『新約アルカナスレイヤー』で声優デビュー 『声優魂』グランプリの15歳、堤雪菜インタビュー | ニュース | Deview-デビュー

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2015/11/18 11:55

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『新約アルカナスレイヤー』で声優デビュー 『声優魂』グランプリの15歳、堤雪菜インタビュー

昨年「第三回全日本声優コンテスト『声優魂』」でグランプリを受賞し、『新約アルカナスレイヤー』ルナ役で声優デビューする堤雪菜さん(C)Deview
昨年「第三回全日本声優コンテスト『声優魂』」でグランプリを受賞し、『新約アルカナスレイヤー』ルナ役で声優デビューする堤雪菜さん(C)Deview

 第三回全日本声優コンテスト『声優魂』(2014年11月)でグランプリを獲得し、今冬12月リリースのゲームアプリ『新約アルカナスレイヤー』で声優デビューする堤雪菜さん。地元徳島からコンテストをきっかけにチャンスをつかみ、声優修業に励む15歳の新人に話を聞いた。

■堤雪菜インタビュー
「いつか、声を通して皆さんに夢を見せられる声優になりたい」

――14歳で『声優魂』グランプリを獲得したときにインタビューして以来ですね。まずは声優デビューおめでとうございます。

「ありがとうございます! 『新約アルカナスレイヤー』は新感覚シミュレーションRPGということで、セリフをいただいたとき、本当に面白くて! どんなふうにストーリーが進んでいくんだろうって、私自身ワクワクしながらセリフを読ませていただきました。絶対皆さんに楽しんでいただけると思いながら、頑張って声を吹き込みました」

――演じるのは魔術師のルナ役。どんなキャラクターですか?

「私と同じ中学生ぐらいで、自称天才の魔術師の女の子です。おてんばでちょっとツンデレだけど、魔術都市の学校でも有名でちゃんと実力はあるんです。自信満々なところがあったりするんですけど、キャラクターのイラストを見たとき、すごく可愛いくてちっちゃくて、守ってあげたくなる妹みたいな存在なのかなって思いました」

――ゲームのボイスはアニメとはまたちょっと違いますよね。

「対戦の時の声は、何回も何回も同じ声を聞くことになりますよね。だから聞きやすくて飽きない声にしたいと思ったんですけど……できたのかなあ。収録を経験して、余計に声優さんってスゴイ!って思いました」

――プロとして、初めて自分に与えられた役を演じた感想は?

「今でも信じられないぐらいです。スタジオに入ったら緊張感がすごかったんですけど、やるしかない、頑張ろうという思いでした。他の声優さんの収録を見ることも出来たんですが、台本にすごく真剣に向き合っていらして。私もそうなりたいと、とにかくセリフに集中しようと思いました」

――『声優魂』でグランプリを獲得してから1年が経ちましたが、変化はありましたか?

「今年の4月から、『81 ACTOR'S STUDIO』大阪校に通わせていただいています。毎回のレッスンが勉強になっていて、自分でもちょっと成長できたんじゃないかなって思います。今まで悩んでいたことも、先生からアドバイスをいただけて、毎回楽しみです」

――地元の徳島から毎週大阪に通うのは大変ではないですか?

「帰りは遅くなるので、最初は疲れたりしましたが、最近は慣れて大阪でちょっと遊んだりしています。大阪校では、先生だけじゃなくて仲間たちも本当にいろんな話をしてくださいます。皆さん私より年上なんですが、高校や大学のことを話してくださって、自分の将来がちょっと見えてきて、感謝しています。大阪校の仲間との会話は本当に勉強になるし刺激になることばかりで、本当にいい経験になっている なと思います」

――地方在住の人は「チャンスが少ない」と嘆いている人も多いです。

「小学6年生のときに声優を目指し始めて、歌の大会に出場したりしたんですけど、声優のコンテストを受けたのは『声優魂』が初めてでした。『声優魂』の募集はお父さんが見つけてきてくれたんですが、ちょうど昨年から中学生でも応募できるようになったので、タイミングも良かったし、これは絶対に受けるしかない!って思いました。『声優魂』が無かったら、私は今ここにはいません」

――元々はお母さんの影響で声優に興味を持ったそうで。

「お母さんが水樹奈々さんのことが好きで、私もライブDVDを観る様になって、気がついたら振りを覚えてしまっていて。そこからアニメに興味を持って、いろいろな声優さんのことを知って、気がついたら声優さんの魅力に引き込まれていました。小学6年生で声優になりたいと思って、そのころには中学3年生でデビューできるなんて思っていませんでした」

――オーディションを受ける前から地元でラジオ番組を持ってるんですよね。

「中学のときにボイストレーニングを始めたんですが、その先生のところでライブや発表会をしていたんです。そのときに地元のFM局『エフエムびざん』のプロデューサーさんから“ラジオをやってみない?”と直接お話をいただいて、『ゆきなの目指せ!2.5次元!』という番組を始めました」

――『目指せ!』からついに『新人声優』になりました。

「『新人声優』という言葉、すっごく嬉しいです。プロデューサーさんはいつも“気楽に行こう”と優しく教えてくださって、自分は恵まれてるなって毎日思います。ラジオを始めたころにプロデューサーさんが“イベントがあっても『あいにくの雨ですが』って絶対に言っちゃダメだよ。雨は『恵の雨』とも言われているんだから”って教えてくださって。そうした一つひとつがすごく勉強になりました」

――番組で徳島の自衛隊の方にインタビューをしていたのはすごいなと思いました。

「FM局にイラストの描かれたチラシが置いてあって“なんだこの可愛い子たちは!”って、すぐに家で調べたら『徳島自衛隊三人娘』という自衛隊のキャラクターがいると知って。ぜひ自衛隊の本部長さんにお話をうかがいたい!とプロデューサーさんに話したらどんどん話が進みまして。皆さんの協力があってのことで、私一人では絶対に出来ませんでした」

――『徳島自衛隊三人娘』がアニメ化されたら声をやりたいと書いてましたが。

「やりたいと思っているんですが、本部長さんにお話をうかがったとき“徳島自衛隊 の四人娘として”と言っていただけたのがすごく嬉しかったです。こんなに可愛いキャラクターがいるってことも含めて、もっともっと徳島のことを知っていただきたいなと思っています

――徳島って『マチ★アソビ』という大規模なイベントがあったりして、実はアニメに熱いんですか?

