ニュース
2016/08/08 12:24
『キミコエ・プロジェクト』合格者6名が決定! 声優ユニット「NOW ON AIR」としての活動もスタート
新世代の女性声優アーティストを発掘する『キミコエ・プロジェクト』の最終オーディションが7日、東京・六本木のニコファーレで開催。約3000人の応募者から選ばれた15名のファイナリストが自己PR、演技、歌唱・ダンスの審査に臨んだ。一般投票の結果および、審査員による選考の結果、飯野美紗子さん、神戸光歩さん、田中有紀さん、鈴木ひとみさん、岩淵桃音さん、片平美那さんの6名が合格。声優デビュー、声優ユニットデビューの夢への一歩を踏み出した。
合格者の発表で、最初に名前を呼ばれた飯野さん。現在大学2年生で就職活動を控え「これが夢にかけた最後のオーディションと決めて臨んだ」と明かし、「本当に嬉しいです」と喜びを噛み締めた。神戸さんは満面の笑みで喜びを表しながら「選ばれたということは期待されているということ。応えていけるように頑張ります!」と気を引き締めるように力強く語った。
田中さんは「いまでも信じられないです」涙顔で、会場に駆けつけた母親に感謝を伝える。自己PRでも「人前で話すのが苦手」と言っていた鈴木さんは、緊張の面持ちながら「前に出ていくタイプではない自分を見てくれていた方がいて、嬉しいです」としっかりした言葉で挨拶。
岩淵さんは「何もかも初めてでしたが、自分なりに努力してきてよかった」と充実した笑顔を見せ、「応援してくださる方がいて、本当に嬉しいです」と投票した視聴者に向けての感謝を伝えた。最後に名前が呼ばれた片平さんは「5人が呼ばれた時点でもうダメだと思ってて…最後に名前が呼ばれてよかったです」と安堵の涙を流した。
実はこの最後の6人目の片平さんを決める際に審査は紛糾。審査員の木皿さんは、最後まで粘って合格をつかんだ片平さんを「ほっとけない子(笑)」と評した。それを聞いた片平さんは「息の長い声優さん、頼られる声優さんになりたいです」と意気込みを語った。
合格者の6名がメインキャストを務めることとなる、劇場アニメーションのタイトルは『きみの声をとどけたい』に決定。制作はマッドハウスと東北新社が行い、監督はキミコエオーディションの審査員を務めた伊藤尚往監督が手がける。同作は2017年夏、TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー。
この6人は声優の活動と並行して「NOW ON AIR」という名のユニットを結成。この日「この声が届きますように」を初パフォーマンスし、歓声を浴びた。今後、映画出演、CDデビューに加え、12日、13日に東京ビッグサイトで開催される『コミックマーケット90』の「キミコエ・プロジェクト」に登場。オリジナルノベルティを配布することも決定した。
この日の最終オーディションの模様を収録した特別番組が9月22日にCSファミリー劇場で放送。ユニット「NOW ON AIR」の冠番組が同局で10月から開始されることも発表された。また『キミコエ・オーディション』第2弾の実施も決定。詳細は後日、オーディション情報サイト「Deview/デビュー」ほかで発表される。