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2017/02/19 20:57
Vシネマ『仮面ライダースペクター』完成 山本涼介から西銘駿にゴーストカラーの誕生日プレゼント
特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』のスピンオフ作品、Vシネマ『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の完成披露上映イベントが19日、東京・丸の内TOEI1で開催され、出演者の山本涼介、西銘駿、磯村勇斗、大沢ひかる、柳喬之、工藤美桜、マーシュ彩、ジェームス小野田、そして監督の上堀内佳寿也が登壇した。
本作は『仮面ライダーゴースト』に登場したもう一人のライダー、仮面ライダースペクターをメインに据えた外伝。最終回で眼魔(ガンマ)の世界へと旅立ったマコト(山本)、アラン(磯村)たちの物語が描かれる。最初にこの台本に触れた感想について山本は「(来場の)皆さんと一緒で衝撃的でした。今までのマコトにはなかったシーンが多かったので、本編(TVシリーズ)と違った表情が出せると思って、撮影が楽しみでした」と語る。
仮面ライダーゴースト/天空寺タケル役の西銘は「(山本は)本編と台詞の量が全然違うので、一切ふざけることなく下を向いてブツブツ言ってました」と茶化しつつ、「このVシネマにかける想いの強さを感じました」と持ち上げる。上堀内監督は「普段こういうこと言わないんですが『素晴らしかった』!」と一言。「1年間演ってきたものに、さらに乗っけて感情や表情を出してくれる、素晴らしい役者さんと作品が作れて良かった」と絶賛した。
今作は本編で助監督を務めた上堀内監督の監督デビュー作。監督について磯村が「監督は俳優との壁が一切なくて、“幽霊”みたいにスッと入って来るんです。芝居にもすごく親身になってくれる、監督の大ファンです」と評すると、「“幽霊”って、ゴーストだけにね(笑)。お歳暮贈りますんで」と返す監督。山本も「細かい表情や感情を大事にしたので、毎シーンの始めに監督と話しました。ドライリハでまず自分の好きに演らせてもらって、監督の望むものが出なかったらストレートに“違う”と言ってくれるし。迷っていたら時間をとってくれたり…」と監督への厚い信頼を語った。
一方、西銘は今回新登場のクロエ(マーシュ彩)との絡みで『惚れたような顔してください』と監督に演出されたようで「天空寺タケルでそんな演技をやったことがないので、『惚れる』に考えさせられました。一人だけ恋愛映画を撮ってるみたいでしたね」と明かす。当のマーシュにはその演技が届いたようで「伝わってきました…」と照れて顔を赤らめた。今作の見どころの一つに、磯村演じるアランの大演説のシーンがある。多数のエキストラも参加して行なわれたその撮影について「最後の演説は自分で内容を考えさせていただきました。1年間アランを演じた全てをかけて演説しました」とアピールした。
今回スピンオフ作が完成したが、更なる新作が撮られるとすれば主役は誰か?という話になり、そこは柳が演じた「山ノ内御成」だろうという声が。本編の出演時は坊主頭の柳も、今は若干髪も伸びておしゃれにジェルで固めて舞台挨拶に臨んだが、「撮影までには剃るので、よろしくお願いします!」と乗り気。監督は「タイトルは『仮面ライダーボーズ』で。監督は坊主繋がりで諸田さん(諸田敏監督)で撮るから」と笑わせた。
イベントの最後には、2月20日に19歳の誕生日を迎える西銘の、一足早いバースデーサプライズが行なわれた。場内が「ハッピーバースデー」の大合唱に包まれるなか、山本が誕生日プレゼントの包みを西銘に贈呈。中に入っていたのは、オレンジ色の“ゴーストカラー”のトレーニングウェア。山本は「自分が去年舞台に出演したときに、体作りが大事だなと思ったので、駿も役作りのために体を鍛えたり、自分の身体をコントロールしないといけないと思うので、これを着てトレーニングしてほしい」とプレゼントに込めた想いを語った。西銘が「嬉しー!」と喜びながら「これ着てジム行ったらソッコーばれると思うけど(笑)」と言うと、山本は「目立っていこう!」とキッパリ言い切った。
Vシネマ『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』(Blu-ray&DVD)は4月19日発売。
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