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2015/12/21 18:50
渡部秀の天然っぷりに桜田通らお手上げ!? 映画『シュウカツ』完成披露イベント
ブラック企業と就活生の闘いを描いたオムニバス映画『シュウカツ』の完成披露イベントが、20日に渋谷ユーロライブにて行われ、各話の主演を務めた桜田通、渡部秀、廣瀬智紀、横浜流星、戸谷公人、千葉誠治監督がトークショーに登場した。
本作は、就職をテーマに、面接官たちにより会議室に軟禁され、回答不能な難問や辞退不可能な内定など、生き残りをかけた最終面接に闘い挑む学生たちを主人公に据えた、インテリジェント・サバイバル・サスペンス。
第4話の主演で、ライバル(渡部)を蹴落とそうと揺さぶりをかける学生を演じた桜田は「会社に入るために頑張って面接受けに来た人にするようなことじゃないことをやってる。とてもひどいなって演じながら思ってました」と役柄について語る。同じく第4話主演の渡部は「通くんとは同じ事務所で同い年ですごく仲がいいんですけど、ちゃんとお芝居するのは初めてで新鮮でした」とコメントし、「よく一緒に歌ったり踊ったりすることはあるんだけどね」と語ると、同じアミューズ所属の戸谷も「それ、俺もたまにあるわ!(笑)」と笑顔を見せる。
また、渡部は「みんな、撮影期間が1日とかで。朝早く来て夜遅くまでの撮影というのが大変だった」と明かし、戸谷も「僕は朝の6時くらいまで撮影したので、後半ほどんど記憶がない。それくらい過酷な現場だった」とハードな撮影を振り返った。
第3話で主演を務めた廣瀬は「僕、にじゅうはっちゃい(28歳)なんですけど……」と開口一番で甘噛み。戸谷から「なんで、そこ可愛く言ったの?(笑)」とツッコまれつつ、「就活生の役柄なので、フレッシュさをどうやって出そうか考えた。演じている中で、こんな就職活動イヤだなってすごく思いました。でも、こういう就活している学生たちは、僕等のこういう姿を観て、逆に勇気を貰えるんじゃないかなって思いました」と語り、隣の戸谷に「どうだった?」と感想を求める。突然の振りに対して戸谷は「え!? 俺?」と戸惑いをみせつつも「思ったよりも高校生くらいな感じに見えた。にじゅうはっちゃい(28歳)気にしてたけど、全然大丈夫だったよ」と優しくフォロー。
キャストの中で最年少・19歳の横浜は「(就活)を先取りできた気分でした。このメンバーの中でも一番少年ぽさがあるような、コロコロと表情が変わる役柄。素直で、でも曲がったことが嫌いなタイプの男の子という風に捉えて演じました」とコメント。桜田は、ブラック面接官との闘いを描いた横浜主演の回が一番印象に残っていると語り「あんなムカつく面接官……観ていて流星くんが可哀想になった」と心情を語る。
膨大なセリフ量だったという本作に対して、監督から「台本の処理の仕方、セリフの覚え方はどうしてた?」という質問が飛ぶと、桜田は「僕は処理しきれてたかもわからないですけど、監督が“一語一句間違えずに”という方ではなかったので、道筋をちゃんとなぞっていくということを第一でやらせてもらいました」とコメント。一方の渡部は「みなさん台本覚えるときって、どうされてます?」と監督からの質問に質問返しをしつつ、「人によっては……あ、いいや。ちょっと質問を変えて……」と発言。すかさずキャストから「監督からの質問変えた!(笑)」(桜田)、「ちょっと!“秀ワールド”出すの止めてもらっていい?(笑)」とツッコまれるも、我関せずという感じで「台本とかに限らず、集中したいときって、カフェとかの方が集中できる方って多くないですか? みなさん環境でいうとどこで覚える人ですか?」とキャストに質問。それを受けた戸谷が「環境でいったら…」と答えようとするも、それを遮って「俺はお風呂で…」と自分の話を進める自由すぎる渡部に、思わず戸谷は「今、俺に話を振ったんじゃないの!? 今答えようとしてたのに! あんまり興味ないんだろ(笑)」と立ち上がってツッコミ、場内は爆笑の渦に。
そして改めて、戸谷は「無音のリビングで覚えたり、長セリフは風呂で覚えたりしている」と答え、さらに「(台本を)読んでないって思われるのは嫌なので、お風呂で読むとちょっとクシャクシャになるじゃないですか。それを使ってます(笑)」と、裏ワザを告白。廣瀬は「帰り道」と答え、桜田は「静かな家の中かベッドの上」と回答。横浜は「セリフ量がすごいときは、録音してそれを聞いて覚えます。あと、例えば”食器洗い”とか、まったく違うことをやりながらセリフを言ったりします」と告白。それに対し、ほかのキャストは「処理能力がすごいね〜」と感心しきりの様子。そんな横浜に対して監督が「流星くんはセリフ完璧だった。一語一句、頭から最後まで完璧に覚えていた」と絶賛すると会場からは拍手が起こった。
また、ほぼ座ったままの状態での会話劇という本作に対して、横浜は「難しくもあり、楽しくもあった。でも、あまり考えずに楽しくやりました」と語る。この日、終始真面目にコメントしていた横浜に対して監督は「(話を)落としたり、あんまり変なことしないんだね。秀を見てごらん?」とコメント。すると「これ、わざとじゃなくて、まんまですから! 計算とかじゃないからヤバイんだよ(笑)」(戸谷)、「天然素材だからヤバイ。ウケ狙ってる方がまだいい(笑)」(桜田)と、渡部に対してのキャストの鋭いツッコミに笑いが起こる。それを見ていた横浜が「あんまり面白くなくてすみません」と苦笑いを見せると、桜田は「いやいや。さっきから、受け答えとか一番年下なのにしっかりしてる」と先輩らしくフォロー。
さらにそんな横浜に対して監督は「流星くん大丈夫?話し足りないことない?」と気遣うと、戸谷も「皿洗いの話とかしたほうがいいんじゃない?」とひと言。それに対して横浜はが「大丈夫です。(食器洗いは)自分の食べた分だけ皿洗いするっていうことです」と笑顔を見せると、キャスト陣は「えらいね〜、素晴らしい!」と最年少の横浜にデレデレ。監督が渡部に対しても「秀くんは大丈夫?」と問うと、渡部は「僕は大丈夫です!!」と満面の笑みを浮かべる。しかし、桜田から「秀くんは、基本的にお皿も食べちゃうので、皿洗いしないからね」イジられ、「食べないよ!!!」と即答で返し、さらなる爆笑を誘っていた。終始、渡部の天然キャラ炸裂で会場は盛り上がる中、大盛況でトークショーは幕を閉じた。