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2017/05/12 00:31

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舞台『男水!』開幕、松田凌「新しいものを作れたという自負はある」イケメン俳優たちが身体を駆使して競泳を表現

舞台『男水!』のゲネプロ前に囲み取材に応じた(左から)神永圭佑、佐藤永典、赤澤燈、廣瀬智紀、松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介(C)Deview
舞台『男水!』のゲネプロ前に囲み取材に応じた(左から)神永圭佑、佐藤永典、赤澤燈、廣瀬智紀、松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介(C)Deview

 男子高校生が競泳に打ち込む姿を描いた漫画を原作とした、舞台『男水!』が11日より、東京・シアター1010にて開幕。初日開幕に先駆けて、前日の10日には公開ゲネプロが行われ、主演を務める松田凌らキャスト陣が囲み取材に出席。本番への意気込みを語った。

 原作は、競泳をテーマに、男子高校生たちが本気でぶつかり合う青春を描いた木内たつやによる競泳マンガ『男水!』。2017年1月〜3月に日本テレビ系にて放送された連続ドラマ版に続き、松田をはじめ、2.5次元舞台を中心に活躍する若手俳優が集結。

 囲み取材には、松田のほか、宮崎秋人、安西慎太郎、赤澤燈、佐藤永典、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介、神永圭佑、廣瀬智紀のメインキャスト10名が出席。初日を翌日に控えた心境について、松田は「自分たちが過ごしてきた青春時代が蘇ってくるような熱い日々を過ごすことができました。それらの集大成みたいなものを舞台上で出せたらいいなと思う」と語り、「それをみなさんの元に届けられたら、自分たちがなすべきことが果たせるかなと覚悟しています」と力強く語る。

 宮崎は「けっこうギミックが多かったりもしますが、僕達役者が熱量をこの作品にしっかりとぶつけられるような本番が迎えられたらいいなと思います」と意気込みを語り、安西は「とにかくお客様に『男水!』という作品を通して楽しんでいただけることを考えてやってきました。早く見ていただいて、楽しんでいただけたら」と初日が待ちきれない様子。佐藤も「稽古をやってきて、いろいろ悩んだり考えたりすることもありましたが、初日を迎えるということで、ドキドキもするけど、すごくワクワクする気持ちがいっぱいです。すごく気合入っているので、ぜひ楽しんでください」と呼びかけた。

 1月に放送されたドラマ版から共に切磋琢磨してきたキャスト陣。赤澤が「このメンバーで初日から千秋楽まで一緒にお芝居できることが楽しみ」と笑顔を見せると、黒羽は「初日を迎えるということは、終わりも見えてくるということで、多少寂しい気持ちもある」と正直な想いを語り、「この仲間たちと過ごせる時間を大事にしていきたい」としみじみ。東ヶ丘の1年生でコミカルな掛け合いも多い、原田ダニエルを演じる神永は「ダニエルとしては、まずは自分が楽しんで、それでお客さんの肩の力を抜いていければなと思っています。緊張はしますが、せっかく生ですので、自分のハイテンションなところやみんなとの絡みをぜひ楽しんでもらえたら」とコメント。

 舞台化されることが発表された当初から『水泳シーンをどう表現するのか?』ということが話題になっていた本作。池岡は「この舞台の醍醐味である水泳表現は、稽古からすごく手間隙かけて作ってきました」と語りつつ、「でもお客さんの反応がないと、どう見えているのかまだ僕達もわからないので、お客さんの反応をもってこの舞台は完成するんだなという気持ちです」と吐露。松田も「新しいものを作れたという自負はあります。競泳というものを舞台にしたら、こういう形になるんだっていう驚きがしっかりと与えられると思います。仕掛けもいっぱいあります」と自信をのぞかせる。

 また、競泳経験がある池岡は「舞台上での水泳の表現が上手いなと思うのは、(宮崎)秋人くん。体の使い方がとても上手だし、勉強させてもらってます!」と称賛。宮崎は池岡の誉め言葉に笑顔を見せつつ「稽古からずっと意識していたのは、水がない分、誰よりも水を意識して泳がないと、舞台上に水が現れてくれないと思ったので、常に水を意識して泳ぐようにしています」とコメント。

 見どころについて問われると、廣瀬は「ドラマではやっていないシーンも、原作からいろいろと盛り込んでいるので、舞台『男水!』の魅力が一つ増していると思う。一人ひとりが主人公になれるような、そういう場面もある」と語ると、小澤は「最後のほうに、龍峰のプライドを表すシーンがあって、不撓不屈っていう言葉の意味をわかりやすく、表現しています。そこをぜひ見て欲しい」とアピール。

