ニュース
2017/02/10 22:17
主演・宮崎秋人「けっぱります!」Dステ20th『柔道少年』開幕
俳優の宮崎秋人が主演を務めるDステ20th『柔道少年』が9日、下北沢のザ・スズナリにて開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われ、宮崎をはじめとするキャストたちからのコメントが届いた。
同舞台は、俳優集団D-BOYSが2007年より上演し続けている演劇公演「Dステ」最新作。記念すべき20回目の公演となる『柔道少年』は、2014年5月に韓国で初演され、人気を博した舞台を日本初上演。高校生たちの青春、おバカな日常、恋愛のドキドキ、スポーツに打ち込む真摯な姿が描がいた痛快純情ラブストーリー。
日本初演にあたり、舞台を日本に置き換えて上演。青森の田舎高校で柔道に打ち込む主人公を宮崎が演じ、都会の高校のボクシング選手で主人公の恋のライバルとなる役柄を荒井敦史、主人公を慕う柔道部の可愛い後輩たちを三津谷亮と池岡亮介、紅一点のヒロインを桜井美南がフレッシュに演じる。そして客演として、Dステ初参加となる小林正寛が、柔道部の顧問やボクシング部のコーチ役などを演じ分ける。
ちょっぴりおバカで愛らしい登場人物たちによる、笑いたっぷりの芝居はもちろん、真っ直ぐすぎるほどピュアな高校生たちの甘酸っぱい恋愛模様、オリンピック候補として一目置かれつつも結果が付いてこない状況に葛藤する主人公など、青春真っ只中の高校生を宮崎たちが熱演。
また、青森出身の三津谷が方言指導を担当している本作。冒頭の芝居から主人公たちが方言で芝居を繰り広げ、一気に『柔道少年』の世界へと引き込む。最初は何を言っているかわからない部分もあるかもしれないが、だんだんと耳に馴染み、心地よくなってくる。
スズナリという小劇場だからこそ、役者たちの息遣い、熱量を肌で感じることができる。そして、ステージ一面に敷きつめられた畳の上で実際に行われる柔道シーンは迫力満点でまさに圧巻。
キャストは6人ながら、三津谷や池岡、小林らがメインの役以外の個性豊かなキャラクターを演じわけて舞台を彩る。また、D-BOYSメンバーのファンなら思わず笑ってしまうような小ネタがいたるところに仕掛けられており、見るものを飽きさせない。笑いあり、ほろ苦い青春あり、胸キュンあり、涙あり、”演劇”の魅力がたっぷり詰まったステージだった。
Dステ20th『柔道少年』は、2月9日(木)〜21日(火)までザ・スズナリにて上演。その後、大阪公演が2月24日(金)〜26日(日)までABCホールにて上演される。また、7月19日は同公演のDVDが発売されることが決定。
≪Dステ20th『柔道少年』初日コメント≫
◆宮崎秋人
「ミヤザキシュウト役の宮崎秋人です。この『柔道少年』はとにかく楽しんで観られる作品に仕上がっていると思います。作品を、キャストを信じて席に座っていただければ、きっと“何か”が届くと思います。けっぱります!」
◆荒井敦史
「この『柔道少年』の見どころは、やっぱり目の前で行われる生の柔道シーンだと思います。さらに誰でも経験してきたであろう葛藤だったり恋愛だったりがリアル且つ、面白く表現されていると思います。最後まで楽しんで演じます」
◆三津谷亮
「Dステ史上ないくらい、キャスト全員、床の上をコロコロ転がります。そして、僕と池岡はコロコロと七変化します(笑)。舞台と客席の距離が近いスズナリ、そしてABCホールで、お客様と一緒に本作を回す大きな軸となれるよう、精一杯頑張ります!」
◆池岡亮介
「超ド級青春ラブストーリー。コメディです。つまり、お客様の笑い声がないと完成しないのです。僕らも本気で面白い芝居を目指します。声を出して笑っていただければ幸いでございます」
◆桜井美南
「ついに今日、私達が稽古場で作り上げて来た全てを、皆さんにお届け出来る事がとても嬉しいです。稽古では全員がアイディアを出し合い、全力で試行錯誤して来ました。その熱を感じてもらえるように、皆さんも巻き込む勢いで精一杯けっぱります(頑張ります)!!」
◆小林正寛
「韓国で大人気になった舞台というだけありまして、温かく、熱く、可笑しく、素敵な舞台だと思います。皆様に楽しんでいただけるように、精一杯やらせていただく所存です。よろしくお願い致します」
◆中屋敷法仁(演出)
「いよいよ開幕する舞台『柔道少年』!演技…柔道…そしてギャグ!ひたすらに稽古に打ち込んできたのも、全てはお客様に最高のエンターテイメントを届ける為です!小劇場空間ならではのライブ感をどうぞお楽しみに