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2015/11/05 21:02
小島梨里杏、時代劇初挑戦に「諸先輩方に囲まれながらも刺激的な日々」
11月13日(金)に放送開始のBS時代劇『子連れ信兵衛』の第一話試写会と会見が4日、NHKで行われ、主演の高橋克典をはじめ、中村嘉葎雄、笹野高史、小島梨里杏が登壇。『烈車戦隊トッキュウジャー』や『表参道高校合唱部!』、映画『先輩と彼女』などに出演して注目を集めた小島が、大先輩の俳優陣に囲まれ、初挑戦となった時代劇への想いを語った。
同作品は、山本周五郎の『人情裏長屋』を原作とした時代劇。ひょんなことから、他人の赤ん坊を面倒見ることになった浪人・松村信兵衛が、慣れない赤ん坊の子育てに奮闘しつつ、市中の問題解決に奔走する物語。
“イクメン”侍を演じる高橋は「昔の親子関係よりも現代に近い感じの作品です。僕自身、6歳の男のコがいて、育休も取り、おっぱいをあげる以外はだいたいやったので、少しは役に立ったかな」と語り、「今作ではたくさんの大御所の方々がいらっしゃいますが、何よりも自由なのは赤ちゃん。次に自由なのは笹野さんかな」と告白。すると、笹野は「何よりも嬉しいのは、(演じる役のカツラの)髪の毛がふさふさなこと。髪の毛の感触を頬に感じながら、毎日楽しくやっております」と笑顔をみせ、笑いを誘う。そして、ベテラン俳優・中村に対して「中村嘉葎雄さんは、子供のときにスクリーンで観ていた人。見習うべきところ、学ぶべきところ、真似すべきところがいっぱいある。毎日見ているだけで勉強になります」笹野が絶賛すると、中村は照れ隠しなのか、笹野の帽子をイジり始めてさらに笑いを誘うなど、和気あいあいな現場であることをうかがわせた。
時代劇初挑戦の小島は「時代劇も、京都・太秦での撮影も初めてで、初めてづくしの作品です。すごく緊張していましたが、撮影もあっという間に1ヵ月ちょっとが経ちました」と語り、「諸先輩方に囲まれながら刺激的な日々を過ごしています。その刺激を受けながら、頑張ってやらせて頂いております!」と挨拶。演じているおぶんに関しては「おぶんは信兵衛さんを想っている役なので、おぶんと信兵衛の2人だけで居るときの空気感や芝居も楽しんでいただけたらと思います」とコメントすると、すかさず「ダメダメ、(高橋は)結婚してるから!」と笹野がジョークを飛ばす。それに対して高橋は「信兵衛は独身ですから!NHKですから!」と笹野を制して笑いを誘う。小島も「克典さんにも恋しそうですが(笑)、信兵衛に恋をしながら、残りの撮影を頑張っていきたいと思います」と笑顔を見せた。
また、演じる上で大切にしていることを聞かれた小島は「長屋のお話ということもあり、人と人のつながりを大切にしたいと思っているので、長屋の人(キャスト)たちとのコミュニケーションを大切にしています」と語りつつ、「長屋の女房役の方がご飯を作って来てくださって、みんなで楽屋に行って、囲んで食べるというようなことをしたりしています」と明かすと、高橋は「ソレ、誘われてないな(笑)」と苦笑い。
今作で初共演となる高橋と小島。お互いの第一印象を聞かれると、小島は「O型のいて座で共通している部分があるねというお話をしたのと、克典さんのお子さんが、私が出ていた作品(『烈車戦隊トッキュウジャー』)を観て、応援してくださっていたというお話を聞いて、最初から壁はなかったんじゃないかなと思っています」とコメント。一方の高橋は「戦隊ものをやってらっしゃったときに、うちのチビが観ていまして…」と明かし、「小島さんはどこか落ち着いたところもあって、悪い意味でのギラギラしたしたものがない人。親戚の姪っ子みたいな感じです」とコメント。さらに「最初はドキドキしているものわかったけど、日々リラックスしていって、どんどん、おぶんちゃんになっていっている」と語った。
BS時代劇『子連れ信兵衛』は、11月13日(金)スタート。BSプレミアム 毎週金曜 よる8:00〜(連続6回)。なお、オーディション&エンタメサイト『Deview/デビュー』では、小島梨里杏のインタビューを近日公開予定。