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2015/07/06 19:51
ビキニで泡まみれ! アップアップガールズ(仮)、お祭りムード満載の初・日比谷野音公演
7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、初の東京・日比谷野外大音楽堂公演を5日に開催した。お祭りムードいっぱいの演出で大いに盛り上がったステージ、ラストにはメンバーが水着姿で客席を駆け回りながら熱唱、ファンを喜ばせた。
梅雨前線の停滞で、朝から雨が降り続いたこの日の関東地区。開演前も小雨が降っていたが、祭囃子ふうにアレンジされたオープニングSEが流れ始めたのとほぼ同時のタイミングで雨が上がった。
雨雲を吹き飛ばすような元気で、ステージに登場した7人。1曲目はなんと意表をつく演歌。佐保明梨(20)が一人で情感たっぷりに歌い上げた。これは、ファンにはおなじみ、『アップアップタイフーン』の冒頭で佐保が歌う1パートなのだが、この演歌パートがロングバージョンとなり、1コーラスまるまる歌ってしまった。
1曲目を一人で歌った佐保に、佐藤綾乃(20)はじめメンバーの不満は爆発……という小芝居のあと、改めて『アップアップタイフーン』を歌うと場内は一気にヒートアップ。法被をイメージさせる新衣装、夏祭りを思わせるセット、そしてステージには大漁旗も登場、お祭り空間が広がった。
歌い終えた佐藤が、「今日は魂のぶつかり合いをしていきたいと思います!準備はいいか!?」と叫ぶと、大歓声で応えたファン。続けて「ここにいる全員で最高の夏を作るぞ!」と叫ぶと、場内はさらに大きな歓声につつまれた。
3曲目の『ENJOY!! ENJO(Y)!!』では、7人が客席に“降臨”。歌いながら通路を駆け回るメンバーたちを目の前にして、観客は大喜び。古川小夏(23)はスマホを取り出し、観客をバックに“自撮り”するなど、好き放題に楽しんでいた。
中盤では『バレバレI LOVE YOU』、『メチャキュン・サマー( ´ ▽ ` )ノ』、『夕立ち!スルー・ザ・レインボー』など初期の曲を立て続けに披露、大いに盛り上がった。
続いて新曲『アッパーレー』を初披露、『ジャンパー!』『チョッパー☆チョッパー』といった“鉄板曲”で熱く盛り上げたあとは、それぞれのイメージカラーの色鮮やかな衣装に着替え、アプガ恒例のノンストップライブがスタート。ライブで人気のナンバーがリミックスされ、ノンストップのダンスミュージックとしてつながる。日がほぼ落ち会場に暗闇が訪れる中、スクリーンに映し出されたビビッドな映像。ビデオジョッキーが盛り上げる。それをバックに、研ぎ澄まされたダンスと力強いボーカルでパフォーマンスするメンバーたち。野外のレイブパーティー空間と化した野音で、メンバー、ファンが一体となり踊り続けた。
そして定番の盛り上がり曲『アッパーカット!』で本編を締めたあと、アンコールの声に応えて再び登場した7人。目の前には、メンバーカラーの色とりどりのサイリウムの海が広がっていた。そんな光景を前に、スローナンバーの『サイリウム』をしっとりと歌うメンバーたち。関根 梓(19)は歌いながら、感涙で声をつまらせた。
歌い終え、「この野音公演にあたって、すっごいたくさんの人の愛に触れてきて、私たちは幸せ者です! これからもっともっとみなさんに素敵な夢をお届けしたい! 私たちから離れないで、一緒に大きな夢に向かっていってください!」と感謝を表す関根だった。
そしてアンコールラストの『サマービーム!』では、7人が衣装の上着を脱ぎ捨て、なんと上半身ビキニ姿に! ステージから大きな水鉄砲やジェットシャワーで客席に水を撒き散らすメンバーたち。場内は大興奮につつまれた。
そのまま7人が再び客席に降臨。ビキニ姿のまま客席通路を駆け回る。手には水鉄砲を持ち、ファンに向けて噴射。場内のボルテージは最高潮となった。ステージから、そして客席後方からは、観客に向け泡が連続で噴射。メンバー、ファンとも、水浸し、泡まみれになりながら、熱狂のステージは幕をおろした。
観客を喜ばせる仕掛けが次々と繰り出され、メンバー、ファンが一体となって楽しんだ夏祭りのようなライブ。アプガの熱い夏の始まりを告げる、ハイテンションなステージとなった。
なお公演中、佐藤から、アプガ恒例の2時間ノンストップライブが今年も開催されることが発表された。『アップアップガールズ(仮)ライブハウスツアー2015 ハイスパート RAVE FESTIVAL』と題した今年の公演は、11月23日の名古屋を皮切りに、29日に京都、12月6日に東京で行われる。東京公演は彼女たちにとって初となるZepp Tokyoで開催される。