仮面女子が出演する映画を制作する『Alice Film Collection』。そのシリーズ第4弾『フラクタル,Blue』に第35回(2012年) 日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞を受賞した名優・でんでんが出演する。

　仮面女子の不動のセンター・立花あんなが主演する映画『フラクタル,Blue』は、自殺志願の三人の男女が、たまたま同じ場所を選んだという出会いから、言葉を交わすことによって、生と向き合う物語。

　でんでんは「若い力、若いエキスみたいなのもらえそうで。その代り何かこっちも向こうに与えないとバランスが、ねぇ、取れないと思うけど。ホント、今若い人とやるのが楽しいな。歳が十、二十、三十、三代離れていても全然平気なんだけどね」と、仮面女子との共演から刺激を受けている様子。

　そして作品について、「死を(生を)いかに感じるかを、撮影現場では心掛けていました。監督の感性を観ていただけたらと思います」と映画『鉄の子』（田畑智子・�｢ジョンミョン・スギちゃんほか）などを手がけた監督・福山功起のセンスを推した。

　『フラクタル,Blue』は現在予告編が公式サイトで公開中。

映画『フラクタル,Blue』あらすじ

有島心（立花あんな）は、家族や友人との関係に悩んでいる高校3年生。辛い、悲しい、と感じる“心”なんて無くなって欲しいと願っていた。そんな気持ちで頭で思い描く「死にたい」という気持ち。心が人生最後の場所に選んだのは、家族との思い出の海。しかし、そこに一人の男が割り込んでくる。その男、西澤智樹（佐野和真）は、７年前、父の犯した一家無理心中での唯一の生き残りであった。命と引き換えに、智樹は“心”を失ってしまった。“心”のいらない心と、“心”のない智樹。出会った「死にたい」ふたり。智樹は心に一つ提案をする…。

監督／福山功起
有島心／立花あんな
西澤智樹／佐野和真
宮野沙希／桜のどか
奥薗千佳／神谷えりな
江口小百合／楠木まゆ
江口誠一／松木威人
有島明子／森川恵古
加藤英作／でんでん