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2016/07/06 23:45
アイドルたちがSF世界で大乱闘 舞台『時空警察クロノゲイザー』開幕
アリスインプロジェクト7月公演『時空警察クロノゲイザー』の公開ゲネプロが6日、品川・六行会ホールで行なわれた。誕生から15周年を迎える人気SF『時空警察シリーズ』の2年ぶりの舞台化。元アイドル、現役アイドルを含む女性キャストのみ総勢42名による公演で、ドラマチックな全力のアクションを披露した。
2001年にオリジナルDVD『時空警察ヴェッカー』が誕生して以来、テレビドラマ、音楽、玩具、映画、書籍、漫画など幅広いメディアミックス展開を続けてきた『時空警察シリーズ』。誕生から15周年を迎える今年、最新作『時空警察クロノゲイザー』が上演される。
タイムトラベルの技術が確立されている22世紀の未来。過去を塗り替えようとする時空犯罪を取り締まる時空警察の戦いを描く本シリーズの集大成として、舞台を未来の時空警察に置き、時空警察の存在理由そのものを問うハードで熱いストーリーが展開される。
公開ゲネプロを終えた囲み取材で、元SKE48の原望奈美は「アクションはほとんど初めてで、ただただ緊張していました。でも本日ゲネプロを経験して、無事に初日を迎えられそうです」と手ごたえを感じた様子。
元アイドリング!!!31号の古橋舞悠は「体の中がサウナ状態」とハードなアクションを振り返りつつ、「みんなの可愛いおヒザは見せられないぐらいアザがあるんです」と、厳しい殺陣の稽古を積んできたことを明かした。
今回、敵役として元アイドリング!!!8号のフォンチーと共演した古橋は「初めて会ったときから仲良く接してくださって、私も最初、アイドリング!!!の先輩なので怖いのかと思ったんです。いや、アイドリング!!!の他の先輩が怖いというわけじゃないんですけど。(在籍期間は)被ってはいなかったんですけど、アイドリング!!!魂でつながるものがあるのかなって思います」と語った。
アイドルカレッジの石塚汐花は、側宙などライブでも培ったアクロバットを存分に披露。石塚が「普段はみんな仲良しなんですけど、でも戦いとなったら本気で『殺す気』でかからないといけないから、みんな本番では『殺す気』で真剣に全力で戦っているので、そんな目に注目して欲しいです」と熱くアピールすると、あまりの語気の強さに「しおちゃんがそんなこというんだ…」と共演者もざわついていた。
この日のゲネプロは原作の畑澤和也も観劇。「僕が一番幸せです、15年このシリーズを作ってきて、舞台を始めて5年ぐらいなんですが、その歴代の主人公が目の前に並んでいる姿を見るだけで感動しました。一言ありがとうと言わせてください」と感激することしきり。「今君たちが世界で一番かっこいい女の子だと思います」と太鼓判を押した。
原作者によれば、映画化の企画も進行中で、『クロノゲイザー』シリーズが続いていく可能性もあるという。「今後15年以上、30周年を目指す」と力を込める『時空警察クロノゲイザー』は7月10日まで上演。出演は元PassCode黒原優梨、ミスFLASH/G☆Girls尾崎礼香、ハコイリムスメ阿部かれん、元SKE48加藤智子ほか。