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2015/09/19 16:50
アイドリング!!!が名作戯曲『見よ、飛行機の高く飛べるを』に挑戦「役柄が私たちに重なる」
アイドルグループ・アイドリング!!!メンバーが主演する舞台『見よ、飛行機の高く飛べるを』(23日まで)の公開ゲネプロが19日に行われ、出演の外岡えりか、河村唯、 酒井瞳、朝日奈央、三宅ひとみ、倉田瑠夏、玉川来夢、関谷真由の8名が囲み取材に登壇した。
『見よ、飛行機の高く飛べるを』は、永井愛が1997年に劇団青年座に書下ろし、その年の芸術選奨新人賞を受賞した作品。1911(明治44)年10月、教職を目指す女学生が集う名古屋の第二女子師範学校を舞台に、新しい自分を発見し、人生を切り拓こうとした少女たちの生き様を描く戯曲だ。
今回この本格的な舞台に、10月31日での全員卒業が決まっているアイドリング!!!から、外岡えりか、河村唯、 酒井瞳、朝日奈央、三宅ひとみ、倉田瑠夏、玉川来夢、関谷真由の8人が挑んだ。外岡は「若い女の子たちが一つのことで奮闘していく姿がアイドリング!!!に重なる部分だと思うので、10月31日に全員卒業なんですけど、これからの時間も含めて、全員が一人ひとりがんばっていきますということを、この舞台で役として提示できると思うので、そういうところも重ねながら観ていただきたいです」と語った。
演出を手掛けたラサール石井は「稽古期間は約3週間とすごく短くて、その間にリリースイベント、日本武道館の卒業ライブの稽古があって、時間も朝9時から昼までという状況で。その忙しい中で膨大な名古屋弁のセリフを覚えて相当頑張っていました。最初の2日間で、一幕の1時間分をまったく台本を見ずに全部覚えて立ち稽古をしましたので。アイドリング!!!の中でも“お芝居やりたい人”と言って手を挙げた人たちなので、これから女優としても羽ばたいていけるステップになるんじゃないかと思います」と太鼓判を押した。
その陰には「収録の合間に、ここに出ていないメンバーにも手伝ってもらって、台本の読みあわせをずっとしていました」(外岡)という仲間の協力も。そうして出来上がった舞台は、メンバーの卒業後の未来を感じさせるものとなっている。公演は19日(土)〜23日(水・祝)まで全9ステージ。中目黒 キンケロ・シアターにて。