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2018/03/25 09:32
『第十二回声優アワード 新人発掘オーディション』で9社からスカウトされた東京都出身の18歳・佐竹雪乃さん 高校卒業式の2日後にオーディション合格
才能ある声優の卵を発掘・育成する『第十二回声優アワード 新人発掘オーディション』が、今年も文化放送メディアプラスホールにて3月3日に開催された。1000通を超える応募者のなかから最終選考に出場した39名のうち、21名の声優の卵たちに声優事務所のスカウトの札が上がった。今回9社の札が上がった東京都出身の18歳・佐竹雪乃(さたけ・ゆきの)さんは、「アニメだけでなく、ライブでもラジオでも、いろんなジャンルで活躍できる声優さんになりたいです」と意気込みを語った。
『声優アワード 新人発掘オーディション』は、年度毎に印象に残る活躍をした声優を称える『声優アワード』の誕生とともに産声をあげ、今年12回目の開催。当日は事前に行われた声優事務所による一次選考を通過した39名が集結。同日に授賞式が行われ、名だたる声優が登壇する『第十二回声優アワード』と同じステージを使い、自己PR・テキストリーディング・2人1組での掛け合い台詞・質疑応答の最終審査が行われた。
オーディションを終え「最終審査に来れたこと自体が、私には信じられないくらい嬉しかったので、そこから札をたくさん上げてくださったのが、また夢のようで信じられないぐらい嬉しいです」と喜ぶ。
オーディションの2日前に高校の卒業式を迎えたが、前日には風邪をひいてしまったという。「もしかしてインフルエンザをもらったんじゃないかって不安になってしまって。携帯で『1日で風邪を治す方法』っていうのを調べて、栄養ドリンクとかビタミン剤とか、睡眠をとったり身体を温めたりして、身体を休めました」と本番に臨んだ。審査の順番は21番と中盤に位置。「前にやっている方々を観ることが出来たんですけど、それが逆に不安になって、途中でどうするべきか迷いました。でも、今の自分を見てもらおうと思って」と練習した通りのありのままの自分を出したという。
佐竹さんが声優という仕事を意識したのは、高校に入ったときに『ラブライブ!』に出会ったことがきっかけ。「声優さんがアニメと同じ衣装と髪型をして歌っている姿にびっくりして。声優さんはアニメの声をやるということしか知らなかったので、私もアニメのアフレコだけじゃなくて、歌やダンス、ライブに出る声優になりたいと思いました」と語る。そして今年、応募可能な年齢の18歳になったことでチャレンジした。
保育園に通っているころから小学3、4年までフィギュアスケートに励んでいた佐竹さん。「平昌オリンピックはしっかり観ました。すばらしかったです! 坂本花織選手は一つ下の同世代で応援していました。羽生結弦選手がアニメ好きで、『東京喰種』がすごく好きだって聞いてびっくりしました。そういうことを聞くと親近感がわきますよね」。最近。また母と一緒にスケートを滑り始めているという。
今後の目標について「憧れていた『ラブライブ!』のように、アニメだけではなくて、ライブでもラジオでも、いろんなジャンルで活躍できる声優さんになりたいです。憧れは三森すずこさん。三森さんのように歌も歌える声優が目標です」と語った。