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2017/03/04 20:55
荒牧慶彦、舞台単独初主演『初恋モンスター』が開幕 今作の売りは“役者との距離0cm”!?
俳優・荒牧慶彦が舞台単独主演を務める、TEEN×TEEN THEATER「初恋モンスター」が3日、品川プリンスホテル クラブeXにて開幕。初日公演に先駆けて、公開ゲネプロが行われ、座長を務める荒牧に加え、共演のシェーン、ゆうたろう、脚本・演出を手がける川尻恵太が登場し、初日への意気込みを語った。
原作は、2013年より月刊誌『ARIA』(講談社)にて連載中の、日吉丸 晃によるハイテンションラブコメディ。世間知らずのお嬢様な女子高生・二階堂夏歩(奥田こころ)が恋をした相手は、外見は長身のイケメン青年ながら、実は小学5年生の高橋奏(荒牧)だったという驚きの設定に加え、ランドセル+体操着という格好にも関わらず、主人公・奏はとんでもなく甘い台詞を恥ずかしげなく囁き(本人は小学生なのでその自覚はナシ)、そのギャップに夢中になる人が続出!という人気作を舞台化。
まず最初にMCが「5年1組、高橋奏くん!」と呼びかけると、荒牧が「はい!」と元気に返事して登場。そして「『初恋モンスター』舞台初日ミッションに向けて。今回は舞台、おめでとうございます! 本当におめでたいと思います。なぜかというと、今日はいよいよ待ちに待った舞台だからです」と、作文を読み上げる。
続けて「ドキドキしています。僕の予想だと大成功すると思います。なぜかというと、1ヵ月くらいすごく練習を結構頑張ったので、今日もみんなと頑張れると思うからです」と小学生らしさ満点の作文を朗読し、「俺の親友のカズと華すみ荘に住んでる耕太を呼びたいと思います。カズー!耕太ー! 写真撮るってー!!」と叫び、野口一男役のシェーン、篠原耕太役のゆうたろうを呼び込む。そこに、脚本・演出の川尻も加わり囲み取材がスタートした。
主人公・高橋奏を演じる荒牧は「いよいよ待ちに待った、僕自身初めての座長公演ということで、緊張もしていますが、みんなで稽古してきたので、あとは頑張るだけ。なので、頑張ります!」と意気込みを語る。舞台初挑戦となるシェーンは「お客様に楽しんでいただけるように、一生懸命頑張ります」と初々しい挨拶。
同じく、舞台初出演のゆうたろうは「かなり緊張しています」と語りつつ、「キャストのみなさんと仲良くなれたのがすごく嬉しくて。これが終わっても仲良くなれるような存在でいたい。それと同時に、お客様にも“また来たい!”と思ってもらえるような舞台にしようと思っています」と語る。
本作の見どころについて、荒牧は「奏はヒロインの二階堂夏歩と恋をするんですが、最初は自分では恋だと思ってなかった気持ちが、どんどん夏歩に向けられていくという奏の気持ちの変化、そして小学生ならではの感情の表し方など、奏の成長ストーリーを見てほしい」とコメント。
また、体操着+ランドセルという奏のスタイルについては「けっこう爽快感がある」と笑顔で語り、「普通に生きていたら(大人になって)ランドセルを背負うことって、ないじゃないですか。こういった経験ができるもの役者の醍醐味。2.5次元のキャラクターものを演じさせていただく上での役得」と胸を張る。しかし「奏になっているときは、気持ちも“高橋奏”なので、違和感はないけど、今こうして(マスコミ陣に)ジロジロ見られているのは、違和感しかないです(笑)」と照れ笑いを見せた。
初舞台となるシェーンとゆうたろうは、「今後やってみたい役」について聞かれ、「僕が演じるカズは、小学5年生だけどすごく大人っぽい役なので、次やるとしたら、もうちょっと子供っぽい役がいいなと思います」(シェーン
、「今回の役が自分とけっこう似ている部分が多いので、次やるなら真逆の超激しい『喧嘩上等!』みたいな役をやってみたい」(ゆうたろう)とそれぞれ回答。
脚本・演出の川尻は「子供から大人まで本当に個性豊かなメンバーで、色もカラフルですし、見た目でも、設定でも、ストーリーでも楽しめる」と語り、「円形ステージだけでなく、奥にもステージがあって、同時進行で進んだりします。人間関係がすごく複雑な作品でもあるので、見る角度によって、みえる人の表情が違ったり、得られる情報がちょっとずつ違ってくるのかなと思います」と今回のステージならではのみどころを言及。
さらに「ここで生活をしている人たちを覗き見しているみたいな感覚に近い。客席通路は必ずすべて(キャストが通ります)。一番近づいて身体が触れることもあると思います。“役者との距離0cm”。コレを売りにしていこうかなって思います」と笑みを浮かべた。
TEEN×TEEN THEATER「初恋モンスター」は、3月3日(金)〜12日(日)品川プリンスホテル クラブeXにて上演。なお、オーディション&エンタメサイト『Deview/デビュー』では、荒牧慶彦のインタビューを掲載中。同作品への意気込みや役者としての想いを語っている。