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2016/05/14 23:15
アイドル×メロコア=ドルコア9人組『THE WiLD TRUMPS』デビュー!「9人でしか作れない景色を見せたい」
青山☆聖ハチャメチャハイスクールの研究生・MFガールズによって結成された新アイドルユニット「THE WiLD TRUMPS(ザ・ワイルド・トランプス)」のデビューステージ『THE WiLD TRUMPS 旗上総決起集会』が14日、池袋P'PARCO B2Fニコニコ本社で行われた。「メロコア」と「アイドル」を融合させた「ドルコア」を標榜する9人が、アイドル界に殴りこみをかけた。
去年の8月からMFガールズの「アイドルデビューチャレンジ」の開始が発表され、シングル予約販売3000枚を達成して、12月にアイドルデビューが決定した。それから約半年を経て、ようやく9人はデビューのステージにたどり着いた。海外のロックフェスを想起させるようなSEに乗ってメンバーが一人ずつ登場。MFガールズ時代は黒のポロシャツに赤のチェックというスタイルだったが、各自のイメージカラーの新衣裳に身を包んでの登場だ。このシーンだけでも、研究生時代から応援してきたファンにとっては感激だろう。
1曲めのイントロが始まった瞬間、センターを務めるミラノ・ジ・エンパイアが「ストップ!ストップ!」をオケを止めさせる。「好きな時でいいって言ってたから、今だって思ったの」と、デビューへの想いを込めた手紙を読み始めたのだ。MFガールズの初期メンバーとして2年余り活動してきたミラノ・ジ・エンパイアは「7人いた初期メンが辞めていくなか、ここに残ると決めたのは大きな決断で、ここを最初で最後にしたいという覚悟で活動してきました」と語り始める。
「挫けそうになったり、メンバーや運営さんと壁が出来たり」という『どん底』の状態を乗り越えて、学び、強くなったという彼女は「時間はかかったけど、夢を叶えることができたよ! 諦めなければ実現するということを噛み締めています」という。そして、ファン、家族、運営、先輩のメチャハイへの感謝を述べ「これからこの9人で、ゆっくりでいいからこのグループを作り上げていきたい。9人でしか作れない景色を一つひとつ目に焼き付けて欲しい。誰も欠けることなく駆け抜けていきます」と宣言した。
聞き入っていたメンバーも目を潤ませ、しんみりした空気になりかけたが、「曲に行ってもいいですか!」と再びエンジンをかけ直し、初のオリジナル曲『Party Girl』を披露。バンドアレンジのアッパーな楽曲でライブの幕開けにぴったりのナンバーだ。続く『Rolling Rolling』(仮題)では“回れ!回れ!回り続けろ!”の歌とともにステージでメンバーが円を描いて回転。会場のファンの間でも自然とサークルが発生。ファンと一体となって盛り上がった。さらに『はじめてのチュウ」のHi-STANDARDによる英語カバー『My First Kiss』をドルコアバージョンでカバー。曲の最後にはミラノ・ジ・エンパイアとエリコ・サンシャインが「ガチだコレ!」というキスまで見せた。
「私たち曲が少ないので!」と本編で2回、アンコールで1回、オリジナルの2曲をパフォーマンスした「THE WiLD TRUMPS」。エリコ・サンシャインは「私たち、これからが本当の勝負なので、これからどんどん突き進んでいきたいと思うので、ここにいるみなさん、私たちが夢を叶えるまで、ずっとずっと応援よろしくお願いします!」と挨拶して、決起集会を締めた。
ライブ後、「デビューが決まってから時間が経っていたので、今日までデビューの実感が湧かなかったけど、ライブが始まったらドキドキを忘れて、楽しい!しかなかったです」(ミラノ・ジ・エンパイア)、「ライブの前にみんなで円陣を組んだ瞬間に泣きそうになって、手紙でまた泣きそうになって…でも涙は見せずに笑顔で楽しめたので、最高の幕開けになったと思います!」(エリコ・サンシャイン)と感想を語ったメンバー。「コンセプトがドルコアなので、日本に限らず、海外のロックフェスにも進出できるような世界的なグループになっていきたい」と大きな野望を描く9人の今後のライブに注目したい。
この日のライブの模様、および9人のコメントは、オーディション情報サイト『Deview/デビュー』の連載『MFガールズ〜アイドルデビューの道、一直線〜』に掲載される。