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2017/09/10 08:01

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須賀健太、雨男からの進化を誓う ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″が幕開け

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″囲み取材に出席した(写真後列左から)結木滉星、吉本恒生、永田崇人、近藤頌利、(写真前列左から)脚本・演出のウォーリー木下、小坂涼太郎、須賀健太、影山達也、三浦海里(C)Deview
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″囲み取材に出席した(写真後列左から)結木滉星、吉本恒生、永田崇人、近藤頌利、(写真前列左から)脚本・演出のウォーリー木下、小坂涼太郎、須賀健太、影山達也、三浦海里(C)Deview

 大人気バレーボール漫画を原作とした舞台、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″が8日、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われ、座長を務める須賀健太らが囲み取材に出席し、本番への意気込みを語った。

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて絶賛連載中の大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」を舞台化した本作。宮城県立烏野高校バレー部(排球部)を舞台に、体格には恵まれていないが、驚異的な瞬発力と機動力、そして持ち前の前向きな明るさが魅力の主人公・日向翔陽が、個性豊かな仲間たちと一緒に成長していく姿を描く。舞台版は2015年11月の初演以降、2016年4月に再演″頂の景色″、2016年4月に″烏野、復活!″2017年3月に″勝者と敗者″を上演。
 
 最新作の″進化の夏″では、インターハイ宮城予選で青葉城西高校に接戦の末に敗北した烏野高校が、3年生の最後の大会となる春高の予選に向けて再び動き始める。強豪校である音駒高校、梟谷学園高校との東京夏合宿を通して、壁にぶつかりながらも各々が成長していく姿が描かれる。

 本作から、烏野高校キャストに日向のライバルで、「コート上の王様」の異名を持つ天才プレイヤー・影山飛雄役に影山達也、烏野のリベロで「烏野の守護神」と称される実力者・西谷夕役に渕野右登、音駒高校の新入部員・灰羽リエーフ役に石倉ノラの新キャストが参戦。さらに、初登場となる強豪校・梟谷学園高校は、全国で5本指に入るスパイカー・木兎光太郎役に吉本恒生、副主将でセッターの赤葦京治役に結木滉星など、厳正なるオーディションを勝ち抜いた新キャストが登場。そのほか、今回からOG、マネージャーとして女性キャストが加わるなど、シリーズ最多の30人が個性豊かなキャラクターを魅力的に演じる。

 この日の囲み取材には、日向翔陽役の須賀健太、影山飛雄役の影山達也、月島 蛍役の小坂涼太郎、山口 忠役の三浦海里、孤爪研磨役の永田崇人、黒尾鉄朗役の近藤頌利、木兎光太郎役の吉本恒生、赤葦京治役の結木滉星、演出・脚本を手がけるウォーリー木下が出席。

 座長を務める須賀は「今作は、公式戦で負けてしまった烏野がどう強くなっていくのか、それを見つけ出していく夏合宿がテーマになっています。ポスターのビジュアルからして“いつもとは違う演劇『ハイキュー!!』になるんじゃないか”ということは、みなさんにもなんとなく予想していただけているとは思いますが、本当に新しい『ハイキュー!!』をお見せできると思います」と胸を張る。

 これまでの取材でも「新しい『ハイキュー!!』を見せる」と発言していたという須賀は「もちろん、新しい『ハイキュー!!』を見せるんですが、一つ変わらないのは、運動量はちっとも新しくならない。そこに関してはいつまでもアナログな感じ。でも、それが演劇『ハイキュー!!』魅力でもあって、僕らが汗をかくことが熱量にも繋がっているのかなとは思う」とコメント。さらに、「進化をあげるとすれば、スタッフさんの裏導線の走る回数が増えている」とスタッフの進化についても触れ、「僕らと同じくらい必死な形相で裏を走っているスタッフさんがたくさんいます。その進化も背負って僕たちも頑張りたいと思います」と力強く語った。

 本作から参戦となる影山は「僕は今作から参加になりますが、そこには甘えずに全力で頑張っていきたい」と宣言。小坂は「今回はいつもと一緒なんですが、違うんですけど…」と切り出して、「なんだそれ(笑)」と突っ込まれつつ、「ドラマの部分がすごく詰まっている作品になっているので、そこは毎回丁寧にしっかりと演じていきたいです。とても暑い夏になっています。いや、秋ですけど…」と自らツッコミを入れながら独特の言い回しで場を和ませていた。

 そんな中、三浦が「5回目ということで、(演じるキャラクターのトレードマーク)そばかすも安定してきたところなんですが」と話し出すと、須賀が「はい。ややウケー」とツッコミ、笑いを誘う。三浦も笑顔を浮かべ「“ややウケ”って書いておいてください」とアピールしつつ、「それぞれが進化しようとあがいたりもがいたりするドラマを、舞台上で一生懸命演じます。情熱だけでなく、冷静さも忘れないように、丁寧に演じていきたいと思います」と決意を新らたにした。

