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2015/08/12 18:44
ドリームプラス新人女優オーディションで『デ☆ビュー賞』を獲得した松本優希が、朗読劇に挑む!
昨年11月に開催した、ドリームプラスの新人女優オーディション『The Door to the GLORY!』で、2日間にわたるワークショップオーディションを経て、『デ☆ビュー』賞を獲得した松本優希。3月に上演された初舞台『最後のサムライ』に続いて、8月15日から上演される朗読劇『しっぽのなかまたち4』に出演が決定。雑誌『デ☆ビュー』を見て応募した同オーディションをきっかけに、女優として歩み始めた彼女に直撃インタビュー。
――そもそも、優希ちゃんが女優という仕事に憧れたきっかけは?
「6歳のときに、ミュージカル『ピーターパン』を観たことが最初のきっかけです。3歳からバレエを習っていたので、“タイガー・リリーをやりたい”って思ったんです。その時は本当に漠然とした夢でしたが、本気で目指したい!と思ったのは、ミュージカル『ペテン師とサギ師』(2008年)を観に行ったときです。その舞台に出演していたソニンさんのお芝居と歌唱力に圧倒されて、“この世界に入りたい!”と思いました。なので、初舞台の『最後のサムライ』でソニンさんと共演できてすごく感動しました」
――記念すべき女優デビューとなった作品で、この世界を目指すきっかけとなった憧れのソニンさんと共演。すごい縁ですね。
「実は『ペテン師とサギ師』を観に行ったとき、ソニンさんにパンフレットにサインを頂く機会があって。それで、『最後のサムライ』の打ち上げのときに、当時のパンフレットを持っていったんですが、そしたら、ソニンさんがそのサインの真下に『おつかれさま』って書いてくださって。それがすごく嬉しくて号泣しちゃいました」
――幼い頃からこの世界に憧れていたということですが、オーディションを受けるようになったのはいつ頃から?
「高校生からです。地元・関西で、ポスターモデルとかCMなど、フリーで少しずつ仕事を始めたり、『デ☆ビュー』を見て、いろんな事務所のオーディションに応募したりしていました」
――そんな中で、昨年11月、優希ちゃんが高校3年生のときに、ドリームプラスのオーディションに応募。オーディションで印象に残っていることは?
「オーディションの1日目に、(グランプリを受賞した)小槙まこちゃんとすごく仲良くなって、駅まで一緒に帰ったんです。それで翌日、会場の近くの喫茶店に、オーディションが始まる2時間前に待ち合わせして、その日の台本の読み合わせを一緒にやったことが印象に残ってます」
―― 一緒に準備して挑んだんですね。オーディション参加者をはじめ、審査員などたくさんの方々が見ている中でお芝居をするということはどうでした?
「すごく緊張しました。初めてのお芝居だったし、台本を見ずにお芝居をしなければならなかったので、自分のセリフがどの役の後に言うものかとか、忘れてしまったりして。でも、その場でお芝居に関して指示を受けて、芝居を変えていったりするのが、私自身、楽しかったんです」
――そのオーディションでは、惜しくもグランプリを逃しましたが、『デ☆ビュー』賞を受賞。終わった後、悔し涙を流す場面もありました。
「家族がすごく応援してくれていたこともあって悔しくて。大好きな祖父に電話で、2日目の審査に残ったことを報告したらすごく喜んでくれて、『頑張れよ』って応援してくれいたので、グランプリを獲って報告したかったんです」
――グランプリは逃しましたが、昨年3月には『最後のサムライ』で、小槙まこちゃんとともに舞台デビューを果たしました。この経験はいかがでしたか?
「バレエの舞台には立ったことはありましがが、お芝居の舞台は初めてだったので、すごく勉強になりました。稽古から日々緊張でしたが、もう全部が勉強で。自分の出番ではないシーンを見学しているときも緊張して、自分の出番ではもっと緊張してしまったりしていましたが(笑)。すごくステキなキャストさんばかりで、主演の市原隼人さんは、芯が強くて優しい方で、私が理想とする人物像そのものでした。人としてもお芝居としても自分にすごく厳しい方で、憧れの存在です」
――そんな経験を経て、次回作『しっぽのなかまたち4』では朗読劇に挑戦。『最後のサムライ』のお芝居とはまた違う部分もあると思いますが、稽古は順調ですか?
「すごく難しいです。座っている状態でセリフをしゃべらなければいけなかったり、動いてはいけなかったりするので。それに、台本を手に持って、声だけで伝えなきゃいけない。それがすごく難しくて。私は声が小さいので、演出の岡本貴也さんからも『息を吸って!』と毎回のように言われていて、腹式呼吸を一生懸命学んでいるところです。毎回、稽古が始まる前に自主練をしたり、演出助手の方や他の俳優さんに教えていただいたり、支えていただきながら稽古を頑張ってます」
――もう少しで本番ですが、本番に向けての意気込みをお聞かせください。
「まだまだ自分自身の課題はたくさんありますが、台本も面白いし、キャストの方々も素敵な方ばかりなので、すごく楽しくお芝居ができています。今回は、お客さん参加型のお芝居でもあるので、みなさんに楽しんで頂きたいです。そのためには、今の課題をきちんと乗り越えて、完璧な状態で舞台に立ちたいと思っています。頑張ります!!」
朗読劇『しっぽのなかまたち4』は、8月15日(土)〜23日(日)まで、全労済ホール/スペース・ゼロにて上演。松本優希は、8月21日(金)、22日(土)に出演。
【松本優希プロフィール】
まつもと・ゆうき●1996年6月27日生まれ、兵庫県出身の19歳。特技は3歳から習っているクラシックバレエ。ドリームプラスの新人女優オーディション『The Door to the GLORY!』で、『デ☆ビュー』賞を受賞し、今年3月の舞台『最後のサムライ』で女優デビューを果たす。