50代の男達によるノンストップのパフォーマンスショーを見せてきたザ・コンボイショウに、このたび500名以上の応募者の中からオーディションで選ばれた20代のメンバー、後藤健流、荒田至法、佐久間雄生、本田礼生の4人が加入。そして12月半ば、2月の公演『asiapan(アジァパン)』に向けての稽古がスタートした。稽古初日の本読みの後、興奮冷めやらぬ新メンバーが稽古の感想、公演への期待を語った。

本田礼生「こんな充実した本読み初めてです！全部、痛烈に印象に残りました。時間を一分一秒たりとも無駄にしないぞという姿勢が伝わってきました。このストイックさは勉強になります」
荒田至法「こんなに焦った稽古初日もありません。まず、やるべき課題を先に与えてくださり、“じゃあ、見せて”と。僕らはその場で汗かきまくってフル回転でした。今日だけで得られるものがすごく多かった。台本をいただいて自分なりに読んできたけど、今日、ねずみさんが明確なビジョンを与えてくださったことで、自分の中のイメージがどんどん見えてきました」
後藤健流「もっともっとできるだろ、とストレートにビシバシ来ましたね。僕らの台詞ではない時にもねずみさんが話す一言一句を全部吸収したくて、集中しない時は1秒もなかったです。情景や自分の役が具体的になりました」
佐久間雄生「本読みとはこうあるべきという見本で、大切さを痛感しました。最近、見知らぬ役者さんにお会いすると“あ、コンボイの人だ！”って言われて、自分が本当に出演するんだな、と実感します」

　2月公演『asiapan』は、作・構成・演出を主宰の今村ねずみが手がける完全オリジナル作品で「アジアの中の日本」を意識したテーマが込められている。今の日本に必要なこと、今の日本人に見てもらいたいことが描かれており、そんな作品を演じられることがとても光栄だと新メンバーの4人は熱く語る。20代の新しい感性、50代の熟練の技と深い想いが混ざり合う、歌あり、ダンスあり、芝居ありのエネルギッシュな舞台に期待したい。

『asiapan（アジァパン）』［作・構成・演出］　今村ねずみ
［出演］瀬下尚人・石坂勇・舘形比呂一・黒須洋壬・トクナガクニハル／荒田至法・後藤健流・佐久間雄生・本田礼生／今村ねずみ
東京公演：TBS赤坂ACTシアター（2017年2月25日〜3月1日）、札幌公演：札幌市教育文化会館大ホール（3月5日）、愛知公演：東海市芸術劇場（3月8日・9日）、大阪公演：森ノ宮ピロティホール（3月11日・12日）、福岡公演：ももちパレス（3月14日）