佐藤健、夢見る10代の若者へエール「かけがえのない時間を、全力で過ごしたほうがいい」 | ニュース | Deview-デビュー

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2016/10/13 06:01

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佐藤健、夢見る10代の若者へエール「かけがえのない時間を、全力で過ごしたほうがいい」

映画『何者』で、主人公の冷静分析系男子・拓人を演じる佐藤健。撮影/booro(BIEI)(C)Deview
映画『何者』で、主人公の冷静分析系男子・拓人を演じる佐藤健。撮影/booro(BIEI)(C)Deview

 映画『るろうに剣心』シリーズをはじめ、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』など、数々のヒット作に出演している佐藤健。就職活動を通して自分が“何者”であるかを模索する若者たちの姿を描いた、最新映画『何者』では、主人公の冷静分析系男子・拓人を熱演。佐藤はオーディションエンタメサイト「デビュー」のインタビューに応え、本作への想いをはじめ、芸能界デビューを夢見る読者に向けて、本作を通じて感じた想いをもとにエールを送った。

 平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した、朝井リョウによるベストセラー『何者』(新潮社)を映画化した本作には、佐藤のほか、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之といった、この世代を代表する実力派俳優たちが集結。就活でライバルとなる登場人物たちと同様に演技合戦を繰り広げる。

 もともと原作者の朝井と友達だったという佐藤は「映画化と関係なく『何者』を読んで、面白いなと思っていた」と語り、「友達として、『何者』を実写化するという話を聞いて。『まじ? キャストどうなるの!?』みたいな話をずっとしていたんです。『でも、この主役は難しいよね。キャラクターとして立ってくるのは(二階堂ふみが演じた)理香や他の人になってくるから。誰にするかも難しいし、悩みどころだね』って。実写化するっていう話しが出た当時、僕は覚えてないんですけど、朝井くん曰く、『もし、オファーきたらやる?』って聞かれて、僕は『いや、どうだろう』って答えたみたいです(笑)」と当時を振り返る。

 その後、数ヶ月経ったのちに出演のオファーを受けた際には「友達として話を聞いていた僕からすると、本当にキャスティングが大変だったんだなって思った」と話し、「もしも普通にオファーを頂いていたら、正直、断っていた可能性もあったと思います。でも、プロデューサーが、『バクマン。』のプロデューサーで、『世界から猫が消えたなら』の原作者でもある川村元気さんだったのも大きいかな。作品が続いていたし、信頼のある方からのオファーだというのもあって、話を頂いてからは即決でした」と出演を決めた経緯を語った。

 東宝の川村元気プロデューサーが発案した究極の役作りの企画として、佐藤たちはクランクイン前に、エントリーシート、筆記試験、集合面接、グループディスカッション、最終面接と、実際に学生が受ける就活試験を体験。「就活生の方々は、本当に大変だなと思いました。まず、エントリーシートを書くのが面倒くさくて(笑)。それを何社分も書かないといけないので、本当にみなさん偉いなと。あと、面接で落とされたりもするわけじゃないですか。“いやいやいや。そんな30分で、わかるわけないだろう”っていうフラストレーションもたまるだろうなっていうことを実感しましたね」と本音をポロリ。

 将来の自分の夢を見据え、入りたい企業に自分を売り込むという点において、就活とオーディションはリンクする部分も多い。就活でもオーディションでも、面接では自己PRは付き物。佐藤もオーディションを受けていた経験を振り返り「僕もオーディションとか、面接が苦手なんです。僕は、オーディションの時、特技披露でよくブレイクダンスをやっていましたけど、ブレイクダンスをやって受かったオーディションはないです(笑)」と明かす。

 また、「正直言うと、受かるか受からないかは、自己アピールの上手さじゃないと思うんです。今回、『何者』をやるにあたって、いろいろ研究もしたし、取材もしたんですけど、どうやら、結局は何をするにも人柄を見ているらしく。自己アピールするときも、内容よりも、その時に喋っている表情を見ているし、質問に対する答えの内容よりも、人間性を見ているっていうことなんです。……でも、じゃあ、どうすればいいんだろうっていうことですよね(笑)。人柄を見ているんだとしたら、考えすぎたり、殻に閉じこもっちゃうのは良くない。オープンに、恐れることなく、自分の人間性を全部さらけ出す方がいいと思います」と本作を通して感じたことを踏まえてアドバイス。

 さらに、芸能界でデビューを目指している「デビュー」読者に対して、「もしも何か、自分がなりたいものがあるんだったら、行動を起こすことは絶対に必要です。行動したけど受からない人っていう人もいると思いますが、いいアドバイスはできないけど、『頑張れ!』って言いたい。応援はする。でも、どうしたら受かるかは、自分でじっくりと考えてみてください」とエールを贈る。

 そして「あと、今、10代の方には、学生生活は二度と戻らない、かけがえのない時間なので、全力で過ごしたほうがいいよっていうことを伝えたいですね。何であれ、とにかく全力で、学生生活を過ごしてほしいです。この映画を観て、“自分が何者であるか”ということよりも、“自分が何をするか、何をしたいのか”が大事なんだと感じてもらえたらいいなと思います」と呼びかけた。

 映画『何者』は、10月15日より全国公開。なお、佐藤健のインタビュー全文は、オーディションエンタメサイト「デビュー」(下記リンク参照)にて掲載中。

関連写真

  • 映画『何者』で、主人公の冷静分析系男子・拓人を演じる佐藤健。撮影/booro(BIEI)(C)Deview

  • 映画『何者』で、主人公の冷静分析系男子・拓人を演じる佐藤健。撮影/booro(BIEI)(C)Deview

  • 映画『何者』で、主人公の冷静分析系男子・拓人を演じる佐藤健。撮影/booro(BIEI)(C)Deview

  • 映画『何者』は、10月15日(土)より全国東宝系にてロードショー。(C)2016映画「何者」製作委員会 

  

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