タレント陣内智則の姪・宮脇舞依が所属する兵庫県姫路市のローカルアイドル「KRD8」の3rdシングル『Never Ending Story』が、2月8日付のオリコン週間シングルランキングで12位にランクイン。姫路市長からも祝福されるなど話題となっている。陣内は「姪っ子が所属しているKRD8。僕はやんわり反対してましたが、地元兵庫県のアイドルが全国で活躍してくれる事を心から願ってます！まいまいをはじめKRD8を皆さん応援よろしくお願いします」とメッセージを贈った。

　兵庫県のアイドルとしては歴代最高の順位に地元は大フィーバー。石見利勝姫路市長も「姫路で生まれた黒田官兵衛を広くPRするご当地アイドルとして結成されたKRD8は、現在も活動を通じて姫路の魅力を広く全国に発信いただいています。この度の3rdシングルがオリコン12位という高成績を収めたとお聞きし、ファンの1人として喜んでいます。これからも若い世代に姫路の歴史や文化を伝え、さらにご活躍されることを期待しています」と喜びのコメント。

　陣内智則の実姉の娘である宮脇舞依は、叔父からのコメントを受け「智くん、コメントありがとう！　やんわり反対しながらも、ずっと応援してくれて本当に感謝しています。地元関西を中心に沢山の素晴らしい人達に出会って支えられていろんな奇跡が生まれました。これからは支えてもらった分をお返しできるよう頑張っていきます。いつか智くんにもKRD8のステージを見てもらいたいな。ともくんが出てる番組に呼んでくれて、KRD8みんなで歌わせてください」と、感謝するとともにおねだりした。また、ファンと一緒に順位速報を聞いた総合プロデューサー・岩井迫泰行は「感無量です。結成3年。立案、募集、結成、活動、移籍、停滞、躍進と全てのシーンが思い出され、涙が出るより先に放心しました」と涙目で語った。

　2013年末に姫路商工会議所青年部の事業としてNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』のPRを目的に結成されたKRD8。大河ドラマ終了とともに解散する計画だったが、メンバーの熱い想いと多くのファンの惜しむ声が、姫路市の大人達を動かし、任期満了直前に、15名の有志経営者が新たに一般社団法人姫路応援プロジェクトを設立。2015年4月からそこがKRD8活動の受け皿となることで、『自分たちに出来る事をやる。』をテーマに姫路のPR活動に集中して活動を行ってきた。

　岩井迫プロデューサーは「県外に行くと、『兵庫』という単語、『姫路』という単語を見聞きする機会がなく悔しかったですね。一人でも多くの方が『兵庫』や『姫路』という単語を口にする機会が増えれば。ただそれだけです」と活動の目的を語る。CDの歌詞カードに地元の世界遺産であり国宝の姫路城の季節の写真と共に紹介文を掲載し、CDの販売枚数を伸ばすことで地域観光地のPRに繋がる形をとり、ご当地アイドル活動と地域振興活動をシンクロさせてきた。

　そして「今回の3rdシングルは、商工会議所青年部から移籍して初のCDの発売となり、運営体制の立て直しや、メンバーとの意志の疎通など混乱も多々ありました。いろいろあって心が折れそうなりましたが、KRD8メンバーとファンが泣きながら歌い声援を送っている姿を見るたびに立ち直ることができました。彼女たちはまだまだ走り続けます。馬鹿げた活動と思う人も居るかもしれませんが、至って真剣に姫路の振興になっていると信じ頑張って行こうと思います。みなさんの少しの理解と声援をいただけると幸いです」と改めて呼びかけた。

　岩井迫に加え15人の姫路市民のプロデューサーのバックアップで、今後もKRD8は地方アイドルとして、全国に姫路の魅力を発信していく。