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2015/04/07 12:32
吉田修一の原作を李相日監督が映画化! 『怒り』の出演者を沖縄で一般公募オーディション
『パレード』『さよなら渓谷』『横道世之介』など多数の作品が映画化されている人気作家・吉田修一の最新刊『怒り』が、同氏原作の『悪人』でメガホンを取った李相日監督によって映画化(2016年全国東宝系で公開予定)。この映画に登場する「沖縄出身の男子高校生『辰哉』」役を沖縄で募集し、オーディションを行うことが決定した。
ある夫婦が惨殺され、血まみれの廊下に血文字「怒」が残されていた事件から1年後の夏。整形手術で顔を変え逃亡を続ける犯人・山神一也。房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前には田代と名乗る男が現れ、大手企業に勤めるゲイの優馬はサウナで直人という男に出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。それぞれ前歴不詳の3人の男のなかに、山神は……? というのが『怒り』の物語だ。
今回募集する『辰哉』は「沖縄の離島で生まれ育った17歳の男の子」という設定で、泉と辰哉はクラスメートだ。17歳の設定なので1997年4月生まれ〜2000年3月末日生まれの男性が対象。身長が179センチ以下の沖縄県出身者であれば応募でき、プロ・アマ不問のオーディションを行ったうえで決定する予定だ。芝居の経験、実績等は一切不問。本人が持ち合わせている個性が、配役に近いかどうかを実際に面接して審査する。
同作は「映画に出てみたい!」「お芝居をしてみたい!」という気持ちさえあれば、一人でも多くの人に会う方針。映画監督・李相日が審査に加わるので、俳優志望者にも大きなチャンスと言える。締切は4月13日(月)と目前。オーディションは4月18日、19日なので、応募の詳細を公式サイトおよびオーディション情報サイト『デビュー』でチェックして、チャレンジしてみよう。