Juice=Juice、初の単独ホールコンサートで見せた2年の成長の跡 | ニュース | Deview-デビュー

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2015/05/05 15:24

デビュー

Juice=Juice、初の単独ホールコンサートで見せた2年の成長の跡

初の単独ホールコンサート『Juice=Juice ファーストライブツアー2015 〜Special Juice〜』を開催したJuice=Juice。(左から)宮崎由加(21)、金澤朋子(19)、高木紗友希(18)、宮本佳林(16)、植村あかり(16)。
初の単独ホールコンサート『Juice=Juice ファーストライブツアー2015 〜Special Juice〜』を開催したJuice=Juice。(左から)宮崎由加(21)、金澤朋子(19)、高木紗友希(18)、宮本佳林(16)、植村あかり(16)。

 5人組アイドルグループ・Juice=Juiceが初の単独ホールコンサート『Juice=Juice ファーストライブツアー2015 〜Special Juice〜』の東京公演を、2日、中野サンプラザで開催した。結成以来2年3ヵ月、数多くのライブ、イベントで鍛えられてきた彼女たち、その成長の跡を見せた公演となった。

 2013年に結成され、以来、ハロプロの末っ子グループとして、フレッシュな魅力を持ち味に活動してきたJuice=Juice。だが昨年から、ハロプロ内で大きな変革があり、新メンバーの加入に加え、「カントリー・ガールズ」「こぶしファクトリー」、そして「つばきファクトリー」と新グループも続々誕生。気付けばJuice=Juiceはハロプロ内で中堅グループとなった。

 そんな中、全国各地を地道に回ったライブハウスツアーなどを通して、着実に実力を蓄えてきたJuice=Juice。満を持して、単独でホールコンサートを開催することになった。最新シングル『Wonderful World/Ca va ? Ca va ?(サヴァ サヴァ)』がオリコン週間ランキング1位に輝き、最も勢いのあるタイミングということもあり、注目を集めた。

 メンバー、ファンともに特に思い入れの深い、メジャーデビューシングル『ロマンスの途中』からコンサートはスタート。直前まで新曲のリリースイベントを勢力的に行ってきた5人だが、これまでのイベント以上に、序盤からボーカルのパワーとダンスのキレが圧倒的で、メンバーの並々ならぬ気合が伝わってきた。

 もともと力強い歌声で定評のあった高木紗友希はますますパワフルな歌声をホールいっぱいに響かせ、ひときわ艶やかで、しなやかな歌声が持ち味の金澤朋子も、この日ばかりは序盤からぐいぐいと押すボーカルを聴かせた。

 中野サンプラザは、ハロプロのグループのライブでよく使われる会場だが、メンバーの中で、ハロプロ研修生時代から数えて活動期間が最も長い宮本佳林は、「私たちもハロー!プロジェクトのコンサートでよく立たせていただいている『ハロプロの聖地』と言われている場所なので、今日は精一杯盛り上がりたいと思います!」と語り、特に思い入れの強さをにじませた。

『背伸び』『イジワルしないで抱きしめてよ』『裸の裸の裸のKISS』など、一昨年、昨年にリリースされた人気のシングル曲も続々披露。歌唱力、ダンススキルはもちろん、歌っている時に見せる表情も凛々しくなっていた。そこからは、この2年3ヵ月の活動のなかで多くのものを培ってきたメンバーたちの自信がうかがえる。また、曲のリリース時にはあどけない表情だったが、大人びた美しさをたたえてきた。最年少の植村あかりは一段と大人っぽくなり、妖艶さすら漂うほどだ。

 宮本は、『初めてを経験中』などで見せる、歌詞に合わせ表情をくるくると変える歌唱パフォーマンスも人気で、もはや“顔芸”ともいえるが、この日はさらに磨きがかかり、ステージ上のスクリーンには表情豊かな宮本が映し出され、観客を魅了した。

 オリコン1位曲『Ca va ? Ca va ?(サヴァ サヴァ)』は、直前の新曲キャンペーンで毎回歌ってきた曲だが、今回はハロプロ研修生もバックダンサーとして入り、さらに規模の大きなパフォーマンスになった。クライマックスで歌われ、大きな盛り上がりとなった『伊達じゃないよ うちの人生は』も、ライブならではのダイナミックな振り付けで魅せた。後半になっても5人の歌声は衰えることなく、むしろ、ますます勢いが加速していくようだった。

 一方、『香水』(メロン記念日のカバー)では、一転、宮本と高木を中心に、抑えたしなやかなボーカルを聴かせ、普段から大人っぽい声質の金澤は、さらに表情豊かに大人の魅力のボーカルを聴かせた。また、この日初披露の新曲『続いていくSTORY』は、これまでにない、ゆったりと伸びやかなボーカルで新たな魅力を見せるとともに、彼女たちのこれまでの頑張りや、夢に向かって歩み続ける姿が投影されたような歌詞が感動を呼んでいた。

 ステージ終盤で披露した、インディーズ時代の『私が言う前に抱きしめなきゃね』と『五月雨美女がさ乱れる』(この日披露されたのはメジャーデビュー時に
再リリースされた“MEMORIAL EDIT”)では、その成長が顕著に表れた。デビュー当時と比較すると、ボーカルの厚み、ダンスパフォーマンスのキレ、表情、どれをとっても大きなレベルアップを感じさせた。

 デビュー時から5人のメンバーの中で歌割が多いのは、研修経験が豊富な高木と宮本、そして金澤の3人だが、リーダーの宮崎由加と植村の二人も歌、ダンスともに着実に成長。デビュー当時は、ステージ慣れしていないことで緊張が大きく、ステージで上手に自分を表現できていなかった二人だが、この日は心からステージを楽しんでいる様子で、思いっきり弾けていた(植村は相変わらず「とてつもなく緊張しています」と口にしてはいたが……)。

 ハロプロ内で後輩グループが続々誕生、メジャーデビュー後は不動のメンバーで活動している彼女たちは、フレッシュさではなくパフォーマンス力で真価が問われる段階に入った。その存在感をしっかりアピールしていかなければという気合が、彼女たちのパフォーマンスに色濃く表れるステージとなった。

 Juice=Juiceの単独ホールコンサート、今月23日には、NHK 大阪ホールで大阪公演も行われる。

 またこの日の公演中、7月15日にファーストアルバムの発売決定を発表。そして、来年2016年の日本武道館公演実現を目標に掲げて頑張ることをファンの前で誓った。さらに武道館公演に向けて、全国各地で220公演を目標に単独ライブを行うことも決定した。「もっともっと多くのことを学び、そして努力をし、前進していくために、5人で話し合い新たな目標を決めました」と説明するサブリーダーの金澤。さらに前へ前へと進み続けるJuice=Juiceにこれからも目が離せそうにない。

関連写真

  • 初の単独ホールコンサート『Juice=Juice ファーストライブツアー2015 〜Special Juice〜』を開催したJuice=Juice。(左から)宮崎由加(21)、金澤朋子(19)、高木紗友希(18)、宮本佳林(16)、植村あかり(16)。

  • ステージ前半はシルバー基調の衣装で登場、キラキラ輝く5人にファンは目を奪われた。

  • ステージ後半ではカラフルな衣装で、華やかにパフォーマンス。ハロプロ研修生もバックダンサーとして盛り上げた。

  • ツアー恒例となった「ご当地ジュースで乾杯」タイム。この日は東京中野発のサイダーで乾杯!

  

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