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2017/04/11 17:10

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女優デビュー10周年の山本ひかる、人気ゲーム“サガ”シリーズ舞台版で初の殺陣に奮闘

舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』で殺陣に初挑戦する山本ひかる(C)Deview
舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』で殺陣に初挑戦する山本ひかる(C)Deview

 スクウェア・エニックスが誇る人気ゲーム『サガ』シリーズを舞台化した『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』が、4月15日より開幕。同作で、ロアーヌの若き侯爵・ミカエルの妹、モニカ役を演じるのは、『仮面ライダーW』のヒロインや『科捜研の女』シリーズで活躍中の山本ひかる。今作で殺陣初挑戦となる彼女に、本作の見どころや役作りについて、そして女優デビュー10周年を迎える今の心境を聞いた。

 『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』は本格派アクションで海外からも評価を受ける30-DELUXとスクウェア・エニックスよる初の共作舞台ということで、約2ヵ月という稽古期間を経て、少しずつ築き上げていったという本作。シリーズの中でも人気の高い『ロマンシング サ・ガ3』を基盤にしつつ、ゲームでは描かれなかったキャラクターの過去などのオリジナルストーリーに加え、迫力満点の殺陣やダンスなど、舞台ならではの演出にも注目が集まる。

 世界観監修・原案には、『サガ』シリーズの生みの親である河津秋敏氏が参加し、注目のキャストには主宰の清水順二をはじめとする30-DELUXのメンバーはもちろんのこと、元宝塚歌劇団宙組の男役の緒月遠麻やアクションに定評のある中村誠治郎、過去の30-DELUX作品に参加経験のある新垣里沙や佐藤アツヒロなど、実力を兼ね備えた役者陣が集結。今作に出演する山本ひかるにインタビューを行なった。

【舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』山本ひかるインタビュー】

◆「初挑戦の殺陣はすごく難しいけど、やっていて楽しい」

――人気ゲーム「サガ」シリーズが初の舞台化。この作品自体はご存知でしたか?

「知らなかったのですが、出演が決まってからいろいろネットで調べたり、プレイ動画を観たりして、すごく豪華な世界観だなって思いました。何年も前に発売された作品なのに、ここまで作りこまれていたんだという衝撃を受けました」

――今作で殺陣に初挑戦されますね。

「今までの舞台や映像のお仕事でもアクションや殺陣を経験したことがなかったので、今回が初挑戦です。30-DELUXさんの過去の舞台映像を拝見させていただいたんですが、迫力ある殺陣が本当にスゴイなと思いました。そんなみなさんと一緒に殺陣作りに参加できるというのも嬉しかったですし、殺陣を作っていく過程を見られるというのも、私にとっては初めての体験だったので、すごく新鮮でしたし、“私も頑張らないとな!”と掻き立てられました」

――初挑戦の殺陣は、実際にやってみていかがですか?

「手を覚えるという部分に関しては、すごく難しいんですが、殺陣はやっていて楽しいです。周りの方々の殺陣がスゴイので、たまに自分でやっていてもチラってみてしまうくらい、本当に素敵で。今回、30-DELUXやみなさんと一緒にやらせていただいて、今後も殺陣やアクションがある舞台とかをどんどんやっていきたいと思いました。特技の欄に“殺陣”と書けるくらいになれたらいいなと」

――どんなところに殺陣の魅力を感じていますか?

「今回、私はけっこう倒す側だからかもしれないんですが、やっていると自分がめちゃくちゃ強くなった気分になれるんです(笑)。しかも、やられる側の方がとても上手に倒れてくださるので、すごく無敵になった気分になれるのが楽しいです」

――演じられるモニカについて、役作りで苦労されていることは?

「モニカは王族の人間なので、姿勢もピシっとして王族らしい振る舞いをしないといけないんです。でも、私は家ではずっとパソコンを見ていたり、マンガを読んでいたりと、猫背で過ごす癖があって。それを直すのに少し苦労しました。毎回、稽古始まる前に、肩を揺らして姿勢を正すように意識しています。カタリナ(モニカの侍女)役の緒月遠麻さんが、姿勢について教えてくださったり、『胸から挨拶するとカッコイイよ』とアドバイスを下さったりして、それを役作りの参考にさせていただいています」

◆「“意思が強い”という部分はモニカとの共通点」

――モニカの人物像はどのように捉えていますか? 普段は温厚だけど、いざというときには行動力があったり、強い意思が垣間見られたり、二面性もある役柄ですが。

「最初はもう少し、プリンセスっぽいというか、可愛らしさを出したほうがいいのかなと思っていたんです。でも、稽古が進むにつれて、自分が考えていたモニカ像とは変わってきたりしていて。『もう少し凛々しさを出してほしい』と言われたり、『もうちょっと面白くてもいい』と言われたりしているので、そこのバランスが難しいとは思うんですが、メリハリをつけられれば面白くなっていくのかなと感じています」

――ご自身と似ている部分は?

「“意思が強い”というのは似ているかも。だた、私自身、意思が強いほうではあるんですが、モニカのように前に出て『絶対にこうだと思います!』と主張するタイプではないので、そこは少し違う点かもしれません。私の場合、“絶対にこうなのにな”と思っていても言えなかったりするので、そういう面ではモニカのようにはっきり言えるのは、うらやましいなと思います」

――舞台版ならではの見どころとは?

