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2017/11/22 19:51
浅草少女歌劇団・ローファーズハイ!!に中学生メンバー新加入「新しい風を吹かせたい」
今年3月にオープンした新劇場『浅草九劇(アサクサキュウゲキ)』の若手演劇プロジェクト「UZMK(ウズマキ)プロデュース」。その第1弾としてスタートした「浅草少女歌劇団・ローファーズハイ!!」の公演vol.3が12月14日から24日に行なわれる。今回、オーディションを経てローファーズハイ!!の新メンバーに選ばれた安井南(13)、駒木根心捺(12)、川島梨楠(13)の3名にインタビュー。劇団に新風を吹き込む中学生メンバーに注目!
「ローファーズハイ!!」には決まった台本が無く、“ローファーを履いた女子高校生”という設定だけで、稽古場にて舞台を作り上げていくスタイルが特徴。公演毎に進化する内容が話題を呼び、公演第3弾には新メンバーとして安井南、駒木根心捺を迎えて、物語を大幅に変更し、新たなストーリーに挑戦する。
■安井南×駒木根心捺×川島梨楠インタビュー
「ローファーズハイ!!に新しい風を吹かせられたらと思います」
――皆さんが芸能界を目指したきっかけを教えてください。
安井「永野芽郁さんのカルピスのCMを見ていて、可愛いなって思って、女優に憧れていました」
駒木根「『Popteen』を読んでいたので、にこるん(藤田ニコル)とみちょぱ(池田美優)が好きで、芸能界に興味を持っていたときに、ママがオーディションを見つけてくれたんです」
川島「小学1年生からモダンバレエを習っていたんですが、それだけじゃ物足りないな、もっとダンスとか新しいことをやってみたい、と思っていたときに、お母さんがDeviewで『ローファーズハイ!!』のオーディションを探してきてくれました。『nicola』を読んでいて、あんなちゃん(白井杏奈)とひなちゃん(青島妃菜)に憧れていて、2人はレプロ所属なので、入りたいと思って応募しました」
――3人は、ローファーズハイ!!のワークショップ式のオーディションを勝ち抜いたメンバーです。オーディションを受けていたときはどういう気持ちでしたか?
安井「最初は結構な人数がいて、どこまでオーディションが続くんだろうと思っていました。ローファーズハイ!!の公演を観たときの印象のように、とにかく元気良くやろうと思ったら、他の子たちもみんな元気な感じで…。でも諦めず最後まで頑張ったら、ここまでこれました」
駒木根「私、いつも“謎の自信”があって(笑)。でもオーディションに行ってみたら、可愛い人しかいないし、みんなセリフや動きを覚えるのも早いし、ついていけないかもって思ったんですけど、合格発表を聞いたら“やっぱりな”って(笑)。普段から自分はなんでも出来る!って思い込んでいて、ポジティブ思考なんですよ」
川島「タップダンスを踊るのが初めてだし、周りにいる子たちも可愛くて、ダンスもめっちゃ上手くて…自信が持てませんでした。でも、タップが踊れたときの達成感がとても嬉しくて。その嬉しい気持ちで臨んでいたら合格できました」
安井「オーディションの2次で絞られてからは、タップシューズを履いての審査でした。シューズの金属の部分がよくすべるので、転ばないか心配だったんですけど、自分がちゃんと踊れると、正しい音が気持ちよく鳴ってくれるので、それが嬉しかったですね」
――今は現メンバーと一緒に稽古に参加していると思いますが、ローファーズハイ!!の稽古場はいかがですか?
安井「先輩は優しいけど、稽古のときはメリハリがあって、オンオフの切り替えがハッキリしていると思いました。そして、先輩は前に放出するエネルギーが凄いんです。私は歌っているときに、緊張で身体が落ち着きなく横に揺れ動いてしまって、エネルギーが分散してしまうのを注意されていたので。でも心捺ちゃんに押さえてもらって歌ったら、いい声が出ました」
駒木根「“動きをもうちょっと大きくしてみよう”とか、先輩がくれたアドバイスを頭に入れてやると、元気よくできるから助かっています」
川島「先輩たち一人ひとりに特殊なオーラがあって、すごくキラキラしていて、憧れの存在です。先輩たちが出来てないところを丁寧に教えてくれるので、それを踏まえて頑張ろうと思っています。特にななみさん(佐々木七海)はオーラがすごいです」
――12月の公演には安井さんと駒木根さんが出演しますが、ここを観て欲しいというところを教えてください。
安井「オープニングのダンスを見てほしいです。オーディションの時からオープニングダンスの一部を使って練習していて、途中のタップはその時から続けているものなので、練習の成果を観て欲しいです」
駒木根「役はまだ決まっていないんですけど、オープニングのダンスのなかで、自由に踊るところでは特技の空手をやる予定なので、ぜひみて欲しいです」
――みなさんのキャラクターも知りたいと思うんですが、お互いの印象を聞かせてもらえますか? まずは安井さんはどんな子?
