重厚な人間ドラマと痛快なアクション、登場人物および現代日本のリアルな描写で人気の『龍が如く』。2005年にプレイステーション2で第1作『龍が如く』が発売されて以来、続編や番外編、サイドストーリーなど多数の作品が作られ、劇場映画化、舞台化もされたヒットシリーズだ。今回、2016年秋に発売予定のPlayStation(R)4専用ソフトとしてリリースされる『龍が如く6』に出演する、20歳以上の女性を募集。「ゲームの出演者」と聞いて「声優募集？」と思うかもしれないが、『龍が如く』の場合はちょっと違う。合格者本人の顔のデータを取り込んでCGキャラクター化して、そのキャラクターに本人が声を当てることになるので、ゲームの世界にそのまま飛び込むことができるのだ。さらに合格者はセガの公式ニコニコ生放送『セガなま』への出演や、ゲーム系メディアへの登場、『東京ゲームショウ2016』をはじめとする各種イベントでリアルに活動することもできる。女優、声優を目指している人はもちろん、モデルになりたい人、タレントとしてはばたきたい人まで、幅広い人のチャレンジを待っているオーディションなのだ。

　これまでゲームが踏み込めなかったリアルな現代日本を舞台に、骨太なストーリーが展開する『龍が如く』シリーズには、これまで多数の有名俳優、女優がゲスト出演。本人がそのままの姿でゲームに登場し、映画の世界さながらのドラマが展開されるのだ。今回のオーディションの合格者が出演する『龍が如く6』には、あの世界のビートたけしが出演することも決定。PlayStation4専用ソフトとして開発されている『6』だけに、画像を見るとその高いスペックをフルに使った最高の画質であることが分かる。また2016年1月21日に発売となる最新作『龍が如く 極』には、日本を代表するユニット「B'z」のメンバー・稲葉浩志が楽曲を提供。このタイアップを見ても『龍が如く』シリーズの人気のほどが感じられるだろう。オーディションに合格すれば、豪華メンバーと間接的にでも共演でき、この世界の一員になることができるのだ。

　今回の募集タイトルに「復活！」とあるように、『龍が如く』シリーズではこれまでにも3回の一般公募オーディションを開催している。『龍が如く4 伝説を継ぐもの』で開催されたオーディションでは、合格した7名のルックスやキャラクターをモデルにし、本人が声優を務めたキャバクラ嬢がゲームに登場した。そのなかには当時一般から応募した壇蜜や、大学生だった声優・一木千洋らもいた。オーディションでは、演技経験や芸能活動の経験、プロダクションの所属の有無は不問。『龍が如く』やゲームが好きな人、演技、または広報の仕事に興味のある人、そしてとにかくなんでもいいからきっかけが欲しい人も大歓迎とのこと。そして気になる選考ポイントは「熱意」「ルックス」「トーク力」「一芸」「個性」。外見だけでなく、本人をイメージした性格やプロフィールを活かした設定でキャラクターが作られるため、個性あふれる応募者を待っているのだ。