5人組ガールズバンド「たんこぶちん」が、2ndミニアルバム『TANCOBUCHIN vol.2』の発売記念ワンマンライブの東京公演を、15日、渋谷O-WESTで開催した。本公演は、彼女たちのワンマンで初のチケット前売りソールドアウト。悲願が叶い、超満員の観客を前に感謝の気持ちを表した。

　この日のライブは、彼女たちのテーマソングとも言える『We are the Girls Band!!!!!』からスタート。序盤、疾走感あふれるナンバーでたたみかけたあと、ボーカルのMADOKAは「あー、楽しい!!　ヤバイね！この景色」と、満員の場内を見渡し、感無量の表情で叫んだ。

　事務所の先輩・中島みゆき作詞作曲の、ももいろクローバーZ『泣いてもいいんだよ』のカバーなど2ndアルバム収録曲を中心に、デビュー前後の曲も含め、多彩な曲を演奏。MCでは、メンバー5人が今月から本格的に上京してくることを発表した。佐賀県唐津在住で、仕事がある時に上京するという形をとっていたが、全員、この春から東京で暮らすことになった。東京生活でやってみたいことなどを目を輝かせながら語り合う5人。また、本格的に上京することで「今後、東京でライブをする機会がもっと増えます！」とMADOKAが話すと、大きな歓声につつまれた。早くも、4月以降、イベントライブなど関東近郊でのライブ出演が数本決まっている。

　全15曲を披露し、本編を終了。その後、熱烈なアンコールの声に応えて再び登場した5人。観客を前に「今日は本当に楽しかった！今までのワンマンで見た景色の中で最高でした！」とMADOKAが喜びを表した。「ずっと夢だった、ワンマンライブでのソールドアウトを実現できた！　本当にみんなのおかげです！ 私たちの『ソールドアウトさせたい』という気持ちが伝わって、みんなの力で実現させてくれました！」

　「バンドをやっている中でライブが一番大好き」と語るMADOKA。「ライブで納得いかないこととか、悔しかったこともたくさんあります。そういう時に頑張るぞ！とか、次はもっといいライブにするぞ！って奮い立たせてくれるのは、メンバーであり、みんなの存在です。いつもみんなから『頑張れ』と言ってもらえるのは励みになるし、『CD買ったよ』『この曲が好きだよ』と言ってくれるのもすごく嬉しくて、いつもみんなからヒカリをもらえています」……話しながら感極まり、時折涙声になるMADOKA。そして「これから、もっともっと大きなところにみなさんと行きたいです！　これからもヒカリを与え続けてください。私たちもみなさんのヒカリになれるように頑張ります！」と力強く誓った。

　たんこぶちんのワンマンライブは、このあと、22日大阪、31日福岡でも開催。29日には名古屋でのイベントライブにも出演する。

　また、この日のライブで、オフィシャル・モバイルファンクラブ結成、さらに、たんこぶちん主宰のライブイベント『We are the Girls Band!!!!!』が6月13日（土）に渋谷・O-Crestで開催、そして東京でのワンマン2daysが8月末、渋谷・O-Crestで開催されることが発表された。

■たんこぶちんプロフィール
　たんこぶちんは、2007年、佐賀県唐津市の同じ小学校の同級生で結成。以降、数々のイベント、コンテストの入賞経験を経て、2013年、『The Music Revolution』JAPANファイナルで優秀賞を受賞し、同年7月に『ドレミ FUN LIFE』でメジャーデビューした。