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2017/03/12 18:33
広瀬すず、中条あやみらが同世代にエールを送る 映画『チア☆ダン』初日舞台挨拶
女優の広瀬すずが主演を務める、映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』の初日舞台挨拶が11日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、広瀬のほか、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥、真剣佑、天海祐希、河合勇人監督、そしてMCとして木下隆行(TKO)が登壇。
本作は、福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部「JETS」が、“全米チアダンス選手権で優勝する”という実話を基に、ごくごくフツーの女子高生が顧問の先生から鬼のような厳しい指導、チームメイトの支えによって成長し、たった3年でチアダンス部が全米制覇するまでの軌跡を描いた感動のミラクルストーリー。
主演を務めた広瀬が「初日にこうしてたくさんの方に足を運んでいただけて本当に嬉しいです」と笑顔をみせると、中条も「私たちを含めて、いろんな方々の愛とエネルギーでできた映画だと思っています。そんな映画をみなさんに観ていただけて本当に嬉しい」と喜びを噛み締める。
作品のモデルとなったチアリーダー部「JETS」が、先日行われた全米チアダンス選手権で、前人未到の5連覇を達成。広瀬は「前の日寝られなくて、朝も早く起きて。聞いた瞬間に涙しました。本当にすごいなって思いました」と語り、同会場に来ていた「JETS」の顧問・五十嵐裕子先生に向けて「おめでとうございます!」と笑顔で祝福。天海も「この映画に関わった人は、みんなJETSを応援してます! これをプレッシャーと思わず、また1年1年頑張ってください!」とエールを送り、会場は温かい拍手に包まれた。
中条も撮影中に「JETS」メンバーが五十嵐先生とともに激励しに来てくれたことについて触れ、「毎日撮影しながら、ダンスの練習も同時にやっていて、精神的にも体力的にもけっこうハードだったときがあったんです。でも、そんなときにJETSのみなさんが来て踊ってくださって。自分が笑顔で踊り、応援することで誰に元気になってもらう、みんなで踊ってパワーを与えるというチアダンスの素晴らしさを改めて感じました」と振り返り、「私たちもそれを見て元気をいただきましたし、もっと頑張っていかないとなって身が引き締まりました」とコメント。
また、本作にちなみ“応援したい人”について問われると、広瀬は「私は3月に高校を卒業してこれから学生じゃなくなるので、同世代の方を応援したい」と話し、「慣れない環境だったり、いろんな出会いだったり、考えていかないといけないことが今まで以上に増えたりすると思いますが、諦めずに、そして努力を忘れずに、一緒に頑張っていけたらいいなと思います。ぜひ頑張ってください」とエールを送る。
同じくこの春に高校を卒業する福原も「同世代の方や大学を卒業される方など、新しい環境に向かって、夢に向かって一生懸命頑張っている人たちへ、一緒に頑張ろう!って応援したい」と笑顔を見せる。福島県出身の富田は「3月11日ということもありますし、復興に向かっているみなさんをずっと応援していますし、私も何かできたらいいなとずっと思っていて。今日こうして、すごく素敵な作品をみなさんにお届けできたのも何かの縁だと思うので、たくさんの方に見ていただきたいなと改めて思いました」とコメント。
中条は就活で悩んでいる同世代を応援したいと語り、「『チア☆ダン』は20歳になる直前の19歳のときに撮っていた作品で。大人になるのにすごく自信がなくて、この作品でたくさん悩みました」と明かし、「自分を信じると書いて『自信』。自分を信じてそこでやっと自信になるんだなって、この作品で気づかせてもらったので、同世代の方にもそういう風に自分を信じてあげてほしいなと思います」と呼びかける。
山崎も「私は22歳なので、ちょうど同級生がこの春大学を卒業して、来月から社会人になる人が多い。学生の頃とは違うプレッシャーや、大人の世界のマナーとか本当に大変なプレッシャーがあると思うけど、私も頑張るので、一緒に頑張りましょう!」と力強いエール。また、ひかりの憧れの同級生・孝介を演じた真剣佑は、自身が演じる役柄に合わせて「この映画でもひかりと孝介は、切磋琢磨しながら、励まし合いながら、背中を押し合いながら成長していくので、恋をしている方を応援しています」と語った。
最後に広瀬は「ひかりちゃんという女の子は、チームのみんなのことも想い、自分もそれに戦っていく努力をしているというのがすごく印象的でした。“頑張る”という言葉だけじゃなく、努力すること絶対忘れちゃいけないなと心から思いました」と語り、「私もJETSに負けじと頑張ろうと思いますので、みなさんも自分とも戦いながら負けないように、強く美しく立っていてください」と挨拶。そして、登壇者全員で円陣を組んで、劇中さながらに「明るく素直に美しく!」(広瀬)、「レッツゴー!JETS!!」(観客含め全員)と声を揃えて、舞台挨拶を締めた。