“最強の地下アイドル”仮面女子が、千葉県初のプロバスケットチームで来年発足の「JPBL(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)」に加盟した『千葉ジェッツ』のオフィシャルサポーターに就任。その就任記者会見が11日、千葉ジェッツのホーム「船橋アリーナ」で開催された。会見には仮面女子の選抜8人と、千葉ジェッツから西村文男、上江田勇樹、宮永雄太、荒尾岳の主力4選手が登場した。

　仮面女子がオフィシャルサポーターに就任した理由について、千葉ジェッツ関係者は「母体のない地域のプロチームとして誕生し、大企業チームに真っ向勝負を挑み、日本一を目指すひたむきな姿が地下アイドルからトップアイドルを狙う仮面女子の姿勢と一致したため」（千葉ジェッツ関係者）とコメント。仮面女子はテーマソング『全力エンジン』も歌唱し、創団5年目の千葉ジェッツを盛り上げる。

　1年365日ステージに立つアスリート的な肉体を持つ仮面女子メンバー。今回参加の選抜メンバーにも、バスケ歴9年でキャプテンも務めたという澤田リサをはじめ、森カノン、百瀬ひとみらバスケ経験者がおり、サポーター就任はかなり嬉しかったようだ。千葉ジェッツの試合を実際に見た小島夕佳は「会場みんなの目線がボールの一点に集中していて、熱量がスゴイ」と興奮気味に語った。一方、アニメやゲームが好きで、一人でフラッと秋葉原に行くこともあるというオタク気質の西村選手が「仮面女子は知ってましたよ」というとメンバーも歓喜。そして、宮永選手が「地下アイドルとバスケ界は、まだ日を浴びていないのが共通していると思う。そういう意味でも、日の目を見られるようにこれから一緒に頑張って行きたい」と語ると、仮面女子も大きく頷いた。

　仮面女子の歌うテーマソング『全力エンジン』には、「最後の最後まで諦めない。感謝の気持ちを忘れない」という、千葉ジェッツの掲げるチーム理念が歌いこまれている。森は「私たちも毎日諦めず粘り強く、ファンの皆さんへの感謝、初心を忘れずにステージに立たせていただいているので、まさにその通りだと思います」と共感した様子。さらに「歌詞にはジェッツの『J・E・T・S』が入っていますし、サビの振り付けにもエアーでバスケの動きが入っていて、レッグスルーやシュートを打つ仕草をしています」（桜のどか）とアピール。「僕ら寄りの曲にしていただいて、聴くと勇気や元気、パワーをもらえる曲だと思います」とテーマ曲が出来たことを喜んだ西村選手は、「今度秋葉原に行ったときには、ぜひライブを観てみたい」と語っていた。

　プロバスケットボール選手を目の前に、「筋肉フェチ」を自称する澤田は興味津々。「自慢の筋肉は？」という質問に、「ゲームで鍛えたこの（前腕部）筋肉」（西村）、「サッカーで鍛えたふくらはぎ」（上江田）、「腕」（宮永）、「意外に細い足首」（荒尾）とそれぞれにアピール。逆に宮永選手が「その仮面ははずしてもいいんですか？」とリクエストし、全員が仮面をはずして素顔を見せると、リアクションに困った4選手が黙り込む一幕もあった。

　11月23日にはさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブを開催する仮面女子。大舞台に挑むメンバーには「試合もライブも楽しんでもらうことが大事。そのためには楽しんでいる姿を見せることが大切だと思う」（西村選手）とエールが贈られた。桜は「楽しみます！　プレッシャーや緊張もあるんですけど、来てくれた全員に“楽しかった”と言ってもらうことが目標なので、絶対に来てよかったと思える日にしたい」と決意を新たにした。