2015年『ブルーリボン賞』新人賞を受賞した、女優の小芝風花が、12日に都内で行われた『第52回宣伝会議賞』贈賞式に特別プレゼンターとして登場した。

　同コンテストは、広告マーケティングの専門誌『宣伝会議』が1962年に創設し、今年で52回目を迎える、キャッチフレーズやラジオ・テレビのCM企画で、広告表現のアイディアを競う、日本最大規模の公募広告賞。今回はこれまでの過去最高を記録した合計52万3392点の応募作品（コピー・CM）の中からグランプリを含む各賞の発表が行われた。

　贈賞式終盤には、同コンテストのイメージキャラクターを務める小芝が登場し、「人生の半分は無職です。」（『こつこつ貯金することが、カッコイイ』と思えるアイディア』ゆうちょ貯金（キャッチフレーズ））で、見事グランプリを受賞した渡辺幸一さんに花束を贈呈。「52万というたくさんの作品のなかからのグランプリはすごいと思います。おめでとうごさいます」と祝福し、「今後、広告やCMで活躍される方々と一緒にお仕事できるように頑張ります」とアピール。「ファイナリストのみなさんの作品を見せていただいて、すごく刺激になりましたし、勉強にもなりました。もっと言葉を大切にして、女優として“言葉”で観てくださっている人に伝えることができたらいいなと思います」とコメントした。

　印象に残ったコピー作品を聞かれると「世界にはまだ、しょうゆをかけるとおいしくなるものが、いっぱいあると思う。」という、作品を挙げた小芝は、「私は食べることが大好きなので、“しょうゆをかけたらおいしくなるものが絶対あるだろうな”と思いました」と語り、「最近、“寝かせ玄米”を食べているんですが、海苔にしょうゆをつけて食べていて、海苔を巻いたときに、ごはんに絶対しょうゆがつくじゃないですか。あそこだけ食べるもの好きなんです」と、笑顔で自身のこだわりを語った。

　また「今後どんなCMに出てみたいか」と聞かれた小芝は「今はとにかくいろんなことに挑戦したいし、出てみたいんですけど、私は食べることが大好きで。美味しいごはんを食べたら少々の嫌なことは忘れちゃうくらい食べることが大好きなので、ご飯とかお菓子とか食べるCMに出てみたいです」とアピール。

　さらに報道陣からの「自身のキャッチコピーを考えると？」というムチャぶりに対しては「緊張したりしている時も、とにかくいつも笑ってしまうので…『笑顔で元気に頑張ります！』」とコメントし、「けっこう普通ですね（笑）」とツッコまれると、「難しいですよ〜！（笑）」と苦笑いしつつ、「ちょっと勉強します！」と宣言した。

　この春から高校3年生になる小芝は「友達との時間も大切にしたいなと思っています」とコメント。「私はけっこうインドア派で、友達と遊びにいくっていう発想が今までそんなになくて、ずっと家でゴロゴロしていたので。もっと友達といろんな話したり、ご飯食べいったりするのも素敵だなって思いました」と、高校生活最後の1年への想いを語った。