16歳の新人女優・谷岸玲那、明治座の新感覚の舞台にオーディションで大抜擢 | ニュース | Deview-デビュー

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2016/09/13 19:01

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16歳の新人女優・谷岸玲那、明治座の新感覚の舞台にオーディションで大抜擢

『SAKURA -JAPAN IN THE BOX-』(明治座)の主人公・サクラ役のWキャストに抜擢された谷岸玲那。15日(木)に初舞台を踏む(C)Deview
『SAKURA -JAPAN IN THE BOX-』(明治座)の主人公・サクラ役のWキャストに抜擢された谷岸玲那。15日(木)に初舞台を踏む(C)Deview

 創業140年を超える明治座が、日本の伝統芸能とアニメ、ゲームなどのポップカルチャーを融合して、日本の美しさ、強さを世界に発信する新感覚のミュージカルファンタジー『SAKURA -JAPAN IN THE BOX-』。その主人公・サクラ役のWキャストにオーディションで抜擢されたのが、現役高校生の16歳・谷岸玲那。今回、初舞台を踏む次世代の女優に話を聞いた。

■インタビュー/谷岸玲那

「初めての舞台経験は、大きな成長に繋がると思います」

――今回オーディションで役を勝ち取りましたが、舞台出演は初めて?

「舞台は初めてですが、小さいときから続けてきたダンスと歌が取り入れられた作品なので、やってみたいという気持ちがありました。オーディションには、舞台経験のある方が多くて。審査のときはみなさんすごく集中していて、笑い一つありませんでした。だからさらに緊張したんですけど、私はニコって笑いながら受け答えをするようにしました」

――これまで受けたオーディションとは勝手が違った?

「雰囲気がまったく違いました。CMや映画のオーディションでは、リラックスして受けるようにしているのですが、今回はカチコチになっちゃって(笑)。これまでない緊張でした、ホントに。舞台経験がないと、難しいかなって思っていたんですが、WEB投票に残ることができました」

――審査は面接以外にも何か披露したんですか?

「歌とお芝居と、その場で急に“ウォーキングして”って言われてビックリしました。でも、以前出演した制服のファッションショーのときに歩き方を教わっていたので、そのときのことを思い出して歩きました」

――ファイナルの4人が選ばれた後、サイトでWEB投票が始まりました。

「投票数が出ることを知らなかったので、ホームページに途中経過がバン!って書いてあってびっくりしました。その時も1位だったんですが、追い抜かされちゃうと思って、ハラハラ、ドキドキでした。投票してくださったみなさんがいなかったらこの舞台には立てなかったので、感謝でいっぱいです。期待に応えられるよう全力で頑張ります」

――以前のインタビューで、所属事務所のスターダストプロモーションのオーディション合格発表の前にも神様にお願いしたって言ってましたが、今回も?

「今回も、赤坂の豊川稲荷っていう芸能の神様にお参りに行きました。そこに行くようになってからお仕事が決まるようになったんですよ。モチベーションが上がるというか、いける気がするみたいな感じになれるので。何かある時は絶対もう豊川稲荷さんです」

――明治座さんにもお稲荷さんがいるから、口を利いてくれたのかも(笑)。今回の『SAKURA -JAPAN IN THE BOX-』は様々な要素が融合した新感覚のエンターテイメントですね。

「稽古をやっていくうちに、“ここでプロジェクター出る”とか言われて、ハッ!すごい!って思いました。スマホの光で客席を照らす演出もあったり、そんな舞台に立たせていただくってすごくワクワクドキドキです。でも歴史があって、1300人以上が入る大きな舞台なので、緊張と不安もあります」

――玲那さんが演じる「サクラ」はどんな女の子ですか?

「初めてビジュアルを見たときは、キレイでクールな女のコっていうイメージだったんですけど、それは成長した姿なんです。元々は勇気がなくて、一歩を踏み出せない、どちらかというと地味な子なんです。その子が白狐さんに導かれて、様々な体験をして成長して、最終的にメインビジュアルのような素晴らしい女性になっていくんです。私自身にとっても、この舞台の経験は大きな成長に繋がると思います」

――例えばどんなところが成長できそう?

「演技の仕方も全然違ってきます。そして今回は体の動きだけで伝える事が多いので、そこが自分にとって一番成長できるのかなと思います。公演を重ねるうちに、お客様が“この子はここういうことを伝えたいんだ”って感動してもらえたり、“この子はサクラ役にぴったりだな”って思われるように成長していきたいです」

――そもそも、玲那さんがこの世界にデビューしたきっかけは?

「『ビリーズブートキャンプ』みたいな動きのあるダイエットのCMがあるじゃないですか? 自分では記憶がまったくないんですけど、小さいときにそれを見て、“ダンスをやりたい”って言い出したみたいなんです(笑)。それからは踊っているのが当たり前で、厳しいことがあって、辞めたいって思った時期もあったんですけど、ダンスの無い生活は考えられないです」

――そして現在の事務所、スターダストプロモーションの募集をお母さんが見つけて応募してくれた。

「バックダンサーをやらせていただくうちに、芸能界に興味を持ち始めて。事務所に入って演技レッスンを受け始めたら楽しくて、女優の仕事をやりたいって思うようになりました。今は、いろんな役を演じられる幅の広い女優さんが目標です。最近、いじめっ子役をやらせていただいた事があって、観てくださった方が“うわっ! このコ悪いな〜”って思ってもらえるとやりがいを感じます」

――現在高校生の玲那さんですが、プライベートでハマっていることは?

「キモカワなステッカーを集めるのにハマってます。お母さんや友達にも“やめてよ、可愛くない、気持ち悪い”って言われても自分はそれに魅力を感じるんです。あと、最近は入学祝いで買ってもらった一眼レフで、空や風景を撮っています。お母さんの実家が静岡のほうなので、富士山の写真も撮ってます。自分で言うのもなんなんですけど、キレイに撮れるんですよ!」

――女子高生が富士山の写真って面白いと思います。日本の魅力的な部分でもありますし。

「じゃあもっと撮ろうかな! 富士山を撮ると、ほかの景色と違ってしっくりくるというか“ドン!”ってくるので、撮ったぞって満足感があります」

――では最後に『SAKURA』のどんなところを観てもらいたいですか?

「日本の四季の移り変わりがテーマで、春・夏・秋・冬のなかでのサクラの気持ちの変化や成長に注目して観ていただきたいです。アニメーションやプロジェクターの最新の技術ももちろんですが、剣術や日舞、美しい着物や、日本の文化の素晴らしい部分に触れて、知っていただきたいです」

 『SAKURA -JAPAN IN THE BOX-』は2016年9月7日〜2017年3月31日、明治座にて上演中。谷岸は9月15日(木)の回から出演。Wキャストの出演回の詳細は公式サイトを参照。

関連写真

  • 『SAKURA -JAPAN IN THE BOX-』(明治座)の主人公・サクラ役のWキャストに抜擢された谷岸玲那。15日(木)に初舞台を踏む(C)Deview

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  • 『SAKURA -JAPAN IN THE BOX-』の公演ビジュアル(C)2016藤ちょこ/明治座

  

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