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2015/05/11 23:11
ぱるるが本気で獲りにいったAKBドラフト候補・樋渡結依さんの存在感
『第2回AKB48グループドラフト会議』が10日、有明コロシアムで開催された。AKB48グループチームAは3チームが競合する中、島崎遥香が1位指名の樋渡結依さん(埼玉県出身・15歳)を引き当てた。チームAは彼女1名の交渉権獲得で選択終了。AKB48のパイオニアチームの期待を集める樋渡さんは、AKB48グループの新たな希望となるか。
「私が樋渡ちゃんを獲ってくる」と豪語してセンターステージに向かった島崎遥香。「2日連続でぱるるの本気が見られたので、あと半年は出ないと思う」(高橋みなみ)というほどの気合で、見事1位指名の交渉権を引き当てた。歓喜に沸くチームAのメンバーたち。ドラフト会議最初の山場の主役・樋渡さんは「憧れていたAKBさんにとっていただいたので、ファンの方とメンバーさんに認めていただけるように頑張ります」としっかりした口調で挨拶をした。
指名に先立つ質疑応答の際には「今はアイドルとして頑張って、将来は会社員になっていろんなものを作って、人のためになりたい」という独特な回答をしたり、CMの『低燃費少女ハイジ』のおじいさんのモノマネ(クオリティ高し)を披露するなど、小柄で愛くるしい外見に似合わぬサービス精神を見せた樋渡さん。「広い世代の方に楽しんでもらえて、面白いなって思ってもらえたり、見ているだけで人を幸せに出来るようなアイドルさんになりたい」と前向きに語るように、即戦力の逸材であることは間違いない。
実は幼い頃からモデルとして活動し、CMなどへの出演経験もある彼女。同じチームAの田北香世子がGoogle+で2年ほど前から個人的に注目していたことを明かし、「ドキドキプリキュアのCMに映るキュアエース様可愛いなーっていつも思ってたからね」と、同じチームに入ったことを喜んでいるほど。その後はアイドル活動も行っているうえ、オーディション雑誌『月刊デ☆ビュー』の誌上オーディションで多数の芸能プロダクションからの面接オファーを受けるなど、そのポテンシャルは各方面で高く評価されていたのだ。
AKB48のなかには子役やジュニアモデルから転身を果たしたメンバーも少なくない。最近ではドラマ『アンフェア』で篠原涼子の娘役を演じていた向井地美音もその一人。「アイドル」という新しい世界で、ピュアさを失わないまま高い表現力を発揮しているメンバーの前例を見ても、芸能活動歴のある少女達のリスタートは、ファンからもしっかりと受け入れられているようだ。
ドラフト候補は、今後個別に交渉に入り、成立すれば研究生からのスタートとなる。しかし同じくぱるるが引き当てた川本紗矢の急成長の例を考えれば、樋渡結依さんの活躍を見るまでに、そう時間はかからなそうだ。