「そうなんですよ! 徳島といえばすだちや阿波踊りが有名なんですけど、実はアニメと関わりが強いんです。『マチ★アソビ』には有名な声優さんやアニメーターさん、コスプレイヤーさんも来場しますし、ホントにいろんなイベントがあって楽しいので、まだお越しになっていない方にはぜひ来てほしいなって思います!」

――将来的に東京で本格声優デビューして『マチ★アソビ』に凱旋できたらいいですね。

「マチアソビに出たいです! 自分がずっと客席側から観ていたイベントですし、ファンの方はみんな優しくて“フゥーーッ!”とか“イエーッ!”とかすごく盛り上がってくださいます。以前『マチ★アソビ』のイベントのステージに立たせていただけたときに、“声優になりたいです”って言っていたら、『声優魂』で優勝したときにツイッターで“これって、マチアソビで言ってた子じゃないの?”って気付いてくださった方がいて。その方たちにお礼を言いたいと思っています」

――22日に声優魂の本選が本番を迎えます。前回のグランプリからエールをもらえますか?

「恐れ多いです…。私はこの『声優魂』に応募したから声優デビューできたので、声優を目指している方は絶対に応募したほうがいいと思います。本番ではとにかく自分に任せていました。すっごく緊張しいで、その日のことはアドバイスいただいたことぐらいしか覚えていないほどで。でも、自分に任せて、ありのままの自分でチャレンジしてよかったなって思いました」

――演技審査のときに「腹黒い妹キャラが上手く出ていた」って褒められていました。

「(笑)。セリフを見たときに、こういうことをわざわざ言う子って天然の腹黒さがあるのかなと思って、このセリフを強調しようってしるしをつけていたら、強調しすぎて、すごく腹黒くなってしまいました(笑)。でもそれが審査員の方に伝わって良かったです」

――今回の『声優魂』には受賞者が『新約 アルカナスレイヤー』の カードキャラクターのボイスを担当できる応援特典があって、同じ作品で共演することになります。

「声優を目指してレッスンしていたとしても、デビュー出来たり、ゲームに出させていただける機会ってめったにないと思うので、全力でチャレンジしていただきたいなと思います」

――これからの目標を教えてください。

「『声優は夢を売る仕事』だと声優の方がおっしゃっていたのを聞きました。私はまだ夢を売ることができるほどの実力はないんですけど、いつか声を通して皆さんに夢を見せることができればいいなと思っています」

――アニメ愛も強い堤さんですが、最近ハマったアニメは?

「『それが声優!』をずっと観ていました。タイトルに『声優』が入っていたので、これは絶対に見るしかないと。その作品で81プロデュースの先輩・高橋(李依)さんのことを知りまして……高橋さん、可愛いじゃないですかっ!! そこからイヤホンズにハマっていって、今年の『声優魂』大阪大会のミニライブにも行かせていただいて…」

〈スタッフ〉「堤さん、CDも買ってライブの最前列で応援してたんですよ(笑)」

「楽しかったです!! 握手会にも参加させていただいて、そこで高橋さんに“『新約アルカナスレイヤー』のルナ役、堤雪菜です”って挨拶したら、“はっっ!”って気付いてくださって、めっちゃ嬉しかったです(笑)。最前列にいたので、握手会も一番最初でした。後ろにいたファンの方が、“こんなことってあるんだね…”って笑ってて」

――これからは握手する側になるかも知れませんよ。

「そうなれたら嬉しいですね! 握手会って『みんなの想いを受け止める会』というのを聞いたことがあったんですが、それってすごいなって。みんなの想いを受け止める心を持てるっていうことがすごくて。そんな声優さんになれたらと思っています」

■堤 雪菜(つつみ・ゆきな)プロフィール
所属:81プロデュース
9月25日生まれ、徳島県出身。中学2年生の時に参加した 第三回全日本声優コンテスト『声優魂』にてグランプリを受賞。現在、徳島でラジオ番組のパーソナリティーやイベント出演などの活動をしながら、数年後の本格声優デビューを目指し81ACTOR‘S STUDIO大阪校にてレッスン中。

■『第四回 声優魂』決勝大会・表彰式
11月22日(日) ゲートシティ大崎ホール(東京・大崎)
入場自由・無料
公式サイト/ http://seidama.jp/top/

■『新約 アルカナスレイヤー』
2015年12月リリース予定
公式サイト/ http://www.arcanaslayer.com

関連写真

  • 昨年「第三回全日本声優コンテスト『声優魂』」でグランプリを受賞し、『新約アルカナスレイヤー』ルナ役で声優デビューする堤雪菜さん(C)Deview

  • 堤さんが演じるのは、魔術都市イドラ出身の魔術師・ルナ(C)MiMi Co.,Ltd

  • 第四回の声優魂は11月22日にゲートシティ大崎ホールで開催(C)Deview

  • 堤雪菜さんは徳島県在住の15歳。本格声優デビューに向けて、大阪でレッスン中だ(C)Deview

  

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