“きもの美人日本一”を決める『きものクイーンコンテスト2015』が、22日に浅草公会堂で開催され、タレントの山田愛梨が“きものクイーン”に輝いた。

　同コンテストは、ハクビ京都きもの学院による、『きもの』の素晴らしさや女性らしさ、和の美しさを競い、その伝統美の素晴らしさを伝えていくための日本最大のきものコンテスト。今年で19回を迎え、2011年よりオスカープロモーションが全面バックアップしている。

　この日は、応募総数6千745人のなかから各地区予選を通過した270名が、各々の自慢のきもの姿でステージに登場。色とりどりの艶やかな振り袖や大人の色気を彷彿とさせる清楚な着こなしなど、個人のこだわりが光る個性豊かなきもの姿が会場を埋め尽くす。同コンテストのスペシャルサポーターを務めた水沢エレナほか、審査員を前に、ウォーキングや着こなし、所作、表情など全体のバランスを兼ね備えた“美”を競い合った。また、小島慶子とミッツ・マングローブも、スペシャルゲストとしてトークショーを行うなど、コンテストに華を添えた。

　270名のなかから、見事“きものクイーン”に輝いた山田は「まだ何がなんだかわかっていないんですけど」と戸惑いつつ、「とにかくこの賞をいただけたことを誇りに思います。ありがとうございます」と初々しいコメント。艶やかな振り袖姿の参加者が多かったなか、真っ赤なきものにシンプルなデザインが印象的な振り袖を選んだ理由を「オリンピックもあるし、日本のこととかが注目されているので、古典的な感じのデザインを選んでもらいました」と自身なりのこだわりをコメント。

　また副賞の「ハワイ・ペア旅行3泊5日」について「母が昨日電話で『ハワイに行きたい』って言っていたので、連れて行ってあげることができるので良かったなって思います」と笑顔で語った。

　オスカープロモーション賞を受賞した、大学1年生・伊藤千晶は「来るときに“何か絶対賞を持って帰る”と決めていたので、本当に良かったです」と笑顔をみせると、ミッツは「あんた強気な顔してるわね。オスカー大好きよ、そういう顔！」と語り、小島も「目ヂカラがすごい！キラキラしてる!!」と称賛。伊藤には、副賞としてオスカープロモーションへの所属のチャンスが与えられることもあり、今後の夢を聞かれると「夢はモデルなんですが、負けず嫌いだし、何事も経験なので、なんでもやりたいです！」と力強く宣言した。

　今回スペシャルサポーターを務め、ゲスト審査員として審査にも参加した水沢は「このような形で審査員を務めさせていただくことが初めてだったので、最初にチェックシートを渡されたときにすごく緊張しました」と語り、審査の基準については「きものの着こなし方とか、所作や表情、きもの以外の全体のバランスも見ていました」とコメントし、受賞者2人対して「受賞おめでとうございます。それぞれお二方、夢があると思うんですけど、ぜひ夢に向かって精一杯頑張ってください。私も頑張ります」とエールを贈った。
　
　なお、株式会社ハクビの代表・近藤太香巳は、クイーンに輝いた山田に対して「すごく目ヂカラがあってステキだなって思いました。クイーンになられたということは、これからいろんな活躍の場がある。ぜひ頑張ってもらいたいと思います」と祝福とエールを贈り、当コンテストに対して「皆さん本当にステキで、今年もいいコンテストができたなって思います。様々な賞を獲られた方がいらっしゃいますが、“ガールズアワード賞”に関しては、今度、3万人の前で有名モデルさんと一緒にランウェイを歩くことになりますし、“オスカープロモーション賞”は、最大手のオスカープロモーションさんに所属ができるなど、様々な副賞があって、19年目ですが、大規模になっています。これからもっと盛り上げたいと思いますので、一緒に“和”を愛し、素敵な着物を日々、着ていただきたいなと思います」と総評を語った。

　きものクイーン、オスカープロモーション賞ほか、準クイーンは、客室乗務員の岸岡小百合と専門学生の石井沙季の2名が受賞し、そのほか、ビューティー賞（10名）、エレガンス賞（10名）、ペア・ファミリー賞（5組）、ベストドレッサー賞（3名）、審査員特別賞（3名）、フォトジェニック賞（5名）、SBC特別賞（2名）、ガールズアワード賞（3名）が選出された。