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2015/09/24 13:48
ホリプロTSCファイナリストに逸材発見! 「一人漫才」でインパクト残した栃木県出身15歳・井上咲樂さんに注目
芸能プロダクション・ホリプロ主催のタレント発掘オーディション『第40回 ホリプロタレントスカウトキャラバン #Kawaii』の決選大会が23日、品川・ステラボールで開催。応募総数3万9702人から選ばれたファイナリスト10名のなかで、ソフトバンク賞に輝いた栃木県出身の15歳・井上咲樂(いのうえ・さくら)さんは、自己PRで「一人漫才」を披露するなど、変顔も辞さない個性的なキャラクターで強い印象を残した。
40回目を迎える今年、タイトルに『#Kawaii』を冠して“かわいいを発信できる女の子”をテーマに募集を行ったTSC。ホリプロの新オーディションシステム『NEXT STAR』を使って史上初めてWEBからのみに応募を絞って、次世代をタレントの発掘を試みた。そうして集められた10人のファイナリストはいずれも個性派ぞろい。『発信力審査』という名の自己PR審査では、「広島カープの応援歌でバレエ」「『よさこい』からの水着アピール」「スクリーンとPCを使った自分のプレゼン」「ナース姿でのミニコント」などなど、全員が思い思いのパフォーマンスを披露した。
なかでも「グランプリを獲りに来ました。絶対に負けません」と強い意志を見せたのは、栃木県出身の15歳・井上咲樂さん。パッチリと大きな目に目力が宿る井上さんは、ステージで「一人漫才」を披露。ボケとツッコミを顔芸で落語のように表現。かぶりものを自作した『映画泥棒』のマネや、ギョロ目を活かして「Mr.ビーンじゃねーし!」というパロディネタを入れ込んで演じきると、客席からは大きな笑いが起こった。
15歳の女の子が演じた思わぬハイクオリティのネタに、MCを務めたスピードワゴン・小沢一敬は「ホリプロコムには入れると思います」と、自身が所属するホリプロ系列のお笑いプロダクションの即戦力と太鼓判。さらに「このあと『R-1ぐらんぷり』というのがあるけど」とピン芸人の大会まで勧めていた。
審査員を務めた第1回グランプリの榊原郁恵は「サイコーですよね! こんなにガツガツしているのは浜口順子ちゃん以来」と、2001年『美・笑・女』を選んだ大会のグランプリを引き合いに出して絶賛。「こういうコンテストでは良い顔しか見せたくないはずだけど、見せたくないような変顔も怖気づかずに出せるのがエライ」と称えた。協力企業ソフトバンクからの審査員も「一人漫才をやり切ったハートの強さはスゴイ」と驚きを見せた。
審査の結果、井上さんはグランプリの前に発表となった『ソフトバンク賞』を受賞。審査員の票が割れたというコメントから、井上さんの評価も高かったことは想像に難くない。ソフトバンク賞は、ソフトバンクのソーシャルメディアのPRキャラクターを務めるという以外、事務所所属も含め具体的な活動は明言されていないが、この素材は何らかの形で表舞台に出てくることだろう。
「女優になりたい。憧れは石原さとみさんと有村架純さん。有村さんはデビュー前もデビューしてからも沢山のオーディションを受けたと聞くので、私も諦めずに頑張りたい」とアピールしていた井上さん。同じホリプロTSCのファイナリスト出身で、グラビアやバラエティで頭角を現し、女優にまで活動の幅を広げている先輩・佐野ひなこのようなケースもある。今後、デビューのチャンスをつかむことを期待したい一人だ。