 教室でのやりとりや期末テストに苦悩する様など、高校生としての等身大の姿も描かれる本作。永田は「今回すごく感じるのは、バレーボール部員である前に、一人の学生なんだなというのがすごくわかる作品になっている」と語り、「パフォーマンスにおいても、″烏野、復活!″のときよりも進化できていたらいいなと思います」とコメント。音駒高校の主将・黒尾役の近藤は「今回、音駒高校には、灰羽リエーフという新入部員が入っています。そのリエーフが入ったことによって、どういう化学変化が起きるか楽しみにしていてください」と期待を寄せる。

 今作から初登場となる梟谷学園高校。吉本は「梟谷学園高校という強豪校が今回から参加ということで、“進化”に一番影響があるんじゃないかなと。僕がツッキー(月島)や日向にどれだけ影響を与えられるか、それで進化の大きさが変わってくるので、それに直結する芝居やパフォーマンスを丁寧に、かつ大胆に木兎っぽく頑張ろうと思います」と力強く語り、「自分の力が120%発揮された時の快感がすべてなので、頑張ります!!」と宣言。続く結木が「稽古でやってきたことを信じて、心は熱く、頭は冷静に120%以上の力で頑張ろうと思います。あとは、梟谷学園高校としてどう烏野高校に影響を与えられるか楽しみにしていてほしい」と語ると、「同じこと言ったな(笑)」(木下)、「同じ時間が繰り返された」(須賀)と次々と突っ込まれていた。

 稽古だけでなく、食事を共にすることでチームワークを深めてきたというキャスト陣。須賀は「烏野にも新キャストが2人いるので、コミュニケーションをとるたには稽古だけでなく、ご飯を一緒に食べることも大事なこと。僕らにとって、稽古の延長線みたいなもので、チームになっていくためにやっています」とコメント。「芸歴20年、座長である須賀さんがご馳走されるんですか?」という質問が飛ぶと、すかさずキャストからは「割り勘ですよね?」と声があがる。そんな中、小坂が「カバーするつもりはないですが、二人で(食事に)行ったときは絶対おごってくれます」と須賀をフォローしつつ、「ただ、大人数のときは…」と続けようとすると、須賀は「“ただ”(の先は)いらない!おごってもらったでいい!!」と慌てて止めて爆笑を巻き起こす。

 キャストからも「ここで『おごります』って誓えばいいんじゃない?」と煽られるなか、「毎回、本番中にお弁当出してるじゃん。こんなこと自分では言いたくないけど(笑)」と必死に訴えつつ、「この公演で、しっかりとみんなが進化できたなって思ったら、打ち上げでね、そりゃもう、全員分バンっと、好きなもの食えってね…」とキャストへのご馳走を匂わせる発言も。

 “進化の夏”ということで、「進化したいこと」と聞かれると、永田は「初日からこれ以上進化できないくらいのパフォーマンスや芝居をやるつもりではいますが、37公演あるので、そこでいろんなことを感じて、それを公演に一つひとつ出していって、それが進化に繋がればいいなと思います」と語り、小坂は、烏野高校OBであり月島蛍の兄・明光(山川宗一郎)が今作に初登場することについて触れ、「どう兄弟っぽく見せるかというのと、山口とお兄ちゃんと僕の3人の関係性をどんどん深く表現していきたい。本番始まって気づくことがたくさんあるので、回を積み重ねていくごとに細かいところまで気づいて進化していきたい」とコメント。須賀は「僕はすごく雨男で、演劇『ハイキュー!!』シリーズは、″勝者と敗者″の東京初日以外、ほぼ初日雨だったんです」と告白し、「なので今日は、雨が降っていなくてソワソワしているんですが、晴れて初日を迎えたいので、雨男からの進化を目指したい」と打ち明けた。

 最後に須賀は「少し遅れてやってきた夏ということで、僕たちは全力で夏を満喫します。お客様にもその熱量が届いて、僕らと一緒に夏合宿を経験したような気持ちになっていただけたら嬉しいです。いつもは『試合会場で待っています』と言うのですが、今回は学校で待っています!」と呼びかけた。

 ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″は、9月10日(日)まで東京・TOKYO DOME CITY HALLにて上演。その後、大阪、兵庫、宮城、福岡公演を経て、東京凱旋公演が上演される。10月29日(日)の大千秋楽公演は、 全国の映画館にてライブビューイングが実施される。2018年3月14日には同公演のBlu-ray&DVDが発売されることも決定。

関連写真

  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″囲み取材に出席した(写真後列左から)結木滉星、吉本恒生、永田崇人、近藤頌利、(写真前列左から)脚本・演出のウォーリー木下、小坂涼太郎、須賀健太、影山達也、三浦海里(C)Deview

  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″ゲネプロより(C)Deview

  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″ゲネプロより(C)Deview

  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″ゲネプロより(C)Deview

  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」″進化の夏″ゲネプロより(C)Deview

  

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