川島「一目みたときから、めっちゃ可愛くてフレッシュな印象がありました。そしてTシャツがめっちゃ素敵!」
駒木根「Tシャツだ!」
安井「ふざけTですね。『ハブ注意』とか『自由人』とか書いてあるんです(笑)」
――では駒木根さんは?
安井「スタイルが良い!」
川島「空手が凄くて。動きにめっちゃキレがあります」
――川島さんについては?
駒木根「顔が小さい!」
安井「初々しい!」
駒木根「私、初々しくないから…(笑)」
――安井さんは空手、テコンドー、剣道と武道系が得意ですね。
「テコンドーは幼稚園の年長さんから習い始めて。小学校3年生のとき、体力が余り過ぎて“ウザい”って言われたので、空手を始めました。ここまで武道できたので、部活もやっぱり武道でしょって思って、中学では剣道部に入りました。面と向って1対1で戦うのが好きです」
――身長165cmはクラスでも大きいほうでは?
「大きいほうなんですけど、一人強敵がいて、170超えのその子だけには勝てないです。身長があると剣道では上からいけるのですっごい有利です」
――駒木根さんも空手が得意。
駒木根「私の空手は、空手界のなかでも一番強い極真空手なんですよ。習っていたのも世界一を獲ったことのある先生で。直接当てる競技で、小学生のときは男の子とも組手で戦って、結構勝ってました」
――自信家なのは、そういう特技に裏打ちされてるんですかね。川島さんの特技は「本の速読み」と、どちらかというと文化系ですね。
川島「本を読むのがめっちゃ早いので“もう読んだの?”って驚かれます。漫画が大好きで、お小遣いのほとんどをつぎ込んで、何冊も買い込んじゃうので家の中がヤバイです(笑)。今は『12歳。』とかを読んでます」
――ローファーズハイ!!には9nineの村田寛奈さんや、ベイビーレイズJAPANの林愛夏さんが出演します。稽古場で会いました?
安井「人前で何かをすることを恥ずかしがらず堂々とやっていて、カッコいいなって思いました。瞬時に大きな声を出すことや、他の人が思いつかないようなことをやっていて…」
川島「ひと目見たときに、すごいなって思って、憧れちゃいました」
駒木根「オープニングのフリーなダンスは、スゴくかっこいい大人っぽいダンスを見せていました」
――新メンバーとしての今後の意気込みを聞かせてください。
川島「タップは初心者で、上手くできないところもあるんですけど、諦めずに何事にも全力で取り組みたいと思っているので、これからも頑張ります」
駒木根「謎の自信を持って、オーラを見せつけてやりたいと思いますし、たくさんタップも練習したので観ていただきたいと思います!」
安井「新メンバーとして、ローファーズハイ!!に今までなかったような新しい風を吹かせられたらなって思います」
■プロフィール
★安井 南(やすい・みなみ)
あだ名:みーちゃん
2004年3月13日生まれ、神奈川県出身
身長:165cm
座右の銘 なんでも自分でやる
特技:空手、テコンドー、剣道、ダンス、テニス
好きなもの:スライム・カバン
嫌いなもの:シナモン
チャームポイント:なにがあっても笑ってる
★駒木根 心捺(こまぎね・ここな)
あだ名:こま
2004年12月7日生まれ、茨城県出身
身長:164cm
座右の銘:親しき仲にも礼ぎあり!!
特技:空手、変顔
好きなもの:おかし、米、肉、ヨーグルト
嫌いなもの:プリン
チャームポイント:手がきれい。
★川島 梨楠(かわしま・りな)
あだ名:りなち
2004年11月6日生まれ、神奈川県出身
身長:160cm
座右の銘:十人十色
特技:本の早読み、早寝
好きなもの:ハンドスピナー
嫌いなもの:スライム
チャームポイント:細い
■「ローファーズハイ!!」イントロダクション
ローファーを履いた女子高生は無敵!通学路を、廊下を、教室を、ハイテンションなまま突っ走る彼女たちは、ローファーをすり減らすほどに成長し、卒業に向かっていく。歌い、踊り、演じる少女たちの青春を目撃せよ! 少女たちの足下はいつもローファー! ローファーズハイ!!
【公演情報】
「浅草少女歌劇団・ローファーズハイ!! vol.3」浅草九劇にて12月14日から24日に上演