フリースタイルラップの甲子園『BSスカパー! BAZOOKA!!! 第12回高校生RAP選手権in幕張』が16日・17日、幕張メッセ・幕張イベントホールで開催され、16名が参加した本戦トーナメントの結果、東京都出身のCore-Boyが優勝した。

　大阪・東京会場の予選オーディションを勝ち抜いた16名が参戦した決勝トーナメント。年度が変わり、今大会から出場資格を得た出場者や本戦初登場も多く、新たなスターの
台頭が期待されたが、初戦から前回ベスト4を初登場が破る波乱の展開に。

　それぞれの思いが交錯する戦いを経て、迎えた決勝は前回大会での因縁のある「G-HOPE対Core-Boy」というカードとなった。前回大会準優勝のCore-Boyと、そのCore-Boyに2回戦で敗れたG-HOPE。悲願の初優勝かけた対決は、一度で勝敗を決めることができず再戦にもつれ込む熱戦に。結果Core-Boyが第12回王者に輝き、前回大会の雪辱を果たした。

　審査委員長を務めた漢a.k.a.GAMIは「今回は拮抗した試合が多かった」と勝敗の決定が難航した大会を振り返り、大会レベルの高まりを実感するコメントを残した。『BSスカパー! BAZOOKA!!! 第12回高校生RAP選手権in幕張』は9月4日にBSスカパーにて放送（16日のライブアクトは11日に放送）。なお第13回大会が2018年春に開催されることが決定した。

■優勝者・Core-Boyコメント
「前回の準優勝は、準優勝でも手ごたえがありました。優勝者よりも目立つ準優勝者になれたので、前回は前回で成功だったと思っています。今回の場合はメンバーがメンバーで一人一人が色濃くて、優勝した奴がメディアに真っ先に取り上げられる状態を予想したので、優勝するのが一番プロモーションになるかなと思って優勝できて良かったです」

■MC・小籔千豊コメント
「RAPのことは素人ですけど、今大会はフロウというかノリが気持ちいい感じで歌う子が多かった気がします。色んなスタイルの子が出てきて楽しかったです。女の子、オタクの子、不良の子、いじめられっ子、これだけバラエティに富んだ大会も珍しいんじゃないかなと思います」

■MC・やべきょうすけコメント
「僕の中のRAPは高校生RAP選手権に出たすべての人なので、僕にとってのある種のヒーローです。僕もそうでしたが『RAP、何言っているかわからない』という人に、高校生RAP選手権を観て、HIPHOP、RAPの在り方を彼らから学んでほしいです。ジャンルにとらわれず、もっと大人たちが、HIPHOPやRAPが根付くために頑張っている彼らをちゃんと観てほしいです。是非また次回、皆さんにお会いできることを楽しみにしています！」