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2017/09/01 18:53
「ゾンビ襲来」に「キスシーン」も! 俳優・前野朋哉が監督した岡山県PR動画のワールドプレミア開催
俳優・前野朋哉が監督した、岡山県のPR動画を上映する「ハレウッドムービー ワールドプレミア」が1日、東京・新橋「とっとり・おかやま新橋館」(岡山県のアンテナショップ)で開催され、オーディションで選ばれた“ハレウッド俳優”の男女4名も登壇した。
「ハレウッド」とは、岡山県が「晴れの国」と呼ばれるほど日照時間が長く、映画やドラマのロケ地に向いており、近年岡山県を舞台とした作品が数多く制作されていることから、映画の都・ハリウッドと「晴れの国」を掛け合わせた造語。本家ハリウッドのワールドプレミア風のレッドカーペットが敷かれた会場に、タキシード姿で登壇した伊原木隆太岡山県知事は監督、キャストと固く握手。「もう何シーンか加えたら、本場ハリウッド作品にも負けないくらいの完成度の高い作品を前野監督が作ってくれました」と手ごたえを語る。
今回お披露目された動画は「The Land of Sunshine」篇と「LOVE & PEACH」篇の2編。「The Land of Sunshine」篇は、前野監督が「ハリウッドにひっかけて、一度やってみたかった」という王道のゾンビ映画がモチーフ。晴れが自慢の岡山に大雨を降らせる大規模なロケを敢行し、「自信作」とキッパリ。そして「LOVE & PEACH」篇は甘酸っぱいラブストーリー。きゅんとするキスシーンもあり、監督は「楽しくてしょうがなかった」と笑顔を見せ、「理想のキスを撮りたい」と7回もテイクを重ねる念の入れようだったことを明かした。
今回の作品は岡山に縁のある一般公募のキャストも魅力。主演男優には、高校の教師である船津大祐さん(41歳・岡山出身、岡山在住)、主演女優には大学生で、県知事と同じ高校の出身という高尾美有さん(21歳・岡山出身、東京在住)、助演男優には翻訳の仕事で来日したカナダ人、ブレイズ・ダニエルさん(39歳・カナダ出身、岡山在住)、助演女優には、東京で女優活動をしている水島麻理奈さん(22歳・岡山出身、東京在住)の個性的な面々がキャスティングされた。
オーディションで実際に芝居を観てキャストを決定した前野は、一人ずつの選考のポイントを語る。船津さんについては「僕がいろんなフリをしたときの対応力があって、普段先生をやられているということで、すごく芯がしっかりされていたので、面白いなあと。でも、なんでお芝居がこんなに出来るんだろうって思って。興味を惹かれました」。高尾さんは「すごく明るくて、ホントに太陽みたいな子だったので、ヒロインとしていいなと思って。船津さんとお芝居をしたときに、どういう化学反応を起こすかなっていうのが気になりました」。
ダニエルさんは「オーディションのときからムードメーカーで、僕らもすごく笑わせていただいて、こういう人が現場にいたらいいなというのもありましら。明るさとキャラクターがありましたし、またカナダにいらしたという物語が膨らむ要素もあって、出ていただきたいなと思いました」。水島さんは「オーディションですごく緊張されていて。実は助演女優をどうするかというのも難航したんです。全体のバランスも考えながら、その緊張している感じに可愛らしさがあって、一緒にやりたいなって思いました」と、それぞれの魅力を語った。
岡山県のPR動画「ハレウッドムービー」は、今後「移住」と「企業誘致」をテーマにさらに2本の制作を予定しており、本年11月の公開に向けて準備を進めているという。