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2015/04/06 15:10
Bitter & Sweet 長谷川萌美、誕生日記念ライブ 家族への愛をこめて熱唱
ガールズボーカルユニット・Bitter & Sweetのボーカル・長谷川萌美が、2日、21歳の誕生日を迎え、それを記念したミニライブを、同日、ハロー!プロジェクト オフィシャルショップ東京秋葉原店で開催した。サプライズの企画も用意され、長谷川本人だけでなく、相方の田崎あさひ(19、Vo.&P)とも、2人で号泣した。
この日のミニライブは現在展開中の新曲キャンペーン『ビタスイWARS』の一環として行われ、ニューシングル『恋愛WARS』『恋心』を中心に、これまでリリースしたシングル曲を披露した。
今回のミニライブツアーでは毎公演、二人のお気に入りの曲をカバーしているが、今回は長谷川の誕生日記念公演ということで、長谷川が尊敬してやまないロックバンド・Queenの『I Was Born to Love You』をカバー。イベントやテレビ番組で披露してきたキャラ“モエミー・マーキュリー”に扮し、“なりきり”熱唱した。
長谷川は「Queenのことが大好きになって音楽が大好きになりました。音楽を始めるきっかけになった曲といっても過言ではありません。この曲がなかったら、今ここでBitter & Sweetとしていなかったかもしれません」と思いを語った。
また田崎もこの曲を小学生の頃から好きだったとのことで、「この場で弾かせていただけたのはすごくうれしいです」と喜びを表した。「練習の時から萌美ちゃんのこだわりがすごくて、アレンジを見せたら、『最後はもっと伸ばして、間奏はこうして』など指示されました(笑)」と長谷川の熱が伝わるエピソードも紹介。
2回目の公演ではもう一曲カバーを。「21年前のこの日に産んでくれた、そして育ててくれたお母さんに向けて歌いたいと思います」とSuperflyの『愛をこめて花束を』を、力強いボーカルで歌い上げた。オリジナル曲ではあまり見られない、パワフルに歌い上げるタイプの曲で、二人のボーカリストとしての魅力を存分にファンに見せつけた。
そして、このあとサプライズ企画が。MCで、長谷川がこの日おばあちゃんと電話で話した時のエピソードや家族への思いを語る中、田崎がとっさに一枚の封筒を手にした。そこに入っていたのは、長谷川の母親からの手紙。それを田崎が読み上げようとした。が、泣かせる役割のはずの田崎がなんと感極まって泣き出してしまう。
何度も声をつまらせながらも、長谷川の幼少期の思い出や、高校時代にNHK『のど自慢』に出演してグランプリを獲得したときのエピソード、進学を決める際、歌の勉強をしたいと告げられた時のとまどい、そして長谷川への愛情を綴った内容の手紙を、田崎が一生懸命読み続けると、次第に場内は感動でつつまれた。
「あなたがオーディションの時に言った『私にはいつも音楽がありました。人の心の拠りどころになる歌手になりたい』の言葉を大切にもって、小手先だけではなく、本物になれるよう、努力し続けてください」など、母の愛がつまったメッセージに長谷川は号泣。「私、21歳って、もっと大人でなんでもできるようになっていると思ったのですが、現実はうまくはいってなくて……。でも、こんなに支えてくれているみなさんがいますし、自分の夢を信じてみなさんと一緒にBitter & Sweetを盛り上げていきたいと思います」と力強く語った。
そして「産んでくれたお母さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と改めて感謝の気持ちを伝え、最後はインディーズ1stシングルの『Bitter & Sweet』を元気に歌ってしめくくった。
なお、Bitter & Sweetの初のレギュラー・ラジオ番組『Bitter & SweetのPop'n Music』(毎週金曜午後9時55分〜)が、田崎の地元、FM長崎で現在放送中だ。
Bitter & Sweetは、2012年の『第2回 FOREST AWARD NEW FACE オーディション』でグランプリを獲得し、その後ソロで活動していた田アと、2013年の第3回の同オーディションでグランプリに輝いた長谷川により結成された。一昨年の大晦日に行われたハロー!プロジェクトのカウントダウン・コンサートで初披露目。昨年3月にシングルDVD『Bitter & Sweet/インストール』でデビューした。
※「崎」の字は、つくりが「立」に「可」