『ハンサム落語』第7弾公演が開幕 初参戦の前山剛久「新人らしく笑顔と純粋なキモチで頑張りたい」 | ニュース | Deview-デビュー

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2016/02/06 21:47

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『ハンサム落語』第7弾公演が開幕 初参戦の前山剛久「新人らしく笑顔と純粋なキモチで頑張りたい」

2月5日より赤坂REDシアターにて開幕した『ハンサム落語 第七幕』キャスト陣。(C)Deview
2月5日より赤坂REDシアターにて開幕した『ハンサム落語 第七幕』キャスト陣。(C)Deview

 古典落語とイケメンがコラボした人気舞台シリーズ『ハンサム落語 第七幕』が、5日より赤坂REDシアターにてスタート。初日公演前には林明寛、宮下雄也を除いた出演者7人が揃い、本作に向けての意気込みを語った。

 『ハンサム落語』は男前な若手実力派役者が2人1組になって、現代風にアレンジした古典落語を掛け合い演じる人気シリーズ。馴染みがなかなかない古典落語と、とっかかりやすい“ハンサム”が合わさった本作は、今回で7回目。2013年の第一幕から全シリーズに出演する磯貝龍虎、平野良をはじめ、第二幕以来の出演となる加藤良輔、初参戦の碕理人、土屋シオン、西山丈也、前山剛久ら計9名の役者が毎公演ペアを変えながら、『千両みかん』『看板のピン』『お直し』『笠と赤い風車』の演目を披露。キャストの組み合わせにより、同じ演目でも異なる魅力が生まれるというのも、このシリーズの見どころの一つ。

 初日を迎えて、第一幕から第七幕まで全シリーズに出演する磯貝は「相変わらず面白い演目ばかりで、皆さんに楽しんでいただけたらなと思っています」と挨拶。同じく全シリーズに出演してきた平野は「最初は手探りでやっていたハンサム落語ですが、徐々に皆さんに浸透してきて、そして支持をいただいて第七幕までこれたというのにまず感謝です」と語り、「ますます発展させていかなきゃいけないなっていう想いもあるので、今回初参戦の若い方から、若くないけど初参戦の方もいますが(笑)、いろんな方々がまた集まってくれているので、ますます第七幕は盛り上がるんじゃないのかなと思っております」と手応えを感じている様子だった。

 本作が二回目となる加藤は「初心に帰ってチャレンジャー精神で頑張っていきたい」と意気込む。今回が初参加となる西山は「先ほどご紹介に預かりました、若くない!初参戦の者です」と自虐コメントで笑いを誘いつつ、「先輩方に負けないように頑張りたいです」と力強く宣言。同じく初参戦の土屋、前山、碕も「普段落語に親しみのない方々も落語に触れるいい機会になったら(土屋)」、「一つ一つ大事にして、新人らしく笑顔と純粋なキモチで頑張りたい(前山)」、「先輩達が築き上げてきたこの『ハンサム落語』に参加することができて本当に幸せです(碕)」とフレッシュな風を吹かせる。

 また『ハンサム落語』にかけて、”自身のハンサムポイント”を聞かれた磯貝は「カッコつけず、ハンサムなのにここまでやるってことがハンサム……心のハンサムなのかなって僕は思います。僕はそういう風にやっていますけど。えぇ。何か?」と強気の発言で爆笑を誘う。さらに西山が「僕なんかは、ほかの作品ではハンサムとは一番ほど遠いところにいるんですけど、今回ハンサムの森に迷い込んだということで、これ幸いに、一生懸命自分のハンサムを思う存分発揮したいと思います」とコメントすると、すかさず平野が「『ハンサム落語』でハンサムを観に来たちっちゃい女のコが(西山を)見たら、たぶん泣き出すから」とツッコミ、それに対して西山が「そんなことはないでしょ!(西山)」と、息ぴったりの掛け合いを披露し、盛り上げる。

 ほかにも「ハンサムかどうかは、僕が決めることじゃないとは思うんですけれども、親のDNAに感謝です(土屋)」、「ハンサムだな〜(磯貝)」、「オシャレですね(平野)」とフォローしたかと思えば、碕の「車の免許持ってないですけど、車を持ってるつもりでいくのが、本当の男のかっこよさかなと本気で思っております」という答えには、「真面目風だけど、内容ゼロだからね(平野)」、「全然的外れだけどね(西山)」と冷静にコメントを分析したりと、チームワーク抜群な様子を見せた。

 その後、行われたゲネプロでも、そのチームワークは健在。磯貝と平野がペアを組んで演じた「千両みかん」では、床に臥せた呉服屋の若旦那のために季節外れのみかんを探す番頭役の磯貝と、大旦那・若旦那・八百屋など複数の役を声や表情をコロコロ変えてこなす平野のやり取りは、町並みや呉服屋の様子まで見えてくるリアルさ。もう一作「お直し」でも、平野のなめまかしい花魁の仕草はもちろん、浅はかな男が見事にハマった磯貝の演技は必見だ。ふたりとも全シリーズ出演とあって、息もぴったり。

 加藤と西山による博打を題材にした「看板のピン」では、年配役と兄貴の二役を演じ分ける西山と頭の軽い弟分役の加藤とのコミカルなやり取りが笑いを誘う。一方の「笠と赤い風車」は、現代にも通じる親子の物語。西山の子を想う継母役、加藤のぐれた息子役の見事な掛け合いに、最後涙を誘われる。

 古典落語ではあるが、旬なネタやアドリブを交え、現代風に仕上げているため、落語の世界をまったく知らなくてもすっと引き込まれる。また、組むペアによって、同じ演目でもまったく違った装いを見せるのが『ハンサム落語』。眉目麗しい男優たちによる声と表情、仕草、そして掛け合いが、長年語り継がれてきた日本文化である落語の世界をより一層面白く、かつわかりやすく表現している。

 『ハンサム落語 第七幕』は、2月14日(日)まで赤坂REDシアターにて上演。2月19日(金)〜21日(日)に大阪公演(テイジンホール)、2月24日(水)〜28日(日)に東京凱旋公演(CBGKシブゲキ!!)が開催される。

(C)ハンサム落語製作委員会

関連写真

  • 2月5日より赤坂REDシアターにて開幕した『ハンサム落語 第七幕』キャスト陣。(C)Deview

  • 2013年の初演以降、全シリーズに出演している平野良。(C)Deview

  • 2013年の初演以降、全シリーズに出演している磯貝龍虎。(C)Deview

  • 第二幕以来の出演となる加藤良輔。(C)Deview

  • 『ハンサム落語』シリーズ初参戦の西山丈也(C)Deview

  • 『ハンサム落語』シリーズ初参戦の土屋シオン。(C)Deview

  • 『ハンサム落語』シリーズ初参戦の前山剛久。(C)Deview

  • 『ハンサム落語』シリーズ初参戦の碕理人。(C)Deview

  • 『ハンサム落語 第七幕』より。(C)Deview

  • 『ハンサム落語 第七幕』より。(C)Deview

  • 『ハンサム落語 第七幕』より。(C)Deview

  

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