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2015/03/27 20:00
「KIRIN Mets」CM「全力疾走からキス」の女子高生の正体は? 沖縄出身17歳・花影香音インタビュー
「KIRIN Mets」のCM『登場篇』『走る女子高生篇』に、全力疾走で駆け付けてきて男子に強引にキスする女子高生として出演しているのが、沖縄県出身の17歳、花影香音だ。ダンスボーカルユニット「Lucky Color’s」のメンバーであり、モデルのほか、『仮面ライダー鎧武/ガイム』などドラマ、映画で女優としても本格的に活動を始めた美少女の素顔に迫った。
――衝撃的な展開のCMですね。
「皆に言われます(笑)。情報解禁されたときに友達に言ったら、“早く見たい”って自分のことのように喜んでくれました。母親は動画の再生回数を記録してるぐらい親バカです(笑)。沖縄でも放送しているので、お兄ちゃんからも冷やかされたり」
――『走る女子高生篇』だけに、かなり全力で走っていますよね。
「朝早くからたくさん走りました。私、走るとペンギンみたいって言われてて、Lucky Color’sの相方のMIINAからもバカにされるんです。今回本気で走ったら、意外にも速かったみたいで、スタッフさんにも“走りきれいだね”って言われました。走っている間はひたすら走ることに集中して、相手を“好き”っていう気持ちを走りで表現しようって思いました」
――今回メッツのCM出演者のラインナップがすごいですよね。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、織田信成さん、でんぱ組inc.さん、TENPURA KIDZさん……
「ガチャピンさんもいたりして! 本当に恐縮です(笑)。 その中に私がいるって本当に不思議な気持ちです。でも、フレッシュさは誰にも負けてないと思います(笑)。これをきっかけにたくさんの人に私を知ってもらいたいですね」
――普段の香音さんはどんな人なんですか?
「ぽわーっとしていて、マネージャーさんにも“香音、大丈夫?”ってよく言われます。ホントにたぶんバカなんです(笑)。CMを見た友達からは、“動きが恐竜みたい“って。あとは“宇宙人”って言われたり、よく笑ってるとも言われますけど、お腹がすいているときと眠い時はムッツリしてます。なんなんですかね、この人は(笑)。自分ではしっかりしているつもりなんですけどね。学校の提出物は期限の何日前かに終わらせたり、締めるときは締めてます! 仕事に対する熱意は変わりません」
――芸能界に興味を持ったきっかけは?
「小さいときから沖縄のわらべ歌のサークルに入っていて。いつかテレビの向こう側の人になりたいと思っていました。歌が好きだったので初めは歌手を目指していたんですが。中学生くらいから演じる人になりたいという想いに変わっていって。時代劇がやりたかったので、友達にピアスの穴を空ける人がいても、“私は時代劇をやりたいから空けない”って親兄弟に宣言していました」
――時代劇というのは沖縄の?
「『肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)』っていう中高生が演じる沖縄の時代劇がありまして、姉2人が阿麻和利に所属していたのでよく舞台を観にいってたんです。中高生でもこれだけ演じられるのがカッコよくて、私もやってみたいと思っていたんです」
――しかし、そこからダンスボーカルユニット「Lucky Color’s」に加入します。
「小学校4年生ぐらいのとき友だちに誘われてダンスを習い始めました。そして小6のときに『ITOH COMPANY × BLUE SEAL presents イトーカンパニー20周年企画 沖縄限定オーディション』(協力:月刊デ☆ビュー)で準グランプリをいただいて、それを元にLucky Color’sが作られて、沖縄を中心に活動していました。最初は“パパパッと売れるかも!”とか適当に思ってたんですけど(笑)、意外に苦労したなと思います。Lucky Color’sでもいろいろな経験をさせていただいています」
――沖縄から上京したのは大きな出来事だったのではないですか?
「東京って本当に異世界で、人の多さもすごいし、私がいるような場所じゃないと思っていたので、住むなんて想像もしてなかったですね。でも、東京に出てくるときはワクワクしかなかったです。MIINAとの共同生活も“わーい、友だちと住むんだ!”って感じで楽しかったです。でもカンタンなことではなかったですけど」
――上京して2年になりますが、慣れましたか?
「慣れました。私、一人行動が好きで、一人で映画を観に行ったり、カフェに行ったり、ちょっと散歩で遠出したり。沖縄では車がないと絶対にそういうことが出来ないし。2年経っていいところも見つけて、今、東京に住んでるんだって実感してます」
――親元を離れて、オーディションで仕事を獲得していく日々に本格的に飛び込むんですが、モチベーションはどうやって保っていたんですか?
「芸能のお仕事をしている人が多い高校なので、そのなかでどう生きるか、オーディションでどう光るかというのを考えていました。女優活動や、アイドル活動をしている友だちを見て、自分ももっと上に上がらなきゃって刺激をもらっています。映画館に行くのがすごく好きなんですが、同世代の子が大画面に映っているのを観て、その世界に私も入りたい!ってまた刺激をもらってモチベーションを上げています」
――所属事務所・イトーカンパニーからもいろいろな経験をさせてもらえていますね。
「『仮面ライダー鎧武』で1年以上の現場を経験させてもらって、カメラにも慣れましたし、共演の方々との縁も続いていて、人間関係の大切さを学びました。一方で、事務所の先輩方の舞台を観に行かせていただいて、舞台の迫力を感じています。蒼井(優)さんは憧れの存在で、尊敬できる人です」
――本格的に女優を目指して、今努力していることはありますか?
「殺陣のレッスンがすごく楽しいです。音楽をかけて感情を全部作って、どのタイミングで斬るかとか、感情を入れながら芝居の殺陣を練習していますね。小さいときに器械体操をやっていてアクロバットも得意なので、身体が使えることはアピールしたいですね」
――これからの目標は?
「連続ドラマに出てみたいです。ちょっとミステリーな感じの。私自身のいつものぽわーって感じじゃなくて、怖いというか陰のある、裏表のある役をやってみたい。そして自分の中にある闇をその役に全部つぎ込みたいです。女優としていろんな表情を見せていきたいと思っています」
――Lucky Color’sとして今後の活動は?
「4月12日に渋谷・マウントレーニアホールでライブあります。『長谷川愛の私と時間つぶしませんか?』というUstreamトーク番組の連動企画です。番組で私は自由気ままにやっていてMIINAががんばってます(笑)。Lucky Color’sのアピールができるような場を作ってくださっているので、それを活用して自分達でどんどん発信していきたいですね」
――最後にメッセージをお願いします。
「花影香音として、たくさんの方に興味を持っていただけたらと思います。いろんな喜怒哀楽の表情を出せるような女優になっていけるように頑張りますので、よろしくお願いします」
◆花影香音プロフィール
1997年4月10日生まれ、沖縄県出身。イトーカンパニー所属。映画『ハイザイ〜神さまの言うとおり〜』、『ソフテン』、テレビ『仮面ライダー鎧武』、『めざましテレビ』(イマドキガール)出演。Lucky Color’sメンバー、マザー牧場イメージガールとしても活動中。
なお、花影香音が所属するイトーカンパニーグループがWEBサイト「デビュー」とともに10〜15歳の次世代の新人を発掘する『「10→15」ニュースターオーディション』を開催中。応募要項はWEBサイト「デビュー」(http://deview.co.jp/)に掲載中。締切は3月31日まで。