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2015/01/05 21:31
WAZZ UPのJUNE、兵役前ラストステージをレポ
ボーカル&ラップグループのWAZZ UPのメインボーカルを務めるJUNEが、母国・韓国での兵役の義務を果たすため帰国の途に就いた。そんなJUNEの兵役前ラストライブは2014 年12月20日・21日に青山Future SEVENでの『WAZZ UP クリスマスパーティー2014』。JUNEの兵役前のラストステージを彩る、愛に溢れたイベントとなった。
これまでも『バレンタインパーティ』、『ホワイトデーパーティー』と時期に合わせた“パーティー”イベントを行っているWAZZ UP。これまでラップ担当のsheepが体調不良のため、JUNEとkyo-heyが中心となって活動していたが、クリスマス前となる20日・2部では、3人揃って登場。気温がグッと下がり、外には雨が降りしきる中だったが、会場は熱い空気に包まれていた。
光に浮かぶシルエットに、JUNEのアカペラが響くと会場は一気に歓声。スタイリッシュなスーツ姿で決めた3人は、まずは1曲目『The Girl Is Mine』からスタート。『You You You』のノリの良いテンポに手拍子も次第に大きくなり、『My Lady』、『君がいない部屋』と聖夜に似合う恋を歌う曲が続いていく。
一息ついたところでMCへ。これまで合間に多くMCを入れてこなかったパーティイベントだが、今回はがっつりしゃべり倒す構成のよう。1部のカジュアルスタイルと印象を変えてフォーマルなスーツに髪型もビシッと決めたはずが、「sheepのその髪型、ちょっとちゃらい新入社員っぽい」とJUNEに突っ込まれたり、kyo-heyに至ってはお客さんから「引っ越し屋さん」とコメントが飛ぶなど、賑やかに進行。
その賑やかさを連れて、一気にテンポアップした『TOKYO MIDNIGHT』から『FRIENDS』、さらにデビュー曲『Be My Love〜今日は家に帰らないで〜』と新旧が織り混ぜた楽曲が披露。さらに熱気を増しながら、次はグッとテンポを落とした『Heart to My Heart』。この曲はアルバム『YEAH』にはJUNEとkyo-heyの声のみということで、このライブでsheepのラップが入った完全ver.と、待ちに待った3人での歌声を聞き逃さないように、真剣に聞き入る観客。
続く『TIME』、『Stay Here』もアルバム『YEAH』から選曲。伸びやかなJUNEの声には、韓国での兵役前、“ここを離れたくない”という心情を表すような、“ここに戻ってくる”という宣言のような気持ちが感じとれた。
最後はWAZZ UP2度目のクリスマスパーティーと、曲中の世界がぴったりリンクする歌詞『Christmas Time Again feat. K』、「みんなのおかげでオレらがいる。みんなのためにオレらは走り続ける(sheep)」と未来への宣言が含まれたアップナンバー『GO RUN』を響かせて、あっという間に本編は終了した。
アンコールではファンからのサプライズで、全員お揃いのタオルがプレゼントされる。そんなファンに届けるのはニューシングル『MY HOME MY LIFE』。歌詞を手掛けたJUNEは「くじけそうなとき、諦めそうなときに聴いて、皆さんの顔を思い出して、僕たちのホームはここで、僕たちの人生はここにあるっていう意味を噛みしめて歌い続けていきたい大切な曲」と説明。3人のハーモニーが重なる静かなその曲に、観客は酔いしれた。
ラストは軽快なテンポが心地よい『Hello〜元気ですか〜』。会場の天にはお揃いのタオルが左右に揺れ、ファンからもWAZZ UPの3人からも最高の笑顔が溢れるボルテージ最高潮のまま楽しい聖夜を祝うイベントは終了。
今回MCが多かったのは、sheepが復活し3人揃っての久しぶりのライブに、さらにJUNEの兵役前ラストステージということで、伝えたい想いがたくさんあったからこそ。「sheepも久しぶりな方多いんじゃない?(JUNE)」、「僕が久々だからね。特典会でも『元気だった?』って声をかけるんだけど(お客さんからしてみれば)そっちだよって話だよね。元気ですよ、ホントに(sheep)」と、満面の笑顔を見せる場面や、「ケガなく無事にやりおえて、また日本に帰ってきたいと思いますので、皆さん待っていてください(JUNE)」など、感謝を口にする姿が印象的なイベントだった。
今後JUNEは義務を果たすため母国・韓国へ。約2年、兵役服務期間を終えると再び日本へ戻り、WAZZ UPの活動を開始させる予定だ。
なお、WAZZ UPが所属する「SDR」が次世代を担うアーティストを募集中。応募の詳細は、webデ☆ビュー(https://deview.co.jp/)まで。