギュラー（4代目秘書・白水里果役）で女優デビュー。2017年4月『貴族探偵』レギュラー（鑑識員・冬樹和泉役）、2018年1月大河ドラマ『西郷どん』（タマ役）。
趣味：楽器演奏（ピアノ・ハープ）、油絵、水彩画、ゲーム、漫画
特技：テニス、スキューバダイビング
資格：二級建築士

■是永瞳／これなが・ひとみ●1995年7月15日生まれ、大分県出身。『第1回ミス美しい20代コンテストグランプリ』。2017年10月『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』（テレビ朝日）レギュラー（5代目秘書・中谷恵子役）、2018年2月『池波正太郎時代劇　光と影（第4話）「谷中首振り坂」ヒロイン・おやす役』（BSジャパン）。全日本空手道連盟公認『TOKYO 2020オリンピック空手スペシャルアンバサダー』就任。日枝神社広報大使。
趣味：料理。スポーツ、グルメリサーチ。
特技：空手（三段・糸東流）12歳より。