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2016/02/28 18:31
”きもの美人日本一”は、東京都出身の19歳・松田和佳さん『きものクイーンコンテスト2016』
日本最大級のきものの祭典『きものクイーンコンテスト2016』が、27日に浅草公会堂にて行われ、約6,200人の応募の中から東京都出身の19歳・松田和佳(まつだ・わか)さんが「きもの美人日本一」のクイーンに選ばれた。
同コンテストは、美の総合会社であるオスカープロモーションが、2011年より全面バックアップしている、ハクビ京都きもの学院による日本最大級のきものの祭典。きものの素晴らしさや女性らしさ、和の美しさを競い、その伝統美の素晴らしさを伝えていくためのコンテスト。この日は、応募総数6152名の中から選ばれた、344組358名が審査に参加し、今大会のスペシャルサポーターを務めた小澤奈々花がゲスト審査員として審査を見守った。また、2011年のスペシャルサポーター・河北麻友子と昨年CDデビューを果たした花岡なつみがスペシャルゲストとして登場し、コンテストに華を添えた。
コンテストの終盤、クイーン受賞者として名前を呼ばれた瞬間、感極まって大粒の涙を流していた松田さんは「こんな素敵な賞をいただけたことに大変びっくりしております」と正直な想いを語り、「最近の若者は、きものを着る機会が大変少なくなっていると思うので、今回の受賞を自分の自信にして、これから若い世代の方や外国の方々に、日本の古典文化であるきものをもっともっと広められたらと思います」とクイーンとしての想いを力強く語った。
また、クイーン受賞後に、河北、小澤、花岡とともに囲み取材に応じ「正直、まさか自分がクイーンを受賞できるとは思ってもみなかったので、とても嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔で受賞の喜びをかみしめ、「この着物のポイントは、きものが大好きな祖母からいただいたもので、今風のデザインではなくて、古典的なデザインがすごく気に入っています。髪型もあえてしっかりとまとめました」とコメント。河北も同じ黒を基調としたきもの姿だったため、記者から「お二人似てますよね?」と言われると、すかさず河北が「いろんなところが被っていて、ごめんなさい。コンビだと思ってもらえれば……」と話し、笑いを誘う。
同大会に応募したきっかけについて聞かれると「きものが大好きな祖母の喜ぶ顔がみたくて、応募しました。なので、この受賞の喜びは一番に祖父に伝えて、次に母や家族、友達に伝えたいです」とコメント。また、副賞のハワイ・ペア旅行については、「いつも一番近くで私のことを支えてくれている母と一緒に行きたいなと思います」と家族への感謝の想いを述べた。
今回スペシャルサポーターを務めた小澤は「近い場所でみなさんの素敵な姿を見させていただいて、こんな経験は初めてでしたし、すごくいい経験をさせていただきました」とコメント。きものを着た感想については「けっこうたくさんの方に“きものを着ていると大人しくなるね”って言われました。X21では元気よく踊っているので、違う私を見せられたかな」とニッコリ。
クイーンを受賞したことで、”芸能界に興味はあるか?”を聞かれた松田さんは「素敵な世界だなとは思います。今はここに立っているだけで頭がパニックなんですが……」と語りつつ「けど、興味はあります」とコメント。そんな松田さんに対して先輩たちから、「笑顔を忘れずに楽しく!(河北)」、「まだまだアドバイスできるような立場ではないんですけど、初心を忘れず笑顔で頑張ってみてほしい(小澤)」、「私もデビューしてまだ半年なんですが。一つ一つのお仕事を楽しく精一杯やっていったらいいんじゃないかなと思います(花岡)」とエール。松田さんも「ありがとうございます!」と笑顔で応え、さらに、どんな仕事に興味があるかという質問に対しては「小学校1年生のころから馬術をけっこう本格的に習っていることと、きものが大好きなので、時代劇にはすごく興味があります」と目を輝かせた。
このほか、「準クイーン」には、東京都出身の葛谷まりんさん(くずや・まりん/19歳)と、同じく東京都出身の芹川有里さん(せりかわ・ゆり/28歳)が選ばれ、オスカープロモーションへの所属のチャンスが与えられる「オスカープロモーション賞」は、神奈川県出身の上運天美聖さん(うえうんてんみさと/20歳) が受賞した。