 東ヶ丘のオネエ系マネージャー・小金井晴美を演じる赤澤は「水泳部が崩れそうになったときに、マネージャーとして部を支えるようなところを見てもらえたら」と語り、「あと、紅一点ということで、やっぱり母性溢れ出る母性を見てもらえたら!」と宣言。すかさず「え?」(松田)、「失笑が起きた、失笑が!!」(宮崎)と東ヶ丘の2年生メンバーの二人がツッコミ、笑いを誘う。

 さらに「自分が女だったら、どのキャラクターと付き合いたいか?」という質問が飛ぶと、宮崎と安西は「(黒羽が演じる仁科)誉!」と即答。池岡が「でも、(仁科は)いろんな女の子にLINE聞くよ?」と反論するも、安西は「いや〜。一途だと思うな!」と語ると、黒羽も「あざーす!」と満面の笑み。

 赤澤演じるオネエ系マネージャー「晴美がいい」と回答した廣瀬に対しては、キャスト陣が「ややこしい!(笑)」と総ツッコミ。廣瀬は「(晴美)を同性としてみてるので、女性として尊敬できる」と独自の見解をみせる。そんな赤澤は「俺は逆に川崎コーチ」と、廣瀬が演じる川崎亮也と答え、「ツンデレがいい。きっとデレてくれたときに、すごくキュンとするんだろうなって」と答えると、廣瀬も「ハマってるね〜」とまんざらでもない様子。

 続けて松田が「僕は(佐藤演じる滝)ですね」と発言すると、佐藤は「絶対思ってないでしょ?」と驚きを隠せない様子だったが、宮崎が思わず松田の回答に対して「それは言いすぎだろ」と本音をポロリすると、佐藤は「言いすぎってなんだよ!(笑)」とすかさず反論し、場を盛り上げる。そして松田は「滝か礼央で迷った」と打ち明けつつ、「僕が(二人で)悩んだ理由は、どちらもこの先、絶対に出世すると思う。向上心が高いのと堅実だから。これはやっぱり人生において大切なことだと思うので」と滝を選んだ理由を告白すると、佐藤は「半分けなされている感じがする(笑)」と不満を漏らしながらも「でも、ありがたい」と笑顔を見せた。
 
 最後に松田は「舞台の幕が開くということに、緊張もあり高揚もあります。東京・大阪、そしてライブ・ビューイングで、自分たちが全身全霊こめて、絞り出したお芝居を感じてもらえたら」と呼びかけ、「千秋楽で、みなさまどうかよろしくお願いします。楽しみにしていてください」と語り、囲み取材を締めた。

 舞台上演前には、東ヶ丘高校水泳部メンバーによる、愉快で楽しい場内アナウンスが流れ、プールサイドを感じさせるような水の音が場内に響き渡り、本番開始前から、舞台『男水!』の世界観を感じることができる。そして、榊秀平(松田凌)、篠塚大樹(宮崎秋人)、藤川礼央(安西慎太郎)の幼馴染3人の中学時代の回想シーンから物語がスタート。仲が良かったハズの3人が、別々の道に歩むことになった因縁の関係性が浮き彫りになる。

 時が経ち、東ヶ丘高校水泳部に入り、弱小ながらものんびりムードで練習する秀平や大樹に対して、一人強豪の龍峰高校水泳部へを進んだ礼央は、全国制覇を目指してストイックに水泳に打ち込んでいた。その圧倒的な力の差から、もう交わることがないように見えた3人の運命は、東ヶ丘に臨時コーチとして、かつての憧れの選手・川崎亮也(廣瀬大樹)が現れたことで大きく動き出す。

 東ヶ丘と龍峰、それぞれの水泳部の物語と、秀平・大樹・礼央の3人の回想シーンが入り混じりながら物語が展開されていく。幼馴染3人の拗れてしまった物語を軸にしつつも、両校の部員それぞれの過去や葛藤も丁寧に描かれ、心揺さぶられる熱いシーンが満載。また、神永圭佑が演じる原田ダニエルや池岡亮介が演じる神宮一虎らによる、コミカルな掛け合いもところどころに織り込まれ、見るものを飽きさせない。

 そして、この舞台の一番の見どころでもある『競泳』シーンは、飛び込みや水中で泳ぐ場面などを、映像や音、照明に合わせて、役者たちが自身の身体を巧みに使ってさまざまな形で表現し、熱いレースを繰り広げる。舞台ならではの表現で、舞台上に“水”を感じさせる演出になっていた。後半の東ヶ丘と龍峰の熾烈なレースは、手に汗にぎる展開になっているので、ぜひ劇場で実際に体感してほしい。

 舞台『男水!』は、5月11日(木)〜21日(日)まで東京・シアター1010にて上演。その後、5月24日(水)〜28日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

関連写真

  • 舞台『男水!』のゲネプロ前に囲み取材に応じた(左から)神永圭佑、佐藤永典、赤澤燈、廣瀬智紀、松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介(C)Deview

  • 舞台『男水!』のゲネプロより(C)Deview

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