芸能プロダクションのアービング、オーディション情報サイト「デビュー」、そしてリクルートのタウンワーク『激レアバイト』によるコラボ企画『アービング×デビュー 新人発掘特別オーディション feat. 激レアバイト』の2次審査が実施され、アービング所属の永尾まりやが面接審査に同席。受験者に質問をすると共に、アドバイスやエールを送った。

　バラエティタレントや女優として活躍する橋本マナミ、『seventeen』モデルの川津明日香、元AKB48で、女優や『LARME』モデルとして活躍する永尾まりや、連続ドラマ主演を果たしたSKE48の松井珠理奈らが所属するアービングだけに、女優、モデル志望の女子からの応募が多数集まった。

　永尾は「私が座っていいんですか？」とちょっと照れながら所属事務所の新人の面接審査に同席。雑誌モデル志望者に対しては撮影現場での様子を語ったり、ファッションやメイクを褒めるなどしてリラックスさせ、人見知りで上手く話せない受験者には、「人見知りのほうが、アイドルだと人気が出たりする。それも個性だし、武器に出来る」と、経験からの言葉で勇気づけていた。

　オーディションを終え、審査する側に座ってみて「初めての経験でした。いつもは審査される側で緊張するのに、する側ってこんなに緊張しないんだなって思いました」と率直な感想を語る永尾。

　自身がオーディションを受けたときを思い出して「AKB48のオーディションが一番最初だったんですけど、“1分間スピーチをして”って言われて、たぶん私5秒ぐらいしか喋っていないんですよ…。さっきの子とか受け答えも出来てたし、人見知りとはいえ、ちゃんと笑えていたので、すごいなあって本当に思いました。逆に自分は底辺過ぎてヤバかったです」と笑う。

　そんな永尾も、今ではファッション誌や数多くの映画、ドラマで活躍中。「経験って大切だな！って思います。いろいろと出ているうちに、なんとなく喋れるようにはなったりしたかな」と謙遜気味に言う。緊張を取るために経験から学んだことについて「テンションを高めるために、第一声を普段より張って出すこと。低い声のトーンのままで入ると、そのまま最後まで行ってしまうから」と教えてくれた。

　今回の審査でも、経験に根ざしたアドバイスを送っていた彼女。アイドル活動で先輩・後輩の関係性などを経験しての成長もあったようだ。「自分が経験したことを、後輩にはもっと伝えていきたいです。若い頃に出来なかったこととか、自分が後悔したことも沢山あるので。これからの子たちには、今のうちに“ここを後悔したよ”って言ってあげたいです」。

　今回は『激レアバイト』とのコラボ企画でもあるが、最近の若者は「新しいことに一歩踏み出す勇気」に欠けていることが問題視されているという。その話を聞いて永尾は「終わってから気付くことってあるじゃないですか？　終わって何年後かになれば、超ツラかったことも笑い話にできるし、ヘンなことがあっても話として盛り上がるテーマになる。だから、今のうちに面白いバイトとか、いろんな挑戦をしてもらえたらいいなって思います。私は高校1年で芸能界に入ったので、もっといろんなバイトがしたかったな。経験はトークだけじゃなくて、女優の仕事でも役に立つので」とメッセージを送った。

■永尾まりやプロフィール
1994年3月10日、神奈川県出身。「LARME」（徳間書店）モデル出演中。ドラマ『咲−Saki−』（MBS：日曜深夜0時50分/TBS火曜深夜1時28分〜)、ドラマ『咲−Saki−』特別編（MBS:2017年1月8日深夜0時50分〜/TBS:2017年1月10日深夜1時28分〜)、映画『咲−Saki−』2017年2月全国ロードショー。龍門渕高校・龍門渕透華役。