女優の真野恵里菜と俳優の横浜流星が8日、都内で行われたdTV×FOD共同製作ドラマ『彼氏をローンで買いました』の大ヒット祈願イベントに登壇。本作のテーマに沿い、キャストの“猫かぶり度”を診断する心理テストが実施され、真野と横浜の知られざる“猫かぶり度”が明らかになった。

　3月9日（金）の配信に先駆けて、100名のdtv会員を招いて、第1話・第2話の試写を実施した同イベント。試写終了後、拍手の中、登場した真野と横浜が、それぞれの役柄に対しての感想や撮影秘話などのトークを繰り広げた。

　最初の話題は2人が演じる浮島多恵（真野）と刹那ジュン（横浜）の役どころについて。6年前の舞台で野島伸司作品に携わった事があるという真野は「野島さん作品って愛がテーマになることが多いじゃないですか。最初タイトルを聞いた時に、この作品はきっと幸せな話ではないんだろうなと思いました」と明かし、「エリート彼氏がいるのに、ストレスの果てにローンでもう一人彼氏を買うという設定に正直最初はよくわからないなぁと思いました」と正直な思いを明かす。

　続けて「撮影を重ねるごとに、次第にこの作品は現代を象徴している作品だなと思いました。でも、野島さんには夢を崩されましたね。え、“結婚”ってそんななんだ……みたいな（笑）」と打ち明け、笑いを誘う。

　また、印象に残ったシーンを問われると「衝撃だったのは長谷川京子さん演じるレイカさんが川にボールを投げて、ローン彼氏に取ってきなさいと言い放ったシーン。あそこは唖然としちゃって、その時の私のリアクション本当にひどかったと思います」と笑いながら振り返り、「あとはジュンの変顔が本当にすごかった！」とコメント。それに対して横浜は「あれは振り切った最大限の僕の変顔です！」と回答し会場を沸かせた。

　一方、横浜は「多恵(真野)のストレス発散用のローン彼氏ですが、お調子者を頑張って演じました！」と述べ、印象に残ったシーンとして「上裸で借金額の札を首から下げているシーンは初めやばいなと思いました」とコメント。また、受付嬢たちの会話のシーンについて、「女性って普段皆あんな話しているのかなって怖くなりましたね」と女性への不信の声を漏らす場面も。すると真野がすかさず「女の人だからって、皆がそうじゃないからね！」とフォローし、会場は笑いに包まれた。

　さらに撮影中のエピソードについて真野は「みんな現場に台本を持ち込まないんですよ。私も毎晩寝落ちしかけながらセリフを覚えてくるんですけど、みんなしっかりセリフを覚えてきていた」と明かすと、横浜は「膨大なセリフ量をちゃんと覚えてくる真野さんって本当凄いんですよ！全然NGもなしで」と真野を賛辞。

　また、横浜の撮影裏エピソードとして、真野は「流星くんが、相づちするだけのシーンでも『はい』とか言っちゃうので、『流星君、ここはセリフいらないから』と監督に言われているのが面白かったです」と振り返り、横浜は「つい言っちゃうんですよねぇ、役に入り込んでいると…」と漏らした。

　そして、話題はお互いの印象について。真野は、横浜について「無邪気ですねー(笑)。すごく楽しそうに撮影しているし、撮影の合間に私が3日後のセリフを言ってもちゃんと返ってくるので真面目だなと思いました」と評価。それに対し横浜が「それは真野ちゃんもしっかり覚えてきているからで！」と返すと、真野は「でも、ずるいんですよ、流星君は『覚えてきていない』って言っていて、セリフをしっかり覚えているから。テスト勉強してないよって言ってちゃっかり良い点取るみたいな感じ」と暴露し、笑いを誘っていた。

　さらに、本作のテーマにちなみ、“猫かぶり度”を診断する心理テストも実施。10個の心理テストに“はい”or“いいえ”で答えるものだったが、2人はまさかの全10問、まったく同じ回答となり、猫かぶり度は、“そこそこ猫かぶり”の『中』という結果に。「まぁまぁ当たっているかなぁ…」と話す真野だったが、来場者の大半が猫かぶり度『高』という結果に対しては「すごい！結構いらっしゃるんですね。でも、すごく良いことが分析結果として書かれているから、猫をかぶるのは良いことなんですねー！」と感心しきり。

　また、来場者のメッセージが貼られた絵馬パネルがステージ上に登場すると、「わー、ありがとうございます！」と2人は感動。真野が「ここに、『流星くんみたいな彼氏が欲しい！ローンでも可』って書いてあるよ！」と寄せられたメッセージの一つを読み上げると、横浜は即座に「じゃあ買ってください！」と客席に呼びかける一幕も。

　それぞれ絵馬にメッセージを書き込む場面では「猫かぶり女子大歓迎！たくさんの人に彼ロンがとどきますように」と書いた真野。横浜が書いた「猫かぶりはほどほどに」を見ると、すかさず「このドラマの予告見た!? 猫をかぶるのを応援するドラマだからね！猫をかぶる女子は頑張って好かれようとしてるの！」と、真野から本気のツッコミを受けタジタジになる横浜。続けて真野は客席に向けて「ね！みんな頑張ってるんだよね！」と語り、来場している女性も大きく頷いていた。

　最後に真野は「今後、ストーリーが進むにつれ、きっと皆さんそれぞれ応援したいキャラクターが変わってくると思います！最後まで目が話せないのでよろしくお願いします！」とアピール。横浜は「多恵が猫をかぶってエリート高収入彼氏を手に入れるのか、はたまたローン彼氏を手に入れるのか……。こんなローン彼氏がいたらいいなって思ってもらえたら僕はいいなと思います！」と語り、大ヒット祈願イベントを締めた。

【作品概要】
■タイトル：dTV×FOD共同製作ドラマ「彼氏をローンで買いました」
■配信日：2018年3月9日（金）　全8話　※毎週金・月更新
■出演： 真野恵里菜　横浜流星　ほか
■監督：加藤裕将
■脚本：野島伸司　
■特集サイトURL：　https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0007006
■ドラマ公式Twitter： @kareron_dtvfod　

【ストーリー】
大手外資系商社キャピタルホールディングス東京で毎日笑顔を張り付けながら、受付として働く“浮島多恵”には、同じ会社に付き合って1年になる彼氏“白石俊平”がいる。
彼は非の打ち所のなく将来有望な彼氏だが、彼と結婚するために、日々“猫”をかぶり本音を言えない多恵であった。
ある日、かつて伝説の受付嬢と言われ、誰もがうらやむようなエリートと結婚をした先輩“南場麗華”と再会するも、“猫”をかぶることに限界を感じ本性を出してしまい、シングルマザーとなったことを聞き、その変貌ぶりに驚くのだった。
昔の恋愛について赤裸々に語り出す姿を聞き、多恵の未来を暗示するようでもあった。
そんな中、多恵は俊平の浮気に気づいてしまったことを麗華に相談すると、“猫”をかぶらず、自分をさらけ出せる彼氏を月額39,800円でローン購入することを提案され、勢いに乗って購入したローン彼氏“刹那ジュン”が段ボールに入って届くのだった…。

“猫”をかぶって最高のエリート彼氏を手に入れるか
“猫”をかぶらず最低のローン彼氏を手に入れるか