上白石萌音、『ラ・ラ・ランド』劇中歌「Audition」を生披露「一番胸に刺さったシーン」 | ニュース | Deview-デビュー

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2017/03/15 22:56

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上白石萌音、『ラ・ラ・ランド』劇中歌「Audition」を生披露「一番胸に刺さったシーン」

「映画『ラ・ラ・ランド』大ヒット公開記念イベント」で劇中歌を生披露した上白石萌音(C)Deview
「映画『ラ・ラ・ランド』大ヒット公開記念イベント」で劇中歌を生披露した上白石萌音(C)Deview

 女優の上白石萌音が15日、TOHOシネマズ・スカラ座で行なわれた「映画『ラ・ラ・ランド』大ヒット公開記念イベント」に登場。エマ・ストーンが劇中で歌う楽曲「Audition(The Fools who Dreams)」を、ピアノとストリングス奏者の9名による生演奏をバックに歌い上げた

 同作は夢を追いかける人々が集まるロサンゼルスを舞台に、エマ・ストーン演じる女優としての成功を夢みる主人公と、ライアン・ゴズリング演じる売れないジャズピアニストの恋と葛藤を描くミュージカル映画。米アカデミー賞において、監督賞、主演女優賞を含む最多6部門で受賞を果たした。そんな話題作の国内大ヒット公開を記念するイベントの大役に、ミュージカルの舞台や映画、ドラマで活躍し、昨年大ヒット映画『君の名は』の三葉役で声優として注目を浴び、ソロ歌手としてアルバムもリリースした上白石に白羽の矢が立った。

 上白石は「自分が出させていただいてない映画の舞台挨拶ということで、どういう顔をして来ればいいのかかわからなかったんですが(笑)」と恐縮。しかし「素敵な機会をいただきまして。私自身もこの映画の大ファンなので、まさかこんな場所に立てるなんて…と足が震えてます。でもファンとして大ヒットを祝う場所にいられて光栄です」と笑顔で挨拶。

 「Audition(The Fools who Dreams)」を歌った感想を聞かれ、「夢の中にいるような感じで。映画も夢のある世界なんですけど、観た自分も夢のようなことが叶ったんだなって、映画の力ってスゴイと思いますし、映画館で生のストリングスとキーボードで歌わせていただくというのは、後にも先にもない経験で、ホント贅沢に浸りながら歌わせていただきました」と胸いっぱいの表情。

 そして「映画を観て、一番胸に刺さったシーンがこのオーディションのシーンだったので、最初に(劇場で歌うという)話を聞いたとき“どうしよう”って思ったんです。でも何回も聴きこんだり、また映画を観にいったりして。あとはもうミュージシャンの皆さんに身を委ねて。素敵な世界に連れて行ってくださいました」と語り、「ただのファンです」と笑った。

 同じ女優として活動している立場として「オーディション」のシーンが響くという上白石。「すごく力強いメッセージが込められているじゃないですか。表現者としての葛藤とか、あがいている様とかが込められている歌詞で、それが今までにないような美しいメロディに乗っていて。なんて素敵な曲なんだろうって。何回練習しても飽きないし、愛は強まっていく一方。大好きな曲です」と惚れ込み具合も半端ではない。

 上白石が『ラ・ラ・ランド』について持った印象は「私、とにかくミュージカルが大好きで、往年のハリウッドの名作と言われるような作品も観ていて。今回も絶対に行くって楽しみにしていたんです。すごく新しいのに、とってもクラシカルな映画を彷彿とさせる感じもあって、新しいミュージカル映画だなって」というもの。

 そして「私も女優として何年かやらせてもらっているので、何回もオーディションに行って、何回も落ちてっていうシーンに、自分を重ねるようなこともあって。夢を追う人に寄り添うような、でもすごく大人な、包んでくれるような作品で。夢も現実もこんなに美しいんだなっていうのを教えてもらった作品ですね」と熱く語った。

 自身も女優としてミュージカルと映像の演技を両立させているが、その違いについて「台詞となると、言っていることと考えていることがうらはらだったりするじゃないですか? それを、普段言えないことも、嘘が無くストレートに言えるのが歌なのかなって思っていて。表現するという意味では同じ中にあるけど、その密度とか空気感とかが違うのかなって思います」と実感を込めて語り、「この映画を観たら、エンターテイメントっていいなって、全部ひっくるめて素敵な世界だなって思います」と、ミュージカルとストレートな演技が、新しい形で融合したこの映画を評した。

 映画が夢を追う二人をフィーチャーした内容であることに絡めて、上白石自身の“夢”について聞くと「私、ずっとアメリカに留学したいなあっていう夢があって。するならLAに行きたいって思っていたんですよ。それでカリフォルニア州にある大学を調べたりして。その最中に『ラ・ラ・ランド』を観て、あんなに素敵な景色を見せられてしまったら、これは絶対に行こうって。今はカリフォルニアに留学するのが夢です。聖地巡礼したいです(笑)」と目を輝かせた。

 最後に、この春新しい道に進み、夢に向かって頑張っている人たちに向けて「この映画を観て、本当に一生懸命夢中になって開けた道が、進むべき道なんだなっていうのを感じて。劇中の二人もがむしゃらになって、時には迷いながら挫けたときもあるけど、一直線に進んだ結果開けた道が自分の居場所なんだって。4月から始まる新生活が、元々望んでいた道にしろ、そうでないにしろ、きっとそこがいるべき場所だと私も思うので。頑張りましょう」とエールを贈った。

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