世界的なビューティーページェント『ミス・ユニバース』の妹版として、13〜17歳の日本のティーンの代表を決める大会『ミス・ティーン・ジャパン2016』の開催発表記者会見が2日、都内で開催された。応援アンバサダーとして見守る押切もえは「親心になっちゃいます」と心境を明かし、新川優愛は「ネガティブにならず、うぬぼれじゃなく“自分は可愛い”と思うことは大切」と、未来のモデルを目指すティーンにアドバイスを贈った。

　過去にトラウデン直美(2013年度グランプリ)ら、次世代のモデルを輩出してきミスコンテスト『ミス・ティーン・ジャパン』。昨年度は全国9都市での地方大会を経て、9月に決勝大会を開催。5022名の応募者から北海道・釧路出身の坂本澪香さん（14歳）がグランプリを獲得し、東北ドリームコレクション、琉球アジアコレクション、福岡アジアコレクションなどのファッションイベントに出演を果たすなど、モデルの登竜門として業界内の注目度も高まっている。

　第1回から『ミス・ティーン・ジャパン』の応援アンバサダーを務めている押切もえは「5年目を迎えると聞いて、あっという間だなと。毎年レベルが上がっているので、今年も可愛い子たちに会えるのが楽しみ」と感慨深げに語り、今年から応援アンバサダーに加わる新川優愛は「緊張している姿も初々しくて素敵。初心を思い出させてくれると思います」と、出場者たちに会うのを今から楽しみにしているようす。

　新川が加わり「応援側が強くなって、より強力にサポートできると思うので楽しんでやりたい」という押切に対し、「私、緊張がすぐうつっちゃうので、私が緊張しないようにしないと。みんなの緊張をほぐしてあげて、可愛いところ、魅力的なところを最大限に引き出してあげたい」と気を引き締めた新川。過去4回の大会全てを見てきた押切が「緊張というより心配で、親心になっちゃいます。発表の瞬間には胸が痛くなるぐらい。強い想いで来ているのも知っているし、悔しい思いも伝わってきちゃうから、共感しすぎて名前を読みながら涙をこらえてます」と明かすと、新川は「私、涙もろいからすぐ泣いちゃうかも！」と早くも決勝大会のステージに思いを巡らせていた。

　2013年の大会でグランプリを獲得し、最年少で雑誌『CanCam』の専属モデルとなったトラウデン直美は、受賞後の変化を振り返りつつ「私も初めてのときは緊張で“どうしよう！”ってなりました。その後大会を見るたびに“あんなときもあったな〜”って思っちゃいますね。グランプリになる前は、何も考えずにアホみたいに弟と一緒にギャーギャー裸足で走り回ってたんですけど、今はそんなことできません（笑）」と笑わせる。そして押切が「トラちゃんが決勝に出たときは、ドイツ語の早口言葉を間違えたので、舌の運動はするべきですね(笑)」と振ると、トラウデンは進歩したドイツ語の早口言葉を完璧に披露し、取材陣を感心させた。

　2016年度の募集は既にスタート。これから出場を考えているティーンへのアドバイスを聞かれると、押切は「昨年のグランプリの坂本澪香さんは、凄まじいダンスを披露してくれたので、一芸を持っていると自信になって前に出やすいかもしれませんね。そしてネガティブになるのは良くないと思います。“上手くいかないわ”“私なんてきっとダメ”という気持ちは伝わってしまうので」と的確に回答。新川もこれに同意しつつ「女の子って笑っている顔が一番素敵だと思います。経験したことのない場所にいるのはすごく緊張することだけど、その緊張も楽しむぐらいの気持ちで臨んでほしいです。うぬぼれじゃなくて、“私は可愛い”と思うことは大事だと思います」とエールを送った。

　モデル界の大先輩として、後輩たちの成長を見守ってきた押切は「モデルを目指す子たちが人前に出て行く姿は本当に応援したいし、見ていて楽しい」と新しい才能の誕生に期待。モデルのライバルが増えるのでは？　という質問には「お手柔らかに…。多少年齢は離れているので、すぐに『AneCan』には来ないと思うので（笑）」と大人の余裕を見せた。

　『2016ミス・ティーン・ジャパン』の出場者を現在募集中。応募要項の詳細は公式ページおよびオーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。