AKB48の島田晴香が10日、フォトブック『そんな生き方』（竹書房）の発売記念イベントを10日、福家書店新宿サブナード店にて行った。

　13日に行われる卒業公演をもって、AKB48を卒業、芸能界から引退することを発表している島田。そんな島田の最後のフォトブックは、これまで見せなかったセクシーなランジェリー姿も公開。在籍8年間の選抜総選挙はすべて圏外だったが、そんな圏外メンバーの苦しさや憤り、ジェラシーについてもすべて語り下ろしている。

　取材撮影の間も、ポージングには四苦八苦。グラビアの取材でお馴染みの前屈みのポーズを求められても“お控えなすって”のようなガニ股になってしまい、「AKB48でもグラビア担当ではなかったので、慣れてなくて…」と笑う。そんなところも彼女らしくて愛らしい。出来上がったフォトブックを手にした感想について聞くと「めっちゃカワイイです！　AKB48で見せたことがない、お尻とか胸とか見れるので。綺麗に撮っていただいて、お気に入りの一冊になりました」と満足げ。

　露出度も高い写真撮影に向けては「Googleで『モデル』『下着』って検索して表情やポーズを試行錯誤して。あとは身体を絞ることを頑張りましたね。『豆腐プロレス』の後だったんですが、走ったりプールで泳いだりして有酸素運動を心がけて、カロリー制限して。3週間で6キロ落としました」と、準備万端で臨んだ。その甲斐あって、メンバーからは「みぃちゃん（峯岸みなみ）からは『本当に島田？』って言われました。（高橋）朱里は『島田さん、エッロ！』って（笑）。みんな『綺麗ですね』って言ってくれます」と大好評。写真も文章も100点満点中、100点！　最初で最後、悔いが無い一冊が出来ました」と胸を張った。

　この本に関しては、島田と同期の9期生との絆を感じさせる部分もあるという。「ぱるちゃん（島崎遥香）には発売前に渡せたんですが、感想を聞いたら、『（語り下ろしの中で）私がスキップできない軍団に入れられてたけど、私、スキップは一番自慢できるんだけど！　イベントで訂正しといて！　私のこと好きすぎやろ！』って言われました。ぱるちゃんのこといっぱい喋ってるので」。また写真においても「永尾（まりや）さんの写真集と全く同じ、胸を壁に押し付けてる“壁ブラ”カットがあって。色気では永尾さんに勝てないので、勝負と言うより、同期だし、運命的なものを感じました」と偶然の一致に感じるものがあったようだ。

　卒業後に関しては「8年間頑張ってきて、いろんなことを経験させてもらったので、とりあえずちょっとお休みしつつ、自分がやりたいことを模索しながら、新たなことを準備したい」という島田。旅をするのが好きだという彼女は「ニューヨークやパリに一人旅をしたりするので、休憩がてらどこかに行きたいなと思います」といい「英語は喋れないですけど、ジェスチャーでどうにかなるので。一人でパリに行ったときも、一人で立ち飲みバーに行ったりして、隣にいるフランス人の方と何言ってるか分からないまま乾杯したりして。どこの国に行ってもやっていけるんじゃないかなって、自信はあります」と、抜群のコミュニケーション能力を物語るエピソードを披露した。

　フォトブックのタイトルは『そんな生き方』だが、島田晴香のAKB48でのアイドル人生は、「どんな生き方」だったのだろうか？　「自分らしい生き方だったと思います。これから先、誰にもマネできない生き方だったと思うし、私は私らしい生き方でAKB人生を生きてきたと思います」。