「やっぱり殺陣とアクションは一番の見どころだと思います。迫力満点でみんなが目まぐるしく動きますし、見ていてあっという間に時間が過ぎていくと思います。あと、原作の『ロマンシング サ・ガ3』では、キャラクターの言葉は音声がなく文字だけなんですよね。なので、キャラクターが実物となってリアルに動いて、そして文字だけだった言葉をキャラクターが発するというのは、ゲームをやっていた方々からしたら感動的だと思います。ゲームで出てきた台詞がそのまま舞台の台詞になっていたりもするので、舞台を見ているときに“あ、この場面!”って思う瞬間があったりすると思います。私がよく行動をともにする“ゆきだるま”も舞台では役者さんが演じられているんですが、すごく可愛いです!」

――今回の作品は、『Deview』読者のような若い世代や舞台初心者でも見やすい舞台ですよね。

「そうですね。とにかく派手ですし、アクションや殺陣もあって、見ていて飽きない展開になっているし、見どころも満載なので、舞台観劇が初めてという人でも観やすいと思います。それぞれのキャラクター紹介もありつつ、物語が進んでいって、途中で敵が現われてみんなで戦って、最後にラスボスが現われる……という、後半にいくにつれて盛り上がっていく舞台なので、見ている方も『頑張れ!』って応援したくなる作品です」

――舞台作品の魅力、面白さはどんなところだと思いますか?

「映像とはぜんぜん表現の仕方が違うので、すごく勉強になります。たとえば、表現に関して悩んだりしているときに舞台を観ると“あ、ここまで大きく表現していいんだ”って気づけたりして、表現の幅が広がったり、自分の自信のきっかけになったりもするんです。それに、1度舞台を観ると、ほかの舞台作品もどんどん気になっていったりしますし、いろんな作品を見て、お芝居を生で体感してもらいたいなと思います」

◆「転機になった作品は『仮面ライダーW』」

――山本さんは2007年に『わたしたちの教科書』ドラマデビューして以来、女優
として10周年を迎えられますね。

「私的にはまだ5年くらいの感じなので、その倍の時間が経っていると思うと、10年あっという間でした。“いやいや、まだそんな経ってないでしょ?”っていう感じで(笑)、実感はぜんぜんないです」

――この10年振り返ってみて、特に転機なったなと思うことは?

「やっぱり『仮面ライダーW』ですね。自分からアイディアを出したり、監督と相談しながら撮影するという現場が初めてで。それまではあまり何も考えずにお芝居していたんですが、“あ、監督にこうやって聞いたり、相談したりしていいんだ”っていう発見があって。演じた役柄的にも、コミカルな役をやったことがなかったんですが、誉められたり評価をしていただいて、“私、こういう役もできるんだ”という発見もあって、かなり自信がつきました」

――長い期間、同じ役と向き合うという点でも、その経験は大きかった?

「そうですね。約1年間あるので、その間にキャラクターとともに成長していった感じで、私にとってはとても大きな経験でした。その経験があったからこそ、その後の仕事で“これはこうだから、大胆にやってみよう”とか、自ら考えてお芝居するようになれたんだと思います」

――では、最後に山本さんが思う“夢を叶える秘訣”とは?

「定番かもしれないですが、諦めないこと。あとは強い意思を持つことだと思います。私は、同じことを続けてやるということが好きで、途中で“ダメだからもういいや”ってなることは、今までもこのお仕事をする前もなくて。途中で諦めちゃったりすると、そこから脱落したっていう風になるのが嫌なんです。今、夢を叶えている人っていうのは、諦めてこなかった人たちなのかなと思うので、最後までひたすら諦めずにやることだと思います」

 30-DELUX SQUARE ENIX Special Theater『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』は、4月15日(土)〜23日まで、東京・サンシャイン劇場にて上演。その後、大阪公演が4月28日〜30日までサンケイホールブリーゼ、愛知公演が5月3日、4日まで愛知県芸術劇場 大ホール、福岡公演が5月6日、7日まで久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて上演される。

【Profile】
山本ひかる●1991年2月28日生まれ、大阪府出身。アミューズ所属。2005年アミューズ主催『第1回お姫様オーディション』で準グランプリを獲得し芸能界入り。2007年4月にドラマ「私たちの教科書」(フジテレビ系)でドラマデビューを果たす。その後、2009年には『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)のヒロインを務める。2013年より『科捜研の女』(テレビ朝日系)シリーズにレギュラー出演中。

関連写真

  • 舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』で殺陣に初挑戦する山本ひかる(C)Deview

  • 『仮面ライダーW』のヒロインや『科捜研の女』シリーズで活躍中の山本ひかるが初の殺陣に挑む(C)Deview

  • 今年女優デビュー10周年を迎える山本ひかる(C)Deview

  • ロアーヌの若き侯爵・ミカエルの妹、モニカ役を演じる山本ひかる(C)Deview

  • 舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』で殺陣に初挑戦する山本ひかる(C)Deview

  • 舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』で殺陣に初挑戦する山本ひかる(C)Deview

  • 舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』への想いを語る山本ひかる(C)Deview

  • 舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』への想いを語る山本ひかる(C)Deview

  • ロアーヌの若き侯爵・ミカエルの妹、モニカ役を演じる山本ひかる (C)?SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION : TOMOMI KOBAYASHI Produced By ”Romancing SaGa THE STAGE” Production Committee

  • 舞台『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』は4月15日より開幕 (C)?SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION : TOMOMI KOBAYASHI Produced By ”Romancing SaGa THE STAGE” Production Committee

  

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