5人組ガールズバンド・たんこぶちんがワンマンライブツアーの東京公演を、先月30日、東京・渋谷O-Crestで開催。今回のツアーでは初の前売りソールドアウトとなりメンバーは大喜びした。また公演中、たんこぶちんがこの秋、スペイン・バルセロナで行われるライブイベント『第21回サロン・デル・マンガ』に出演することも発表された。

　先月5日にニューアルバム『TANCOBUCHIN vol.3』をリリース。それを記念したワンマンライブツアー中の、たんこぶちん。本ツアー二度目の東京公演では、前週の一回目公演とは全く別のセットリストで、この日限りのスペシャルな構成となった。

　ライブは、メジャーデビュー曲『ドレミFUN LIFE』からスタート。続いて『シアワセタランチュラ』『走れメロディー』など初期ナンバーをノンストップで披露した。リーダーのMADOKAは、「最初からこんなふうにぶっ飛ばして演るのは私たちも初めてだから、すごく楽しい！」と満足感いっぱいの表情を見せた。

　後半では『花火』を皮切りにニューアルバムからの曲を中心に披露した。そして大きなアンコールの声に応えステージに登場した5人。MADOKAが「東京で2回ワンマンライブをすることができてとても嬉しかったし、ソールドアウトにもなって今日はいい思い出になりました！」と叫ぶと場内からは大歓声。そんな中、MADOKAから2つの発表があった。

　まず、たんこぶちん主宰で、同年代のガールズバンドと対バンライブを行う恒例イベント『We are the Girls Band!!!!!』の最新公演が10月24日に東京・渋谷eggmanで開催されることが決定。続いて、「この秋に、たんこぶちん、スペイン・バルセロナでのイベントに出演決定しました！」とMADOKAが発表すると、観客からも、メンバー本人たちからも、「すごい！すごい！」と声が飛び交った。

　今秋バルセロナで開催予定の『サロン・デル・マンガ』は、昨年約13万人を集めたスペイン最大のジャパンカルチャーフェスティバル。デビュー前に二度韓国で演奏したことがあるというたんこぶちんだが、スペインでのライブはもちろん初めて。「頑張ってきますので応援よろしくお願いします！」とMADOKAが力強く語りかけると、場内は大歓声につつまれた。

　アンコールのステージは、プリンセスプリンセスの大ヒット曲のカバー『世界でいちばん熱い夏』から。7月、8月には夏の名曲をカバーし、その動画を随時アップした彼女たち。その第一弾としてカバーされたのが同曲だった。そして地元・唐津を歌った『わや！』、ラストは、「私たちの道はこの曲から始まりました」（MADOKA）というインディーズ1stシングル『UJI UJI』で締めくくった。

　たんこぶちんは、佐賀県唐津の幼なじみのメンバーで結成され、2013年、音楽コンテスト『Music Revolution』で優秀賞を受賞したことをきっかけに、同年メジャーデビュー。全員が19歳、20歳の同学年だ。