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2016/11/05 20:44
アイドルに扮して潜入捜査する刑事役・中村蒼「笑いを取りに行こうとせず、とにかく真面目にやることだけを意識しています」
『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)でイケメンすぎる広報マン・宮沢綾を演じ、女子の心を鷲づかみにした中村蒼が、現在放送中のテレビ東京土曜ドラマ24『潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス』(毎週土曜 深夜0:20〜 テレビ東京)では、アイドルに扮する新人刑事を熱演中。中村演じる主人公・辰屋すみれが、芸能界の表沙汰に出来ない事件を取り締まるため、アイドルとして潜入捜査にあたる、“刑事×アイドル”の新感覚コメディー。近年幅広い役柄に挑戦し、成長著しい中村が、ドラマへの想い、役作りについて、撮影エピソードについて語った。
■中村蒼インタビュー
――現在、放送中の『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』ですが、芸能界で起こる事件を解決するために刑事がアイドルとして潜入するという、いい意味でふざけたドラマですが、最初に企画を聞いた時の率直な感想は?
「最初は台本ができる前にざっくりとした設定だけ聞いたんですけど、想像できない内容で“どうなるんだろう”と思いました。一番、魅力を感じたのは、バラエティー班とドラマ班が一緒になって作るということ。ぜひやりたいなと思いました」
――プロデューサーには『ゴッドタン』などの佐久間宣行氏が名前を連ねていますもんね。普段からバラエティーは好きなんですか?
「はい、好きでよく観ています」
――では、上がってきた台本を読んでみていかがでしたか?
「セリフや掛け合いが特に面白かったです。よくある映画やドラマのコメディー作品とかの、勢いだけの笑いだけじゃないというか。バラエティーの人たちが作っているから、“わかる人にはわかる”みたいなセンスのある笑いもあって、すごいなと思いました。でもその分、面白いはずのセリフを僕が言ったことによって、笑いが半減してしまわないだろうか?とか、そういう心配な気持ちはありました」
――笑いを損ねないために、演じる時にはどんなことを意識しているんですか?
「監督には『欲しがらずにやって』と言われたので、笑いを取りに行こうとせず、とにかく真面目にやることだけを意識しています。面白い掛け合いもありますが、劇中ではみんないたって真面目に真剣にやっているんです。でもだんだん、“これでいいのかな?”とかみんな不安になってきて、どうしても味付けしたくなってしまうんですよね。コメディーをやっている感じとか、やった感がどうしてもしないので。でも冷静になってやめています(笑)」
――熱血なのに何故か空回りしがちな辰屋すみれですが、演じていていかがですか?
「タツヤは熱血で一生懸命ですぐ感動するタイプの人間。最初は嫌々アイドルをやるんですけど、途中で投げ出すことが嫌な人間なので、“任務”ということで一生懸命アイドルをやっています。“デカダンス”のメンバーとはあっという間にすごく仲良くなって、現場の雰囲気もいいので、自分の役も楽しみながら演じていて、苦労するということはあまりないです。タツヤは自分とは全然似ていないですけど、自分と違う方が演じていて楽しいです」
――デカダンスメンバーには、大東駿介さん、横浜流星さん、森永悠希さん、立花裕大さんと多彩なキャスト陣がそろっていますが、現場ではどんなふうに過ごしているんですか?
「中心になってくれているのは大東さんで、現場のムードメーカーです。デカダンスメンバーの中で最年長ということもあるんですが、みんなの兄貴的存在。と言っても、無理やりみんなを引っ張っていくということではなく、勝手に僕たちがついていきたくなるような感じなんです。明るくて優しくていろいろなことを知っていて、自然とみんなに慕われています。森永(悠希)くんは、役柄通り、実際に元子役なので、すごくどっしりしているというか、安心感がある人です。横浜流星くんは、今、20歳なんですが、まだ少し子どもっぽさも残っていて、役柄は暗いですけど、実はすごく明るいです。立花(裕大)くんは変わっているというか、演じているDと同じように、人と違う感覚を持っていて興味深い人(笑)。友達と一緒に神奈川から京都に自転車で行ったりとか、友達とピザ窯を作ったり。すごいアクティブなんですよ」
このほか、アイドルについての印象や考え、芸能界について、役者として歩んできた道のりや、芸能界志望者へのメッセージは、オーディション情報サイト「デビュー/Deview」に掲載中。