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2017/07/05 23:37
日本語吹替版の“ジャック・スパロウ”平田広明が、吹替え初挑戦の中川大志を絶賛「いい海賊になれる!」
俳優の中川大志が4日、都内で行われた映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』大ヒット記念イベントに登壇。本作で吹替えに初挑戦した中川に対して、日本語吹替版のジャック・スパロウ役でおなじみのベテラン声優・平田広明は「もう勘弁してよ!ってくらい、素晴らしかった。いい海賊になれるよ」と太鼓判を押した。
7月1日に日本公開となった本作は、公開2日間の土日の興行収入が10億円を突破し、動員は77万を超え、初登場1位を獲得。現在大ヒットを記録中の『美女と野獣』の初週末2日間の動員を超えて、2017年洋画No.1の大ヒットスタートを果たした。
本作の日本語吹替版で、ジャック・スパロウの冒険に深く関わることとなるヘンリー・ターナーの声を担当した中川は、この大ヒットを受け「公開前にワールドプレミアやジャパンプレミア、全国各地をまわらせていただいて、各地のファンのみなさまのエネルギーを感じていましたし、『美女と野獣』を超えているというのは衝撃的です。すごいですね!」と語り、「僕も大好きな作品だったので、たくさんのファンが待っているこの作品で、重要な役どころを任せていただき、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界に自分が入れるということがすごく嬉しかったです」と笑顔を見せる。
また、両親とともに本作を鑑賞したと明かした中川。「お父さんとお母さんと一緒に4Dを観たんですが、すごかったです。何回も観ているんですけど、声出しながら楽しんでました」とコメント。さらに両親の反応に関して「『いい声だね』と言ってくれて。ちょっと恥ずかしかったですけど、嬉しかったです」とハニかみ、会場は「可愛い〜!」という黄色い声援で溢れかえった。
この日のイベントには、“キャプテン”ジャック・スパロウに憧れるゲストとして、瀬戸内エリアを拠点とし、専用の船上劇場が年内完成予定のアイドルグループ「STU48」のキャプテン・岡田奈々と、日本のみならず各国のクラブチームキャプテンを務めるサッカーの本田圭佑選手のモノマネ芸人じゅんいちダビッドソンが海賊姿で登場。
岡田は「私はSTU48のキャプテンをやらせていただいているので、とても縁を感じます」と話し、「STU48は、AKB48グループ初の船上劇場を使った公演を行うグループなので、私もジャックのように、頼れるカッコイイキャプテンになれるように頑張りたい」と宣言。じゅんいちダビッドソンは本作について「スピード感と迫力に加えて、謎めいたところもある。映画を観ている感じというより、気づいたら船に乗ってるみたいな感じ」と表現し、「だから、酔い止め飲んでおいたほうがいいですよ!」と呼びかけ、笑いを誘っていた。
すると、ここでスピーカから「ちょっと待った待った〜。一人肝心なキャプテンを忘れてはいませんか?」と、なにやら聞き覚えのある声が響き渡る。そして「ちが〜う。“キャプテンジ”ャック・スパロウだ!」という声とともに、日本語吹替版のジャック・スパロウ役でおなじみの声優・平田が登場。
平田とガッチリと握手を交わした中川は、「アフレコでご一緒できなかったので、今こうやって生で平田さんのジャック・スパロウを聞けて鳥肌立ちました、嬉しい!」と興奮冷めやらぬ様子。吹替え初挑戦を果たした中川について、ベテラン声優の平田は「本音を言っていいですか?」と前置きをしつつ、「もう、勘弁してよ!っていう感じ」と本音をポロリ。そして「あの完成度はダメですよね。30年近くやってきた俺の立場っていうものを少し考えてほしかったっていうくらい、素晴らしかった。いい海賊になれるよ!」と大絶賛。中川は「今日初めてお会いしたので、本当に安心しました」と安堵の表情を浮かべていた。
さらに、まもなく七夕ということで、劇中でも重要なアイテムとなる“星”の短冊に書いた願い事をそれぞれ披露。「船酔いしませんように」という願い事を書いた中川は、「三半規管が弱いみたいで、趣味が釣りなので船に乗ったりするんですが、いつもけっこうツライ思いをしながら釣ってます」と告白。すると、平田とじゅんいちダビッドソンも「俺も趣味釣りなんだよ!」「今度行きましょう!」と意気投合し、盛り上がっていた。また「早く船が完成しますように」という願い事を披露した岡田は、「船上劇場といいながらも、肝心の船がまだ出来上がっていない状況なので、一刻も早くできたらいいなって願っています」と思いを込めた。
最後に平田は「この1本だけでも完結できるようになっているので、前作を見てなくても大丈夫。もし、これ観て面白かったら、前のもチラっと観てもらえると、カッコイイ声優さんがジャック・スパロウをやっています」と笑いを交えてアピールし、「ジャックももちろん好きですが、本作は彼の好敵手・バルボッサがとても素敵な活躍をするので、ジャックと合わせて楽しんでもらえたら」とコメント。中川は「最初から最初まで息つく間もない、アトラクションのようなエンターテインメントだなと思います。迫力ある映像と音楽で、みなさんを“パイレーツ”の冒険に連れて行ってくれるそんな映画です。ぜひこの夏に楽しんでください」と呼びかけた。
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は全国公開中。なお、オーディション&エンタメサイト『Deview/デビュー』では、中川大志のインタビューを公開中(下記リンク参照)。憧れのジョニー・デップとのエピソードなどをたっぷりと語っている。
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