ソロアイドルの小桃音まいが5日に都内で記者会見を開き、2016年8月14日恵比寿リキッドルームのツアーファイナルライブをもって、7年間にわたるソロアイドルとしてのライブ活動に終止符を打つことを発表。そして同時にユニットに挑戦することを発表し、ユニットメンバーオーディションの募集を開始した。

　年間300本以上のライブを積み重ね、グループアイドル全盛の中、メジャーアイドルに匹敵する活躍で、「地下アイドルの星」と呼ばれる存在感を示してきた小桃音。ついには2013年ビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たし、赤坂BLITZやリキッドルームでワンマンライブを達成。国内のみならず台湾でも定期公演を行うなど精力的に活動してきた。

　「今の自分がソロで出来ることはやり切った」という小桃音。その上で「今度はユニットとして、新しくもっともっと大きな夢を叶えていけたらいいなって思います。いっぱい小桃音なりに考えて、前向きな形でソロを卒業してユニットをやろうって思ってます。ユニットのコンセプトとか、メンバーももちろん何もかもきまっていないので、これから私と一緒に、夢見てくれる方を集めていけたら」と語る。

　そしていまだ達成できていない夢のひとつ、中野サンプラザでの単独公演をはじめ、大きな夢を一緒につかむメンバーを募集することを発表。ユニットメンバーは年齢・性別不問。また現在プロダクションに所属している人でも応募可能。ユニットに入るにあたり、何か「コレ」という自信を持った人（歌・ダンス・ビジュアル・スタイル・気持ち、などなど）を歓迎するという。

　応募要項は公式サイトおよびオーディション情報サイト「Deview／デビュー」に掲載中。

■小桃音まい／ソロライブ活動終了・ユニット活動始動会見

――ソロアイドルとしてのライブ活動終了というのはどういうことですか？

「私は2009年の4月にデビューしてもうすぐ7周年になるんですけど、今年のツアーファイナルの8月14日恵比寿リキッドルームの公演をもって、小桃音まいとしてのソロ活動を休止することにしました。7年間でいろんな経験をさせてもらって、いっぱいいろんなことを勉強して、嬉しいこととか悲しいこととかいっぱいあったんですけど、ソロとして出来ることはやり切ったかなと思うので、今度はユニットとして、新しくもっともっと大きな夢を叶えていけたらいいなって思います。いっぱい小桃音なりに考えて前向きな形でソロを卒業してユニットをやろうって思ってます」

――ユニットはどんなものになるのですか？

「全く何も決まってないんですよ〜（笑）。ユニットのコンセプトとか、メンバーももちろん何もかもきまっていないので、これから私と一緒に、夢見てくれる方を集めていけたらいいなって思っています。見切り発車な感じです。ユニットメンバーのオーディション募集も同時に行います。これまで活動したことが無い人も、ユニットやソロで活動している方でも、本気で一緒にやりたいって思っている方がいたら、どんどん手を挙げてほしいです。私はモーニング娘。さんが好きで、ハロー！プロジェクトに憧れてアイドル活動を始めたので、いつか小桃音が入ってるユニットを頂点にして、いろんなユニットがたくさん出来て、『小桃音帝国』が作れるぐらい、私のユニットも大きくしたいです」

――これまでソロアイドルへのこだわりを語っていたので、ソロでのライブ活動をやめるということに対しての想いがあるのでは？

「7年間もやって、自分の力で出来る精一杯を出して過ごして来て。できることは全部やり切ったなと思っています。そしてこれからのことを考えたときに、アイドルを辞めようか、とかいろんなことを考えたんですけど、やり切ったのはソロとしてやり切っただけで、アイドルとして考えたときはユニットや他の形もあるなっていうことに気付いて。だったら私の好きなアイドルとしては、まだ全然やり切れてないなって思いました。ソロにこだわっていた分、さみしい気持ちが無いかっていわれたら、ウソになるんですけど、次はユニットを頑張りたいっていう気持ちが今は強いです」

――新ユニットメンバー募集にはどんな人に応募してきてほしいですか？

「年齢の上限も考えてないし、女性だけじゃなくて、ゆるキャラみたいな性別不詳の人がいてもいいし、とにかく楽しいユニットができたらいいなって思っています。一つだけこだわりたいところがあるとすれば、何か一つでも、自分はこれが出来ますとかここが凄いですっていう強い個性があればいいなって思っているので、自慢できるところが一つでもあれば、それを持ってきてもらえれば嬉しいです」

――8月14日のソロ最後のライブはどんなステージにしたいですか？

「私は『王道アイドル』って言われていたので、『ザ・アイドル』っていうステージができたらいいなって思っています。憧れはアイドルらしいセットが組まれて、持ち曲を全部楽しく可愛く歌って踊って、ファンの人が幸せな気持ちになれるようなライブができたら」

――新ユニットはどんな人にプロデュースしてほしいですか？

「個人的な希望を言えば、つんく♂さんにプロデュースしてほしいです。やっぱり憧れなので、つんく♂さんに曲を作ってもらって、つんく♂さんの歌唱法を指導してもらって歌いたいです」